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<目的>
肥満は男性の性腺機能低下症のリスク因子であり、体重減少は肥満男性の性腺機能低下症を改善する。そこで、肥満手術後の性ホルモンの早期の変化を調査した。<方法>
29例の病的肥満男性を対象に前向きの研究を行った。主要評価項目は術後1およぼ6ヶ月後のTT(総テストステロン)、FT(フリー・テストステロン)、SHBG、E2、アディポネクチンおよびレプチンの変化である。<結果>
・対象の平均年齢は31 ± 8 歳、および平均BMIは56.8 ± 11.7 kg/㎡であった。
・15例が.ルーワイ胃バイパス術を、14 例がスリーブ状胃切除術を行った。.
・術前、22例(75.9%)が低 TT (<10.4 nmol/L) 、あるいは低FT (<225 pmol/L)のいずれかであった。
・手術1ヶ月後TTおよびSHBGは有意に上昇した(p ≤ 0.001)。
・6カ月後、TT およびFT は有意に上昇し(p ≤ 0.001)、 22 例 (75.9%)は TT およびFTが正常化した。
・E2レベルは1および6ヶ月後ともに変化がなかった。<結論>
肥満手術1ヶ月後にTTおよびSHBGは上昇した。一方、FTは6ヶ月後に改善が見られた。<原著>
Int J Endocrinol. 2016;2016:1416503. Epub 2016 Sep 20.Boonchaya-Anant P, Laichuthai N, Suwannasrisuk P, Houngngam N, Udomsawaengsup S, Snabboon T
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射精頻度と前立腺癌リスクの関連性-2004年以降の追跡調査研究
<目的>
エビデンスは射精回数が前立腺がん(PC)リスクと逆向きに比例する事を示し、PCに対するいくつかの修飾リスク因子が明らかになっている。
これまでに報告した射精回数とPCの関連性に関する分析に、その後10年間の追跡調査結果を加え、さらに臨床的に関連する疾患群および他の原因による死亡の影響を加え、総合的に分析した。
<方法>
平均月間射精回数に関する自己報告データが活用できるHealth Professionals Follow-up Studyの参加者にて前向きのコホート研究を行った。
対象は1992年の質問票調査にて射精回数を回答し、その後2010年まで調査した31,925例の男性である。月間射精回数を20~29歳、40~49歳および質問票配布前年の3時点にて算定した。
一次評価項目は総PCの発症および臨床的に関連のある疾患である。ハザード比(HR)および95%CIをコックスモデルにて求めた。
<結果>
・480831 person-yearsのおいて3,839例がPCと診断された。
・40~49歳の射精頻度は年齢標準化BMI、身体活動、離婚、性感染症の病歴、および総カロリーおよびアルコール摂取量とポジティブに関連していた。
・2008年のPSAテストの実施、PSAテスト回数および前立腺生検頻度はいずれの射精頻度においても差異がなかった。
・多変量分析において、射精頻度21回以上のPC発症HRは4~7回の射精頻度に比して20~29歳で0.81 (95% CI 0.72-0.92; p<0.0001 for trend)および40~49歳で0.78 (95% CI 0.69-0.89; p<0.0001 for trend)であった。
<結論>
この結果はPCの病因において成人世代を通じて高頻度の射精は有益な役割をはたしているというエビデンスを加えるものである。
Eur Urol. 2016 Mar 28. pii: S0302-2838(16)00377-8. doi: 10.1016/j.eururo.2016.03.027.
