タグ:ED
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グローミンを1日に朝晩2回、睾丸をもみながらマッサージをする様につけていますが、なかなか効果が出ません。人によりますか?塗る所は睾丸だけで良いのか?
(男性・65~74歳)
Q1. なかなか効果がでない。人によるのか?
A1. ご指摘の通り、人により効果の有無や発現時期が異なります。
【補足のご説明】
1)男性ホルモンの不足症状は、身体面・精神面・性機能に及びます。
特に、関係する筋肉が衰えている場合は、男性ホルモンを補充するだけで直ちに筋肉が目覚ましく復旧することは有り得ません。
筋肉組織へ過度な負担をかけないように注意しながら、少しずつ地道にリハビリを行い、トレーニングをして復旧する過程を、主訴に応じた関係部位で日々行うことが肝要と存じます。
十歳代や二十歳代の筋肉と身体能力、例えば往時の走力が、男性ホルモンを補充するだけで直ちに復旧して再現するのは現実的でありませんが、男性の勃起機能も同様と考えます。
2)もし、主訴がED(勃起不全)であれば、数ヶ月、数年の長期にわたり勃起から遠ざかるほど、勃起に要する筋肉が衰えて組織が線維化するため復旧に時間を要し、重症化した人や高齢になるほど、復旧が困難になるかと存じます。
3)人により、主訴の原因は必ずしも男性ホルモンの不足だけでなく、他の原因が合併していたり、他の病気が主因である場合もあります。
具体的に、どのような原因かを調べるためには、泌尿器科をはじめ主訴に対する専門性の高い診療科目を受診のうえ、医師にご相談いただたくことをお勧め致します。
4)以上の背景から、男性ホルモンを補充すれば単純明快に誰でもあらゆる症状に直ぐ一律に効かない現実がございます。
効果が現れるまでに数週間から1ヶ月以上を要する場合がありますし、他の原因が主因の人は、男性ホルモンを補充しても残念ながら効果を実感できない事があります。
Q2. 塗る所は睾丸だけで良いのか?
A2. ご指摘の通り睾丸だけで良いと考えております。
【補足のご説明】
5)塗布した部位や、その周辺へ局所的に補充する目的とは別に、皮膚から吸収させた男性ホルモンが血中に入り、全身的に行き渡らせる補充の目的も考慮いたしております。
6)全身的な補充を考慮しますと、少量ずつ同じ塗布量を補充するなら、吸収が良い部位に塗ることが合理的と考えております。
その際、マッサージをするように入念に擦り込むことは良い事と考えており、以上の考え方から睾丸への塗布をお勧め致しております。
【追記】
全身的に最も急速に高用量の男性ホルモンを補充する場合は、泌尿器科を受診して医師の判断により注射剤で補充することが最も合理的です。
先記3)の通り、例えば主訴となる症状が、他の原因や主要因によるもので、検査結果や診察を通じて必ずしも男性ホルモンの補充だけでは効果が見込めないと医師が判断した場合は、他の適切な処置や治療を受けたり、より高度な治療が出来る施設へ紹介していただくことが期待できます。
つきましては、この機に主訴に応じた診療科目の医療施設を受診して、医師にご相談いただくことを考慮されてはいかがでしょうか。
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ED薬を使えばすこしは勃起しますが、十分硬くなりません。なにかよい薬は?
