大東製薬工業株式会社

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  • グローミンが下着に移る影響は?

    2012年11月08日

    貴社推奨の塗布部位に塗りこみますと、通常は下着を着けていますので(その下着が湿り気をもつ程度にまで)グローミンが転移しているように見受けます。

    米国のジェル剤が5g/回であるのに対して、グローミンは塗布量が0.3g/回とのことですが、果たしてどの程度まで皮膚面に残存しているのか? その状態で、はたしてテストステロンが経皮で規格量まで浸透するのか? 懸念を感じています。 貴社のご見解をお聞かせ下さい。 (男性・65~74才)

     





    ご指摘の通り、塗布部が下着に接触することで、下着に移行する可能性がございます。
    しかしながら、最終的に重要なテストステロンの血中濃度の上昇と臨床効果で有効性を検証しております。

    塗布後に血中のテストステロン濃度が上昇して、塗布してない場合の同時刻のレベルよりも明らかに高ければ、本剤のテストステロンが吸収されていることは明らかであります。

    ただし、人により塗布後の血中濃度の上昇にバラツキが生じることは確認しており、その原因の一つが下着に移行する要因であることは十分に考えられます。

    しかしながら、例えば腹部よりも陰嚢部に塗布する方がバラツキが比較的少なく、確実に血中のテストステロン濃度を上昇させていることも確認しております。

    結果的に、皮膚面の残存や、下着への移行等による吸収のロスも踏まえ、バラツキをなるべく抑えて、生理的範囲内で高過ぎない程度の血中テストステロン濃度へ着実に上昇させる方法として、陰嚢部への塗布をお勧めしております。

    なお、以上を踏まえて極力、ロスを抑えて効率よく体内に吸収させるためのポイントを次の通りご案内申し上げます。

     

    ●あらかじめ塗布部を良く洗っておくこと。
    表皮にある古い角質(垢)や汚れ(皮脂・埃など)は、塗布した成分の吸収を妨げます。例えば、下着への移行が無い顎下部へ塗布する場合を検討したとき、塗布直前に髭剃り(電気髭剃りでなく、剃刀を用いる)をして、良く洗ってから塗布しますと、髭剃りをしない場合と比べて血中テストステロン濃度の上昇が大幅に高まり、陰嚢部に塗布した場合に近くなることを経験しております。 これは、髭剃りと洗浄によって、垢や汚れのみならず表皮の角質が削ぎ落とされた影響が大きいと考えます。

    ●塗布してから、良く擦り込むこと。
    時間をかけて入念に擦り込むほど、表皮に残存する量が少なくなることは明らかです。

    ●なるべく塗布部に密着しない下着を選ぶこと。
    陰嚢部を包み込み密着するようなブリーフタイプのパンツを避けて、ボクサータイプのようなトランクスをはくのが望ましいと考えます。余談ながら、古くから言われている「金冷法」の考えは医学的にも意義があり、陰嚢(睾丸)が過熱すると睾丸内部の機能が低下します。 精子形成のみならず、テストステロンの産生にも影響することが考えられますので、そのようなリスクを避ける意義からもトランクスをはいて、陰嚢を蒸らさずに、熱を少しでも逃がすようにすることをお勧め申し上げます。

     

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