Rider JR, Wilson KM, Sinnott JA, Kelly RS, Mucci LA, Giovannucci EL
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お客様ならびにお取引先様 関係各位
平素よりひとかたならぬお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、標記休業を下記の通りご案内いたします。
ご不便をおかけ致しますが何卒ご了承のほど謹んでお願い申し上げます。休業期間:
平成28年(2016年) 4月29日(金)~5月8日(日)以上、取り急ぎご案内のみにて失礼いたします。
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高齢婦人における局所の estrogen 投与は性生活を含むQOLを改善する
御茶ノ水・浜田病院 産婦人科 1), 帝京大学 医学部 産婦人科 2), 東京大学 医学部 産婦人科3)
合阪 幸三 1), 土屋 富士子 1), 末田 雅美 1), 能瀬 さやか 1), 板橋 香奈 1), 生月 弓子 1),
小畑 清一郎 1), 平池 春子 2), 平池 修 3)【目的】
閉経期の婦人では卵巣からの estrogen 分泌が低下する結果,外陰部の乾燥に伴う掻痒感,性交痛を訴え,QOLの低下を招いている. 今回このような女性に対する estrogen 含有クリームの有用性について検討した.【方法】
研究遂行に際して病院の倫理委員会に諮り許可を得た. 被験者には十分なインフォームドコンセントを行い同意を得た. 外陰部乾燥・掻痒感および性交痛を訴えた患者15例 (58.4 ± 2.6 歳)を対象とした. これらに6か月間 estrogen 含有クリーム製剤 (バストミンTM,大東製薬工業, 1g中に estradiol 0.6mg, ethinyl estradiol 0.2mg 含有)を 0.1g/day 外陰部に塗布させ,外陰部のかゆみ,乾燥度,性交痛を 0-3 の4段階に分けて評価した(A群). 患者には適宜白色ワセリンや性交時の潤滑ゼリーを使用するよう指導した. Estrogen 含有クリームの使用を希望しなかった10例をコントロールとした(B群, 57.8 ± 2.1 歳).【成績】
かゆみ(A: 2.8 ± 0.4 → 0.3 ± 0.2, B: 2.7 ± 0.5 → 1.1 ± 0.5, p<0.05), 乾燥度(A: 2.6 ± 0.5 → 0.3 ± 0.3, B: 2.8 ± 0.5 → 0.5 ± 0.6, n.s.), 性交痛(A: 2.9 ± 0.2 → 0.2 ± 0.2, B: 2.9 ± 0.3 → 1.8 ± 0.5, p<0.01)と,A群で有意に改善していた. 本試験期間中,薬剤投与による重篤な副作用は認められなかった.【結論】
Estrogen 含有クリーム製剤は外陰部乾燥,掻痒症および性交痛に悩む閉経期婦人のQOL改善に極めて有用であることが明らかとなった.第30回 日本女性医学学会学術集会 : 平成27年11月7日(土)・8日(日)
会場: メルパルク名古屋(愛知県名古屋市東区葵3-16-16)
ポスター6 「更年期障害」 演題 P-18続きを読む
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関係各位
大東薬品工業株式会社(以下、大東薬品)は、大東製薬工業株式会社(以下、大東製薬工業)から分社した販売会社として発足して以来、これまで40年にわたり「トノス」「ヒメロス」「ガラナポーン」をはじめ、「グローミン」「バストミン」など大東製薬工業の製品をはじめ、性機能・更年期障害・強精強壮カテゴリーの関連商品を中心に取り扱う卸売販売業者として微力を尽くして参りました。
このたび、諸々の経営環境の変化に対応するため、本年(平成27年・2015年)9月1日より両社の業務を統合し、「大東製薬工業株式会社 本社営業所」として営業することに致しました。
これにともない本年9月1日より下記の通り電話・FAXの番号を変更させていただきます。
■ 大東製薬工業株式会社 本社営業所
電話: 03-6908-0201
FAX: 03-6908-0266
所在地: 〒171-0052 東京都豊島区南長崎3-41-2
また、大東製薬工業の本社の実務を本社営業所に集約いたしますので、今後のご連絡や送付物は本社営業所宛にお願い申し上げます。
なお、大東薬品は本年(平成27年・2015年)8月末までの受発注分に対するご請求・お支払い等の業務を引き続き行いますので、併せてご了承のほどお願い申し上げます。
以上、取り急ぎご案内いたします。今後とも変わらぬお引き立てのほど謹んでお願い申し上げます。
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お客様各位
弊社へのお引き立て誠に有難うございます。
社内整備作業および夏季休業のため、下記日の電話対応を休ませていただきますので、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
平成27年 (2015年)
8月8日(土)~8月10日(月) 終日