前立腺全摘出手術を行い、左側の勃起神経は残しています。
なかなか勃起しません。ED薬を使えばすこしは勃起しますが、十分硬くなりません。なにかよい薬はありますか?なお、ヨンビンという薬は私の場合適していますか。前立腺以外に病気はありません。テストストロン系の薬は前立腺の手術のあと支障がありますか?ヨンビンとED薬を一緒に使ってもよいですか? (男性・65~74才)
一般的には次の状況が考えられます。1. 片側の神経温存術により神経機能が残されていますが、片側の切除により一時的に勃起機能が低下している。
2. 加齢や加齢にともなう男性ホルモンの分泌低下にともない、勃起機能が低下しやすく、復旧しにくい。
3. 加齢の背景に加え、前立腺の治療にともなうストレスにより、夜間勃起や早朝勃起など、性行為以外に勃起する機会が途絶えた期間が長引くほど、勃起に必要な筋肉が衰えて線維化が進み、十分な勃起を維持しにくい状況になる。
たとえば骨折などの怪我で腕や脚をギブスで固定していると、ギブスが取れても固定していた部位の筋肉が萎えて硬くなっているため、急に以前のような運動が出来ず、ある程度の時間をかけてリハビリやトレーニングをしないと以前のように動かせなくなるのと似たような状況。4. 勃起機能の低下にともなう予期不安のストレスが悪循環となり、心因性のEDが合併する。
■ ご質問1
「すこしは勃起しますが、十分硬くなりません。なにかよい薬はありますか?」現状では、PDE5阻害剤(バイアグラ、レビトラ、シアリス)が最善の薬剤です。バイアグラ、レビトラ、シアリスの有効性は統計学的に差がないというのが泌尿器科の関連学会の見解で、あくまで患者様本人と薬剤の相性で選べば良いとされています。
お客様の場合は、たとえ十分に硬くならなくても勃起していることが極めて重要で、今後のリハビリと勃起機能のトレーニングで、ある程度の復旧が期待できると思われます。
なお、バイアグラ、レビトラ、シアリスの中では、シアリスが他の2剤と比べて作用する時間が24~36時間と長いことが特徴です。そこで、シアリスを日々服用すれば、睡眠中の夜間勃起や早朝勃起にも作用することが期待できます。そのため、シアリスの服用を続けることで、勃起機能のトレーニング効果につながることが期待できると思われます。主治医(泌尿器科)にご相談のうえ、先ずはシアリスの服用を気長に続けて勃起機能のリハビリやトレーニングを試みてはいかがでしょうか。■ ご質問2
「ヨンビンという薬は私の場合適していますか」
「ヨンビンとED薬を一緒に使ってもよいですか?」ヨヒンビンは主に中枢系に作用すると言われており、ストレスによる心因性のEDに効果が期待できると考えております。先述の予期不安の自覚症状がございましたら、お試しいただく価値があるかと存じます。ただし、バイアグラ、レビトラ、シアリスとの併用につきましては、有効性や安全性の検証が出来ておりません。動悸や過大な血圧変動の懸念があるため、万全を期すため併用しないようにお願い致します。
■ ご質問3
「テストストロン系の薬は前立腺の手術のあと支障がありますか?」テストステロンは、いったん発症した前立腺腫瘍や前立腺肥大を進行させると言われているため、特に前立腺腫瘍の人は治療後であっても再発リスクを避ける考えから使用禁忌となっています。先述2.と3.の要因に対して、テストステロンの補充を是非お勧めしたいのですが、禁忌のためお勧め出来ません。
なお、お客様の治療経緯や背景を踏まえると、専門医の高度な判断が必要です。そのため、決して自己判断で薬剤をご使用なさらず、泌尿器科の主治医と良くご相談されますよう、重ねてお願い申し上げます。
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Q. グローミンを使い始めて5日目位から、いわゆる朝立ちを体感し、性欲もアップしたが、以前のような勃起には戻れなかった。(男性・70代)
A. ED(勃起不全)が「グローミン」で十分に改善できない場合、以下の原因と対応が考えられます。
1)男性ホルモンの補充が不十分な場合。次の対応をご検討ください。
イ)グローミンの用法・用量を今いちどご確認ください。ご使用の初期は毎日朝晩2回、チューブ先端から2cm/回 の塗布を続けてください。
ロ)上記の用量で効果が不十分と思われる場合は、泌尿器科や性機能外来を設けている施設の受診をお勧め致します。
2)他にEDの大きな原因がある場合。一般に、EDの原因は次のように大別されています。
a) 機能的な原因。精神面の疾患やトラウマをはじめ、精神的な不安やストレスなど、心因性の原因。
b) 器質的な原因。高血圧、糖尿病、動脈硬化、喫煙、メタボリックシンドローム等にともなう血管の問題や、事故や手術等にともなう神経損傷、内分泌の異常など。
c) その他の原因。例えば、服用している薬剤の副作用など。
d) 混合性の原因。a) から d) にまたがる複数の原因。
