タグ:グローミン
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Q. 「グローミン」をダイエットに役立てたいのですが。(30代)
A. 期待できません。
テストステロンが筋肉を発達させて基礎代謝が増え、結果的に体脂肪率が低減してシェイプアップになる、というご期待から、プロテインのサプリメントのようなイメージをなさっていらっしゃると存じます。
しかしながら、ご高承のようにシェイプアップは、あくまで適切な運動によるトレーニングと適切な食事を継続して得られるもので、元々、男性ホルモンが正常な分泌レベルにある人が本剤のご使用に頼っても効果は期待できません。
極論しますと、寝たきりで身体を動かすことなくプロテインの摂取と男性ホルモンを投与するだけで筋肉量が増えることは無いと考えております。
逆に、規則正しい生活習慣、適切な運動と食事により、男性ホルモンの自律的な分泌が活性化すると言われていますので、これらを心がけることが本筋と存じます。
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Q. 陰茎の成長や包茎の改善には?(20代)
A. 期待できません。
弊社製品の男性ホルモン剤(「トノス」「グローミン」「ヘヤーグロン」)に、ご指摘の効能・効果は承認されておりません。
陰茎や亀頭部のような性器の成長に男性ホルモンが関係すると言われているので、性器を大きくしたい人や、亀頭部を大きくさせて包茎を改善したい人が弊社製品に効果を期待して、お問合せをいただくことがございます。
しかしながら、一般に性器の成長・発達は、あくまで第二次性徴(声変わり、陰毛の発毛、筋肉や性器の発達、射精など)が始まる思春期からの成長期が前提と存じます。通常は身体の成長が止まりましたら、その後いくら男性ホルモンを投与しても期待できそうにありません。
ただし、人により内分泌系の機能不全や睾丸の発育不全により、第二次性徴が発現できない場合があると言われております。例えば「グローミン」の適応症の中には先天性睾丸発育不全もありますが、例えば中学を卒業する年頃になっても第二次性徴が現れない人は、自己診断で判断しないで医療機関(かかりつけの内科、小児科、泌尿器科)を受診して適切な治療を受けていただきますよう、強くお勧め致します。
それから、包茎の治療には手術が一般的で、症状により異なるようですが、完全包茎であれば保険適用になるという話もございますので、泌尿器科を受診してご相談なさってはいかがでしょうか。
なお、仮性包茎はコンプレックスに思う必要はなく、非勃起時の亀頭部を保護するという意義からは、むしろ仮性包茎が正常な状態なのかも知れません。ただし、より注意深く亀頭部の清浄を維持する必要があるかと存じます。
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Q. 男性ホルモンによる発がん性などの副作用は?
肝臓に悪いとか、自分で男性ホルモンを作れなくなる、という話がありますが・・・?(20代)
A. 弊社製品(トノス・グローミン・ヘヤーグロン)は天然型のテストステロンを配合していますが、男性ホルモンのうち、少なくとも天然型のテストステロンが前立腺がんを発症させる根拠はありません。
ただし、既に発症している前立腺がんを増悪させることがあるため、前立腺がんの人は使用しないことや、あらかじめ前立腺の検診(PSAの測定)を受けて、問題ないことをご確認いただくことを、お願いしています。
なお、加齢と前立腺がんに関するご案内と注意事項はこちらをご覧ください。
かつて社会問題になった、一部の運動選手やボディビルダーなどが用いたアナボリック・ステロイドにつきましては次の二つの問題点があり、これらが肝機能障害や分泌機能の障害を引き起こすものと思われます。
1)過剰投与と長期連続投与。
2)テストステロンの代替物として人口合成された筋肉増強剤。テストステロンの類似物質で天然にない化学物質。
上記に対して、弊社製品(「トノス」「グローミン」「ヘヤーグロン」)は低用量で、天然型のテストステロンを配合した塗り薬として経皮吸収させることにより、ご指摘のリスク回避に最善を尽くしております(こちらもご参照ください)。
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動物抽出など自然にある男性ホルモンは人工合成したものに比べて安心?
