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更年期や性機能についての学術情報、最新研究などを紹介いたします。更年期や性機能についての学術情報、最新研究などを紹介いたします。

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Category:加齢とQOLの低下・生活習慣病

  • 赤ワインの性ホルモンおよび総抗酸化力に及ぼす影響

    2014年07月16日


    ■ 目的・方法
    男性の生殖機能に対する赤ワイン摂取の影響は殆ど分かっていない。 若齢成熟ラットにおける生殖ホルモンおよび総抗酸化状態に対する各種赤ワインの恒常的飲酒の影響を検討した。

    ■ 結果

    • 辛口の赤ワイン(D-RW)は、準辛口および準甘口の赤ワイン(SD-RWおよびS-RW)に比して、高いフェノール化合物濃度を特徴とする高い抗酸化活性を示した。
    • 6週間の飲酒後のラットの血清総抗酸化状態には差異が認められなかった。
    • S-RWにおけるFSHの上昇はコントロールおよびD-RWより高かった(5.26 vs. 3.06 and 3.21 ng mL-1)。
    • 血清テストステロンはD-RWにおいてSD-RW, S-RW およびSS-RW に比して低かった(0.25 vs. 1.12, 1.09, 1.54 and 1.25 ng mL-1)。
    • 血清E2はS-RWにおいてSD-RW および SS-RWに比して高かった(10.94 vs. 7.18 and 6.72 pg mL-1) 。
    • プロラクチンはS-RW において D-RW および SS-RWに比して高かった(17.35 vs. 9.74 and 8.59 ng mL-1)。

    ■ 結論
    雄性の生殖系に関するホルモン調節に対する赤ワインの影響は、用量および赤いワインの種類により異なる。 赤ワイン中に自然に含まれる化学物質(i.e. phenolics)がエチルアルコールの作用に影響し、また直接的にも影響していると思われる。

    ■ 原著
    Food Funct. 2014 Jul 4.
    The effect of red wine consumption on hormonal reproductive parameters and total antioxidant status in young adult male rats.
    Oczkowski M1, Srednicka-Tober D, Stachoń M, Kołota A, Wolińska-Witort E, Malik A, Hallmann E, Rusaczonek A, Gromadzka-Ostrowska J.

     

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  • 1型糖尿病男性におけるテストステロン低下症

    2014年07月15日


    ■ 目的
    これまでの研究により2型糖尿病男性のテストステロン・レベルは低いことが明らかにされているが、1型糖尿病(T1DM)男性におけるデータは少ない。 T1DM男性の低テストステロンの発現率および素因について検討した。

    ■ 方法
    EDICにおける泌尿器症状に関する補助的研究であるUroEDIC (n=641)に参加したT1DMを有する男性を対象に断面調査を行った。

    EDIC:Epidemiology of Diabetes Interventions and Complications

    EDIC year 17/18のサンプルを用い総テストステロンを質量分析法にて、SHBGをELISA法にて測定した。 フリー・テストステロンは計算により求めた。 低テストステロンは総テストステロン <300 mg/dLと定義した。 多変量回帰モデルを用いてテストステロン・レベルに対する年齢、BMI、糖尿病治療およびコントロールに関連した因子を比較した。

    ■ 結果

    • 平均年齢は51歳、61例(9.5%)が T <300 mg/dLであった。
    • テストステロンの低下は肥満(p<0.01), 高齢(p<0.01) およびSHBG (p<0.001)の低下と有意に関連していた。
    • インスリンの用量はフリー・テストステロンと負に関連していた(p=0.02)。
    • 高血圧はテストステロンの低下とぎりぎりに有意に関連していた (p=0.05)。
    • 低テストステロンは腎症、末梢神経障害および自律神経障害パラメータと有意な関係が認められなかった。

    ■ 結論
    EDICコホートのT1DM男性のアンドロゲン欠乏症発現率は高くなかった。 この集団における低テストステロンと関連したリスク因子は一般集団と同様であった。

    ■ 原著
    J Clin Endocrinol Metab. 2014 Jul 11:jc20141317.
    PREVALENCE OF LOW TESTOSTERONE AND PREDISPOSING RISK FACTORS IN MEN WITH TYPE 1 DIABETES MELLITUS: FINDINGS FROM THE DCCT/EDIC.
    Holt SK, Lopushnyan N, Hotaling J, Sarma AV, Dunn RL, Cleary PA, Braffett BH, Gatcomb P, Martin C, Herman WH, Wessells H; the Diabetes Control and Complications Trial /Epidemiology of Diabetes Interventions and Complications Research Group.

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  • 若年男性における肥満のテストステロンおよび性機能に及ぼす影響

    2014年07月01日


    ■ 目的
    若年男性において体重の増加が血清Tの減少および性機能の低下と関連するか否か検討した。

    ■ 目的
    年齢20~49歳の男性136例から全般的健康、薬物療法、うつ症状および性生活に関するデータを収集した。 血清LH、総テストステロン、DHEAS、E2、SHBG、総コレステロール、LDLおよびHDLコレステロールおよび中性脂肪を測定し、BMI、ウェスト・ヒップ比(WHR)および遊離テストステロン指数(FTI)を計算により求めた。