通常は、PDE-5阻害剤(バイアグラ、レビトラ、シアリス、及びこれらのジェネリック医薬品)の禁忌でなければ、これらの薬剤を試して相性の良い薬剤を選び、様子を見ることが、医師が行う治療の第1選択となります。
ただし、狭心症など心臓病の背景からニトログリセリンを使用している人は併用できませんので、医師に相談して第2選択を検討することになります。
なお、併せて喫煙をはじめEDのリスクにつながる生活習慣を改め、ストレス要因を取り除くことが重要です。
また、PDE-5阻害剤と「グローミン」をはじめとする男性ホルモン剤の併用は問題ありません。注射剤による男性ホルモン補充との併用は、男性ホルモンが低値の人であれば効果が上積みされる研究結果が報告されています。
いずれにせよ、泌尿器科や性機能外来を設置している施設を受診して、医師にご相談いただく必要があります。
十分な勃起を得るためには、勃起に必要な筋肉と神経系、血管系の状態とホルモン分泌が良好で、そのうえ心理面が揃っていることが必要です。
加齢と共に筋肉と男性ホルモンの分泌が衰え、また生活習慣病の基礎疾患を抱えることも相まって、人により程度の差はあれ勃起機能が衰えて行きますし、勃起しない期間が長くなるほど、勃起に関連する筋肉が衰え線維化するため、勃起機能の回復に時間を要し、完全な回復が困難になりがちです。
怪我や病気で何カ月も動かずにいた人が急に元の身体能力を発揮できず、地道なリハビリやトレーニングを行うのと同様で、長期にわたりEDの人や、基礎疾患によるEDの人も、リハビリの考え方で諦めずに根気よく治療に取り組んでいただくことを願っております。
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「ガラナポーン」と「グローミン」を使ってEDに効いたが、使い続けて大丈夫?
小生は75歳の老人です。十数年前よりいわゆるEDと言うのでしょうか、その気は有ってもさっぱり息子が言うことをきいてくれませんでした。1ヵ月前に御社の「ガラナポーン」と「グローミン」を知り薬局で求め、ガラナポーンは食後に1錠で日に3錠、グローミンは朝夕2回陰嚢に擦り込んでおりました。
なんと最近、手で刺激をあたえますと勃起するようになったのです。以前に「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」等を試した時は駄目だったのにです!
そこで質問です。御社のガラナポーンはそれらとは違うのでしょうか?
ガラナポーンは決して安価ではないので、購入時に必要な時期を見計らって服用するとのアドバイスもいただきましたが、何時でも現役気分でいられる事は何事にもまして生きがいとなりますので、常に服用しょうと思っています。
常時服用していて腎臓機能等に弊害はないでしょうか?また、先日血液検査でPSAは0.45でしたがグローミンを塗り続けて大丈夫でしょうか? (男性・75才)
PDE5阻害剤との違いもし、加齢にともなう男性ホルモンの分泌低下で、夜間および早朝勃起(朝だち)の頻度減少や消失が起こりますと、勃起する機会が少なくなり、男性ホルモンの低下と相まって勃起に必要な筋肉が衰え、十分な勃起ができなくなるという悪循環に陥ります。さらには、性交の際も心理的な予期不安がストレスになって性交の失敗や敬遠につながり、慢性的なEDに陥ることが考えられます。
PDE5阻害剤(バイアグラ・レビトラ・シアリス)は、陰茎で勃起を促す作用がありますが、勃起に必要な筋肉が衰えていたり、血管や神経経路に障害があると、十分に効果が得られない場合が考えられます。
このような場合に、心理的な不安やストレスにともない勃起を萎えさせる神経経路を遮断する作用がヨヒンビン塩酸塩を配合した「ガラナポーン」に期待される作用で、さらには性欲減退・夜間睡眠中から早朝に繰り返される勃起現象(朝だち)の回復、そして、勃起に必要な筋肉の回復が期待される作用が、テストステロンを配合した「グローミン」による男性ホルモンの補充効果と考えております。
お客様の場合、グローミンで男性ホルモンを補充することで、勃起に必要な筋肉を徐々にリハビリしながら、性欲の亢進や自信の回復などの精神面に作用し、さらに予期不安などのストレスによる心因性の障害をガラナポーンの服用で抑えたことが総合的に効奏したことが考えられます。
「ガラナポーン」の腎機能への弊害について
現状の腎機能に問題がありましたら、万全を期すため「ガラナポーン」の服用をお止めいただき、泌尿器科を受診のうえ服用の可否をご相談いただけますでしょうか。
「ガラナポーン」の常用による長期連用で腎機能の問題を起こした事例は経験しておりませんが、念のため定期健診を通じて腎機能に関するデータを観察していただき、値の悪化がありましたら、直ちに服用を中止して、泌尿器科を受診してご相談下さいませ。
「グローミン」を塗り続けて大丈夫?