Q. 動物抽出など自然にある男性ホルモンは、人工合成したものに比べて安心だと思うが、使用し続けると体内の生成機能が衰えるのでしょうか。(50代)
A. いちがいに言えず、あくまで物質自体の「品質」(純度や含量など医薬品としての規格)と「化学構造」がポイントと考えております。
「品質」につきましては、日本国内で承認された医薬品に使用される原料には、必ず医薬品としての規格が定められています。いかなる由来であっても、国の承認を経た品質上の基準を厳格に規定し管理することで安全性と有効性が保証されています。
「化学構造」については、例えば男性ホルモンと総称しても、様々な化学構造の物質があります。体内で産生される物質と同じ化学構造のものが「自然にある」男性ホルモンであるならば、男性ホルモンとして作用するが人体はもとより自然界に本来存在しない化学構造の物質が、「人工合成」の男性ホルモンと言えましょう。
「自然にある」物質は安心感があるかと存じますが、塩分や糖分をはじめ水分であっても、過剰摂取や過剰投与には何らかのリスクが懸念されますし、何らかの汚染された天然物から抽出する際は、有害な異物はもとより有害物質や有害な微生物・ウイルス等の混入を避け、あるいは十分に除去する必要があります。
一方、自然界に無い「人工合成」の物質に不安感はあるかも知れませんが、許容範囲内のリスクで大いに役立ち、長年にわたり実績を積んでいる有益な物質は多々あります。
ですから、「自然なものだから、使い続けても大丈夫」とは限りません。天然型のテストステロンを使い続けて大丈夫かどうかにつきましては、こちらのご質問の回答をご参照ください。
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「グローミン」の使用を止めても効果を維持できるか? 「グローミン」を使い続けても大丈夫?
「グローミン」の効果に満足した。また使用したいと思っているが、「使い続けると体内でのホルモン生成力がなくなり、本当にダメになる」というようなことがインターネットに書かれてあったが、これは正しいのか?(50代)
「グローミン」の効果は実感できたが、使用終了後は、また前の状態に戻ってしまったようだ。ずっと続けなければならないのか?(40代)
今後、また使いたいと思うが、常用して問題はないか?(30代)
使用を終えたが、以降、この効果が持続できるか?(70代)
本剤のご使用を止めますと、通常は元の状態に戻ると考えています。
低用量(1日2回、チューブから2cm程度)であれば、 使い続けても問題ないと考えております。1本ご使用後に1週間以上の休薬期間を設ければ、より安心です。
40代以前の健常男性であれば、通常は十分な分泌能力がありますが、強いストレスや不健康な生活習慣などが原因となり、一時的にテストステロン(男性ホルモン)の分泌不足に陥ることがあります。
このような人の場合、本剤を使用する間にストレスを取り除き、あるいは生活習慣を改善することで、自律回復することが期待できます。
一方、本剤は分泌能力そのものを改善しませんので、加齢にともなう睾丸機能の衰えで男性ホルモンの分泌が減ったり、性腺機能に先天的・器質的な問題があり男性ホルモンを十分に分泌できない人の場合は、ご使用を中止すると元の状態に戻ると考えております。
なお、テストステロンの過剰投与を続けますと、テストステロンの分泌をコントロールする、さまざまなホルモンのリズムが乱れてしまい、ホルモンバランスが崩れて、テストステロンの分泌が停まってしまう懸念があります。
特に問題になる事例は、長期の過剰な連続投与で、一部の運動選手や薬物マニアによる濫用です。また、睾丸の機能停止が長引くことで精子産生が停まり、男性不妊となる症例があります。妊娠を希望する男性は要注意で、原則的に男性ホルモンの補充はお勧めしません。
ただし、「グローミン」をはじめ弊社製品の男性ホルモン剤(「トノス」「ヘヤーグロン」)は、あくまで分泌の不足分を補う少量の投与量をめざしたものです。
下図の通り、「グローミン」で推奨するご使用量(1日2回、チューブ先端から2cmずつ)は、成人男性が一日に分泌するテストステロンの分泌量(7mg/日程度)よりも少なく、医師が注射剤で行う男性ホルモン補充療法(注射)の投与量の約1/5です。
塗布後6時間以内には元に戻る量ですから、休薬期間を置いて3カ月(目安)を超える長期的な連続使用をしなければ、ご指摘の懸念は非常に少ないと考えております。なお、「トノス」「ヘヤーグロン」は、「グローミン」よりも更に少量です。
以上の通り、OTC(市販薬)メーカーの責任として不測のリスク回避に万全を期すべきと考えておりますので、弊社推奨のご使用方法の範囲内でお使いいただき、上記の休薬期間をお勧めしています。
休薬期間を設けるのは、テストステロンの半減期(半分の血中濃度まで代謝されてしまう時間)が11分~90分と言われていますので、少なくとも1週間の休薬期間を設ければ元の状態にいったん戻り、連続投与になる懸念がきわめて少なくなるという考え方によるものです。もちろん、その間に良好な状態を維持できるようになれば、グローミンのご使用を続ける必要はございません。
なお、上記のホルモンバランスにつきましては、弊社HP「テストステロン分泌のコントロールについて」をご覧ください。
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エナルモンデポー使用中。注射の効果が落ちて来た頃にグローミンを塗って良いか?