    ■ 結果

    • 性的空想の想起、早朝勃起および勃起機能は最高齢群において最若年群に比して有意に低下していたが、オーガズムには差異がなかった。
    • 肥満の30歳男性は正常なBMIの男性に比して総テストステロンが有意に低かった。いっぽう、肥満の40歳男性においてはLHおよびSHBGの低下も認められた。
    • 脂質レベルおよび性行為の実行に関してはBMIによる差異は認められなかった。
    • 勃起機能および早朝勃起は年齢、BMIおよびWHIと負相関し、FTIと正相関した。しかし検討した他のホルモンおよび脂質とは相関性がなかった。

    ■ 結論
    若年男性において肥満はテストステロン・レベルの低下を原因として勃起機能の悪化をもたらす。

    ■ 原著
    Endokrynol Pol. 2014;65(3):203-9. doi: 10.5603/EP.2014.0028.
    Relationship between sexual function, body mass index and levels of sex steroid hormones in young men.
    Jastrzębska S1, Walczak-Jędrzejowska R, Kramek E, Marchlewska K, Oszukowska E, Filipiak E, Kula K, Słowikowska-Hilczer J.

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  • テストステロンの心血管系に及ぼす有用性とリスク

    2014年06月30日


    ■ 要約
    テストステロンの欠乏は心血管疾患(CVD)を有する男性において高率に認められ、死亡率の上昇と関連している。低テストステロンはインスリン抵抗性、糖尿病、脂質異常、内臓肥満および内皮機能異常等の心血管リスク因子に対し悪影響をもたらす。

    男性という性は早期のCVDおよび死亡率に対するリスク因子としてよく知られている。 テストステロンの欠乏はアテローム形成の寄与因子か、あるいは単に病態のバイオマーカーに過ぎないか否かという疑問が挙がっている。

    動物実験および in vitro での研究結果はアテローム形成に関する機序がテストステロンによって抑制的に調整されている事を示している。

    疫学的研究は中等度~正常上限内の内因性テストステロン・レベルの男性は低テストステロンおよび高テストステロンの男性に比して心血管イベントが減少していた事を示した。

    性腺機能低下男性に対する正常レベルのテストステロン補充は心臓虚血、機能的運動容量等の幾つかの心血管リスク因子に対し有用効果を示し、死亡率を改善した。

    しかし、未治療あるいは高用量のテストステロンの研究では心血管関連イベントのリスク上昇と関連していた。

    それゆえ、臨床的モニターおよびテストステロン用量の適正化が非常に重要である。

    ■ 原著
    Front Horm Res. 2014;43:1-20. Epub 2014 Jun 10.
    Testosterone and cardiovascular risk in men.
    Kelly DM, Jones TH.

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  • テストステロン療法と血栓形成および心血管イベント

    2014年06月24日


    ■ 要旨
    テストステロン療法(TT)の開始と血栓(~4.5months)および心血管(CVD)イベント(~3months)の発症までの期間は類似しており、病態生理学的に同様の基盤があると推定される。
    我々は男性38例および女性4例においてテストステロン療法開始5カ月後(中央値)に発症した血栓イベントを報告した。 このうち27例は深部静脈血栓-肺塞栓症、12例は骨壊死、1例は中心網脈血栓症、1例は一過性黒内障および1例は脊椎梗塞を呈した。
    テストステロン療法を続行した8例の男性において、適正な抗凝固療法にも拘らず2回目の血栓イベントを発症し、うち3例では3回目の血栓イベントを発症した。
    これら42例中40例は血栓形成素因-線溶系低下の測定がなされ、39例はテストステロン療法開始前に診断がなされていなかった。
    テストステロン療法を開始する前、特に血栓イベントの病歴のある男性では最低限、第5因子ライデンおよびプロスロンビン変異、第8および11因子およびホモステインを測定する事を提案する。
    血栓症の病歴あるいは遺伝性の血栓形成傾向の全患者に対してテストステロン療法のスクリーニングがなされるべきか否かに関して焦点を当てたプロスペクチブなデータが必要である。
    テストステロン療法および全原因および心血管死亡および死亡率および血栓症についての疑問を解決するため、WHI研究のような長期的、前向きの無作為盲検化試験が必要とされる。
    前向きのプラセボー比較のテストステロン療法の結果が出るまで、テストステロン療法は厳密にアンドロゲン欠乏症が確認された男性に制限されるべきである。

    ■ 原著
    Metabolism. 2014 May 15. pii: S0026-0495(14)00145-0.
    Testosterone therapy, thrombosis, thrombophilia, cardiovascular events.
    Glueck CJ, Wang P

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  • 「もしかして LOH症候群では?」小冊子のご案内

    2013年09月10日


    このたび辻村 晃先生(大阪大学医学部 泌尿器科 准教授)にご監修いただき、LOH症候群へのご理解と啓蒙をめざして表題の小冊子を作成いたしました。

     

    入手ご希望の方は、「LOH小冊子希望」と記載のうえ、お名前・ご住所・年齢を明記して、弊社宛にメールでお申込み下さいませ。ご示しいただきましたお名前・ご住所宛に郵送させていただきます。

     

    お葉書でのお申込みをご希望の際も、弊社・甲府工場宛に下記をご記入のうえ、お送りくださいませ。

     

    • お名前
    • ご住所
    • 年齢
    • 件名: LOH小冊子希望
    • その他 (ご質問・ご要望など)

     

    宛先: 大東製薬工業株式会社 甲府工場 お客様相談室

    〒400-0811  山梨県甲府市川田町アリア207

     

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