「グローミン」につきましては、直近のPSAが0.45ng/mlであれば、問題ないと考えております。1ng/ml以下で良好な値と存じますが、今後も年1回を目安に定期的な前立腺検査をしていただき、PSAが 2ng/ml以下で推移していることをご確認下さいませ。
なお、体調により若干の変動はございます。例えば射精直後はPSAが高くなるという報告もございますが、もし、PSAが2ng/ml以上になりましたら、「グローミン」のご使用を中止して泌尿器科を受診のうえ、前立腺の所見を医師にご相談くださいませ。
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ドラッグストアーではトノヒメクリームしか売っていません。トノスと効果は変わりないのですか?
バイアグラを使っても効果はありますか?
(男性・55~64歳)
「トノ・ヒメクリーム」は医薬品でなく、性交時の演出用に開発されたマッサージクリームです。 トノスに配合されているような男性ホルモンはもとより、医薬品に用いられる作用の強い局所麻痺剤は配合されておりませんので、トノスのような効果は期待できません。
なお、第1類医薬品に指定されたトノスのご購入につきましては、法改正にともない薬剤師のいないドラッグ店で扱えなくなりました。取扱施設が減少し大変ご不便をおかけ致しておりますが、下記のリンク先をご参照のうえ、今後とも変わらぬご愛顧を賜りたく、謹んでお願い申し上げます。
◆
製品取扱施設情報のお問合せ・お取り寄せ対応について以上の製品取扱施設情報に無い場合など、ご希望エリアの製品取扱施設や取り寄せ対応店をお探し致しますので、どうかメールでご希望のエリアと併せてご依頼下さいませ。
バイアグラを使っても効果はありますか?
トノスとバイアグラをはじめとするPDE-5阻害剤の併用は機序的に問題ないと考えております。
なお、バイアグラはED(勃起不全)治療薬であり、早漏の効果はございませんし、男性ホルモンを直接補充する効果も期待できません。ただし、バイアグラの使用でEDが改善して、カウンセリングで心理的な自信を取り戻した結果として、男性ホルモンの分泌が自立的に回復する可能性がある、という指摘はございます。
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8年間、セパゾンとドグマチールを使用してきましたが、ここに来てEDになりかけ泌尿器科にいったところ遊離テストステロン6.2プロラクチンが40という結果になりました。レビトラは効果があります。
先生は3ヶ月ぐらい様子を見ましょうと言っていますが、元にもどるのでしょうか?セパゾンも変えたほうが良いのでしょうか?(男性 35~44歳)
お客様に対する診断や処置のコメントが関係法令等の事情から出来ませんので、あくまで学術情報による一般論としてご回答申し上げますことを、あらかじめご了承下さいませ。
先ず、ドグマチールの中止でEDが改善する症例報告がございます。
文献によりますと、ドグマチールの有効成分「スルピリド」につきましては、30~90日の長期投与により性機能障害(性欲低下とED)の症例(8症例)があり、本剤の投与を中止してから改善するまでの期間が30日~約6ヶ月と、比較的長くなるという特徴が指摘されています。
症例報告数が少ないうえ、改善までの期間が30日から約6ヶ月と幅広く、長くなる状況が報告されていますので、主治医の先生は、お客様の気持ちに応えて直ちに治したいとは思いつつ、レビトラで急場をしのげるのであれば、お客様をリラックスさせたい気持ちと共に、かといって過剰な不安や過大な期待も与えないようにすべき、と総合的に考えた結果、「3ヶ月ぐらい様子を見ましょう」と仰ったのかも知れません。
遊離テストステロンとプロラクチンの検査結果につきましては、下記の基準値をご参照下さいませ。なお、厳密に申しますと、検査会社や測定方法により測定値が若干、異なる場合もございますので、診断はあくまで主治医にお尋ね下さいませ。
◆ 遊離テストステロン基準値
男性 30~39歳: 7.6~23.1pg/mL
男性 40~49歳: 7.7~21.6pg/mL
参照: 三菱化学メディエンス社資料◆ ED診療ガイドライン(日本泌尿器科学会推薦・日本性機能学会/ED診療ガイドライン作成委員会編集)における遊離テストステロン値
低値: 8.5pg/mL未満
境界域: 8.5以上11.8pg/mL未満
正常値: 11.8pg/mL以上◆ プロラクチン(PRL)基準値