8月13日(木)~8月16日(日) 終日なお、メールでのお問い合わせは出来る限り対応いたしますが、ご返信に数日を要する場合がありますので、併せてご了承のほどお願い申し上げます。
大東製薬工業株式会社
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更年期女性の泌尿生殖器症状に対する腟内エストロゲン療法のレビュー
■ 目的
泌尿生殖器症状を有する更年期女性に対する腟内エストロゲン投与に関する論文の総合的レビューおよび厳密な評価を行った。■ 方法
データソースとして2013年4月までのMEDLINEおよびコクラン・データベースを調査した。データの収集基準はRCTおよび前向きの比較試験である。介入に用いられた薬剤および比較薬剤は全ての販売されている腟内エストロゲン製剤である。
1,805の抄録をダブル・スクリーンし44の該当論文を同定した。異論がある場合は第三のレビュアーに判断を仰いだ。各研究を個々およびグループでエビデンスの方法論的質および強度を評価した。
各論文より被験者、使用薬剤、比較薬剤、およびアウトカム・データを抽出した。アウトカムデータは患者報告の萎縮症状(腟乾燥感、性交痛、乏尿、尿意切迫、頻尿、再発性尿路感染症、および腹圧性失禁)、萎縮の他覚所見、尿流動態、子宮内膜に対する影響、血中E2濃度の変化および有害事象である。■ 結果
・ 腟内エストロゲンはプラセボに比して腟乾燥、性交痛、尿意切迫、頻尿および腹圧性尿失禁および切迫性尿失禁を改善した。
・ 尿路感染率は減少した。
・ 種々のエストロゲン製剤は同様の効果と安全性を示した。
・ 血清E2レベルは高用量CEEクリームを除いて閉経女性の正常範囲にあった。
・ 子宮内膜過形成および腺がんは極めてまれであった。
・ 腟内エストロゲン剤を非ホルモン性の湿潤剤と比較すると2つ以上の外陰部腟症状を有する患者では腟内エストロゲン剤の改善効果が勝っていた。しかし症状が一つなしい軽度の患者では効果に差異がなかった。■ 結論
全ての販売されている腟内エストロゲン剤は外陰部腟症状に有効であり、尿意切迫、頻尿あるいは夜間尿、および腹圧性および切迫性失禁および再発性尿路感染にも有用である。
非ホルモン性の湿潤剤は一つあるいは軽度の萎縮関連症状およびエストロゲン関連腫瘍のリスクのある患者には有用である。■ 原著
Obstet Gynecol. 2014 Dec;124(6):1147-56.
Vaginal estrogen for genitourinary syndrome of menopause: a systematic review.
Rahn DD, Carberry C, Sanses TV, Mamik MM, Ward RM, Meriwether KV, Olivera CK, Abed H, Balk EM, Murphy M; Society of Gynecologic Surgeons Systematic Review Group.■ 弊社コメント
下部尿路症状に有用性が認められています。(野)続きを読む
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テストステロン療法は男性に対しては急速に増加しているが、女性におけるテストステロンおよびテストステロン療法に関しては多くの疑問および懸念が残っている。その背景について文献的に解明を行った。
本論は10の通説および誤解について反証し、何が生理学的に妥当かつ科学的に確かであるかをサポートするエビデンスを提示した。
すなわち、テストステロンは
1. 女性で最も豊富な生物学的に活性なホルモンである。
2. 女性の身体的および精神的健康に必須である。
3. 男性化を起こさない。
4. 嗄声を起こさない。
5. 頭髪の成長を促進する。
6. 心臓に防御的である。
7. 非経口投与では肝障害起こさないあるいは凝固因子を増加しない。
8. 気分を安定化する。
9. 乳房に防御的である。
10. テストステロン療法の安全性は検討中であり、確立しつつある。女性におけるテストステロンおよびテストステロン療法につての通説、誤解および事実無根の懸念を棄却する事により医師に対してエビデンスに基づいたリコメンデーションおよび適正な治療法を提供できる。
【原著】
Maturitas. 2013 Mar;74(3):230-4.. Epub 2013 Feb 4.(A-973)
Testosterone therapy in women: myths and misconceptions.
Glaser R, Dimitrakakis C.【弊社コメント】
女性におけるテストステロン療法の問題点、懸念が整理されています。 また、女性の年齢別のテストステロンおよびE2(卵胞ホルモン)レベルが図示されおり貴重です。 原著はフリーです。(野)テストステロンは「男性専用ホルモン」でなく、女性も分泌しており、様々な役割を果たしています。 更年期から閉経を機にテストステロンの分泌が減り、それにともない体調の変化を来すと考えられていますが、元々分泌していた正常域内の補充であれば、リスクを極小化しながら改善することが期待できるのではないでしょうか。(福)
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