男性更年期障害の治療でエナルモンデポーの注射を受けています。投与2週間後に注射の効果が落ちて来るのですが、そのときグローミンを塗っても良いでしょうか? (男性・45~54才)
男性更年期障害やLOH症候群に対する治療は、3週間毎に通院して注射で男性ホルモンを補充する方法が一般的ですが、人によりお客様と同じように2週間を過ぎた頃に注射の効果が切れて、辛く感じる場合があるようです。 医師によっては、そのような患者様にグローミンの塗布を指導することがあり、学会発表等を通じて有用性が報告されています。
なお、2週間を過ぎて注射の効果が落ちて来たとき、次の注射までの間だけ限定的にグローミンを使って良いかは自己判断をしないで、主治医にご相談のうえ、医師の判断に従ってください。続きを読む
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かぶれやすい体質で、以前も陰嚢がかぶれて病院へ行き副腎ホルモンクリーム剤を塗って治したことがある。グローミン使用10日前後から陰嚢部及び亀頭部にかゆみ、かぶれがあったので、いったん使用を中止した。(50代・男性)
恐れ入りますが、皮膚過敏症の人は禁忌とさせていただいております。誠に申し訳ございませんが、ご使用は自己責任のご判断となり、弊社サポートの対象外となりますので、どうかご注意くださいませ。
なお、かゆみ、かぶれの発症部位が陰嚢部だけである場合、脚や腰まわり等で問題の発症しない部位がありましたら、吸収効率は劣りますが、陰嚢以外の部位に塗ってみてはいかがでしょうか。
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グローミン購入、陰嚢部へ塗布。一本目終了時より陰嚢部に痒み少々、及び亀頭に発赤出現。使用中止して様子をみたが、快方に向かわない。今まで皮膚へのアレルギーは全く無く、あわてている次第です。(65~74才・男性)
ご心配をおかけ致し申し訳ございません。
既にご対応いただいている通り、直ちに本剤のご使用を中止して、本剤の添付文書を持って皮膚科を受診し、医師の処置と指示にしたがってください。
本剤のような外用剤に限らず、化粧品や石鹸等でも有り得ますが、人によりまれに接触皮膚炎と呼ばれる症状が起きます。これは、皮膚に接触した成分に対するアレルギー症状ですが、一両日内に直ぐ現れる場合のほか、花粉症のように、しばらくアレルギーを起こす成分の刺激を受け続けた後に発症する場合もあり、それまでアレルギー症状の経験が全く無かった人でも、しばらく使用した後に発症する場合がございます。
ただし、現時点では本剤による接触皮膚炎の他に何らかの感染症や、不測の疾患の可能性も否定できません。そのため、先ずは皮膚科を受診のうえ、医師の処置とご指示に従ってください。また、安静にしているにもかかわらず症状の増悪がありましたら、他の不測の疾患も考慮する必要がありますので、直ちに受診して医師にご相談ください。
グローミンの場合、まれにお肌に合わず軽度の痒みや発赤等を起こす事例を経験しておりますが、使用を始めて約1~2ヶ月で接触皮膚炎を発症した事例も約5万6千本余の出荷に1件の頻度で経験しております。
接触皮膚炎であれば、患部を清浄・安静にして極力、刺激を与えないようにしながら軽快を待つのが最も無難です。軽快までの期間は経験的に数日から3ヶ月程度と幅広いため、いちがいに申し上げられません。いずれにせよ、軽症であれば物理的・化学的な刺激を極力さけるのが結果的に最善策と考えておりますが、医師のご判断と処置にしたがっていただきますよう、お願い申し上げます。
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