男性: 3.58~12.78ng/mL
参照: 三菱化学メディエンス社資料ここで、ドグマチールの添付文書情報によりますと、注意事項としてプロラクチン値上昇の記載があります。
また、専門書によりますと、高プロラクチン血症が結果的にテストステロン産生を低下させて、その結果、性欲、勃起、射精等の性機能や造精機能に障害が起こる事が考えられる、という指摘があります。
主治医の先生が、ドグマチールの投与中止とレビトラの処方を考慮したのは、以上を踏まえたものかも知れません。なお、セパゾンの添付文書の副作用情報によりますと、0.1~1%未満の頻度で性欲減退の記載はありますが、頻度が稀であるうえ、EDの記載はありませんし、弊社の手元にある専門書を見る限り、セパゾン(有効成分:クロキサゾラム)による薬剤性EDの指摘はありません。また、専門書によりますと、そもそも抗不安薬(マイナートランキライザー)はバイアグラが登場する以前には、心因性EDの治療で使用されることがあったようです。
それから、同時に複数の薬剤を他のものへ変更しますと、不測の問題が生じた時に原因を特定できず、問題を複雑化させてしまいます。
「急がば回れ」という事もございます。一刻も早く回復させたい、というお客様の切実なお気持ちにお応えするためにも、一つずつ状況を確認しながら着実に処置することで確実に回復させたい、という主治医の配慮があるかと存じます。ここは安心して主治医のご判断に託してみてはいかがでしょうか。
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グローミンに認められた適応症の中には、男性ホルモンの分泌不足による諸症状として、勃起力減退や陰萎がございます(詳細は弊社HPを参照下さいませ)。勃起力減退や陰萎は最新の医学的な表現ではありませんが、EDの症状と考えられますので、グローミンの効果としてEDの改善は期待できると思われます。
しかしながら、近年のED研究によりますと、EDの原因には加齢やストレスによる男性ホルモンの分泌不足だけでなく、高血圧や糖尿病、肥満や喫煙にともなう動脈硬化をはじめ、前立腺の手術や外傷にともなう陰茎の神経の損傷、服用中の薬剤の副作用・・・、等々様々な指摘があり、しかも、これらが複合しているケースも多々あるようです。
そのため、単に男性ホルモンの分泌不足によるEDであれば、グローミンのご使用でEDの改善が期待できますが、先述の他の原因が関係していますと、残念ながら本剤を使用しても改善できないものと思われます。
モニター結果からEDに対する効果を実感した方々の声の中には、ご使用を始めて数日~1週間前後で「朝だち(早朝勃起)が復活した」あるいは、「朝だちの強さが増した」、というケースが多いのですが、少なくとも朝だちが復活して、勃起の強さが十分になるという事であれば、EDの器質的な問題は解決していると解釈できますので、自信を持って性行為に臨めるかと存じます。
ちなみにグローミンは10g入で約33回分の量なので、1日2回、朝晩の塗布で使い切るまでに2週間少々となります。そこで、本剤を1本、2週間少々ご使用いただく中で、朝だちに手応えを感じて戴けましたら、結果的にお客様のEDが本剤で改善できるかも知れません。
なお、現状でも朝だちでは十分に勃起できるものの、性行為の際にEDとなるケースは、心因性など機能的な原因のEDが考えられますので、グローミンでの改善が困難になると思われます。このような場合は、お近くの医療機関を受診して、医療用のED治療薬(PDE5阻害剤: バイアグラやレビトラ、シアリス等)を処方していただくのが効果の面で最善です。
ちなみに、弊社製品では「ガラナポーン」「ガラナピン」という錠剤を製造しており、市販薬なので医師を受診しなくても薬局でお求め戴けます(ただし劇薬なので、購入時に薬局の店頭で劇薬譲渡証への記入が必要です)。両者は販売元の違いによる名称の違いで、薬剤そのものは全く同一です。
「ガラナポーン」「ガラナピン」は、主成分の塩酸ヨヒンビンによる中枢性の作用で、主に心因性のEDに対する効果は期待できますが、バイアグラやレビトラに比べて効果は劣ります。詳細は弊社HPをご覧下さいませ。
