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記事カテゴリー:性欲

  • グローミンを女性が使用しても良いか?

    2022年02月09日

    更年期でル・エストロジェル、エストリール錠でホルモン補充しています。

    配偶者と関わる気持ちを含めてコンディションになれず、グローミンを試してみようと思うのですが、女性が使用しても良いでしょうか?

    大丈夫でしたら使い方も教えてください。(45~54歳・女性)

     


     

    Q1. グローミンを試してみようと思うのですが女性が使用しても良いか?

    A1. グローミンに承認された効能に当てはまる場合は、ご使用いただけます。

    ■ 詳細について

    グローミンには女性恥部無毛症・乳汁の分泌抑制という効能が承認されており、女性が使用すること自体を禁じるものではありません。

    また、男性ホルモン分泌不足による性器の神経衰弱の諸症として、その中には性欲欠乏・性感減退も承認されておりますが、これは必ずしも男性に限定された症状としての記載はなく、女性にも当てはまる症状ですから、これらに当てはまる症状がある場合に、ご使用を禁じる法的な問題はございません。

     

     

    Q2. 大丈夫でしたら使い方も教えてください。

    A2. 基本的なご使用方法は、弊社HPのリンク先にある、「用法・用量」→「詳しいご使用方法」をご参照ください。1日1回(入浴後を推奨)、チューブの先から0.3cm(3mm)程度を目安に指先へとり、局所(外陰部)へ良く擦り込んで下さい。この際、膣粘膜への塗布を避けて下さい。

     

    ■ 詳細について

    1)女性も副腎や卵巣でテストステロンを分泌しており、健常成人の血中テストステロン値で比べると、女性は男性の5~10%(1/10~1/20)と言われていますが、女性も加齢と共に分泌が衰えることが知られています。

    2)医学的には未解明ですが、ひと口に性欲と申しましても、女性的な性欲(さびしさのような感覚)と、男性的な性欲(積極的に求める欲求)のニュアンスがあると考えております。 女性は総じて女性的な性欲が主であるとはいえ、一人ひとりは女性ホルモンと男性ホルモンのバランスや性格・性向、さらには経験的な影響も相まって、結果的に男性的な性欲の影響も加味された性欲の個性が生じるものと考えております。

    3)また、月経前後の時期にありがちですが、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響が強く出ますと、総じてモヤモヤ感が強まり、人により明快な性欲が削がれて性的な気分になりにくくなるかと存じます。

    エストロゲン製剤でホルモン補充をする際に、婦人科医は黄体ホルモン剤を併用するのが標準的ですが、個別の症例では更年期の不定愁訴が改善されても、人によりモヤモヤ感や性欲面がスッキリしない場合があるようです。このような症例で、グローミンを併用することで改善する場合があることから、一部の医師がHRT(卵胞ホルモンと黄体ホルモンの併用療法)にグローミンで少しだけテストステロンを併用する場合があると伺っております。

    4)なお、医師がグローミンを用いる治療法は今のところ標準的な治療でないため、個々の症例に対する治療効果と安全性のバランスを考慮したとき、医師により投与量は異なります。

    弊社は安全性を最優先する立場から、先述の通り1日1回、0.3cm(3mm)ずつをお勧めしています。これは、先記の通り成人女性におけるテストステロンの分泌レベルが成人男性の5~10%(1/10~1/20)であることから、その範囲内の投与量になることを目安にお勧めするものです。

    5)膣粘膜を避けていただきたい理由は、万がいちグローミンの基剤成分がお肌に合わない場合に、その影響を最小に止めたいと考えたことによります。

     

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