グローミン塗布後の発赤
グローミン購入、陰嚢部へ塗布。一本目終了時より陰嚢部に痒み少々、及び亀頭に発赤出現。使用中止して様子をみたが、快方に向かわない。今まで皮膚へのアレルギーは全く無く、あわてている次第です。(65~74才・男性)
ご心配をおかけ致し申し訳ございません。
既にご対応いただいている通り、直ちに本剤のご使用を中止して、本剤の添付文書を持って皮膚科を受診し、医師の処置と指示にしたがってください。
本剤のような外用剤に限らず、化粧品や石鹸等でも有り得ますが、人によりまれに接触皮膚炎と呼ばれる症状が起きます。これは、皮膚に接触した成分に対するアレルギー症状ですが、一両日内に直ぐ現れる場合のほか、花粉症のように、しばらくアレルギーを起こす成分の刺激を受け続けた後に発症する場合もあり、それまでアレルギー症状の経験が全く無かった人でも、しばらく使用した後に発症する場合がございます。
ただし、現時点では本剤による接触皮膚炎の他に何らかの感染症や、不測の疾患の可能性も否定できません。そのため、先ずは皮膚科を受診のうえ、医師の処置とご指示に従ってください。また、安静にしているにもかかわらず症状の増悪がありましたら、他の不測の疾患も考慮する必要がありますので、直ちに受診して医師にご相談ください。
グローミンの場合、まれにお肌に合わず軽度の痒みや発赤等を起こす事例を経験しておりますが、使用を始めて約1~2ヶ月で接触皮膚炎を発症した事例も約5万6千本余の出荷に1件の頻度で経験しております。
接触皮膚炎であれば、患部を清浄・安静にして極力、刺激を与えないようにしながら軽快を待つのが最も無難です。軽快までの期間は経験的に数日から3ヶ月程度と幅広いため、いちがいに申し上げられません。いずれにせよ、軽症であれば物理的・化学的な刺激を極力さけるのが結果的に最善策と考えておりますが、医師のご判断と処置にしたがっていただきますよう、お願い申し上げます。