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オナニーに頼る時期が長かったせいか、手に慣れてしまい、パートナーに手で刺激してもらって射精する事が多いです。また、初体験の時はきちんと挿入して性交を遂げる事が出来ましたが、最近は中折れしたり、十分に勃起しない状態で射精してしまう事が多くなりました。硬くならないのに射精してしまうのは、オナニーでも多いです。これはEDでしょうか?一体どうしたら良いのでしょうか?「ガラナポーン」は適切でしょうか?アドバイスをお願いします。 (25~34才・男性)
私どもは医師でないため、関係法令上お客様の診断や処置を申し上げることは出来ませんが、私どもの得た学術情報や学会での症例報告などから一般論としてご回答させていただきますことを、あらかじめご了承くださいませ。
先ず、オナニーの性癖によって、特にグリップが強過ぎたり、うつ伏せで布団や机などにペニスを強く押しつける、あるいは脚を強く突っ張った姿勢で射精する・・・、といった、ペニスに対する強い刺激や、特異的な姿勢で行うオナニーが習慣的になってしまった男性に多い症例として、女性パートナーの腟内で射精できなくなる「腟内射精障害」という症状がございます。
このような症例では、オナニーのグリップの強さや姿勢、頻度をカウンセリングで修正しながら、徐々に腟内挿入時の刺激でも射精ができるように体を慣らして行くようなトレーニングがございますし、近年はジェクス社からトレーニング用の潤滑ジェルが発売されていますので、お試しになってみてはいかがかと存じます。
また、腟内射精障害の薬剤としては、ご指摘の通り弊社の「ガラナポーン」(「ガラナピン」も製剤は同一)の服用によって、50%前後の症例で改善した報告がございますので、このような事例に何か思い当たる自覚症状がございましたら、ガラナポーン(またはガラナピン)をお試しになる価値があるかも知れません。
ただし、安定的に常に著効でなく、人により効果がばらつくこともございますので、ある程度、大らかな気持ちでお試しいただけましたら幸いに存じます。1日3回、食後に1錠ずつの服用ですが、1日3錠の経済的ご負担と効果の兼ね合いがあるせいか、行為前30~60分前に1錠を頓服して良好な結果を得る場合がございます。なお、1回に多く服用しますと、かえって逆効果となる恐れがございますので、決してなさらないで下さい。
一方、パートナーの手技に射精を我慢できず、腟内挿入へ至る前に射精してしまうのは、早漏の可能性が考えられますが、完全勃起で早く射精してしまう現象と、不十分な勃起のうちに射精してしまう現象の両面があるように思われます。
前者(完全勃起で射精時期を遅延)の場合は、弊社製品では「トノス」を亀頭部に塗布して、局所麻痺剤で亀頭部の感度を鈍くさせることで射精時期を遅延させることが期待できます。
また、後者のように不十分な勃起の内に射精してしまう場合は、先ずは挿入を続けられるように勃起を維持させることが肝要かと存じます。このような症状には、下記が考えられるかと存じます。一般的には(1)が考えられますが、詳細は性機能外来の専門医を受診していただくことになるかと存じます。(1) ストレスや疲労、不安などの心因性要因。
(2) ストレスと加齢にともなう男性ホルモン分泌の急激な低下。
(3) 服用中の薬剤等の副作用。
(4) その他、神経系に影響を及ぼす疾患等がある。EDかどうかの目安につきましては、「IIEF」(国際勃起スコア)と呼ばれる問診票でのチェックが世界中の専門医の標準となっております。下記URL(ファイザー社)のチェックリストがとても良く出来ておりますので、ご参照をお勧め致します。
勃起の維持を最優先なさることを考えますと、やはり性機能外来のある専門医を受診いただいて、医師とご相談のうえ、「バイアグラ」や「レビトラ(バイエル薬品)」を処方していただくことをお勧め致します。「バイアグラ」と「レビトラ」は、共に基本的な作用機序が同じ薬剤なので、有効性に大きな違いは無いと言われておりますが、バイエル社はレビトラについて、即効性と食後の服用でも効果があることを訴求しています。ただ、実際のところは薬剤と個人の相性があるようなので、両剤をお試しいただき、満足度の高い方を使い続けるケースが多いようです。
「バイアグラ」か「レビトラ」で十分に勃起が維持できるようになったうえで、さらに射精時期を遅延させたいということでしたら、弊社製品の「トノス」を改めてご検討されてはいかがでしょうか。なお、「バイアグラ」あるいは「レビトラ」と、「ガラナポーン」または「ガラナピン」の併用は、安全性が確立されておりませんので、お勧め出来ません。
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