大東製薬工業株式会社

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記事カテゴリー:性器

  • グローミンを何ヶ月くらい塗り続ければ良いか?

    2009年05月02日

    お店にてグローミンを購入しました。塗り続けていますが、勃起力はすごい回復しております。何ヵ月くらい、続ければ安定してくるものなのでしょうか?
    また、雑誌なんかに広告されているペニス増大効果のあるサプリメントなどは、本当に効果のあるものなのでしょうか?

    (男性・25~34歳)



     

    この度はグローミンをご利用いただき誠に有難うございます。本剤をお役立ていただき重ねて御礼申し上げます。

    安定するまでの使用期間のご質問ですが、特に期間を保証するデータはございません。ただし、本剤の臨床研究では3ヶ月間のご使用で有意に効果があったという報告があり、中には自律回復して本剤から離脱できたという症例があることも伺っております。

    お客様の場合、一般的には十分な男性ホルモンを分泌できる年齢なので、1ヶ月程度のご使用でいったん休薬し、様子を見て症状の再発など必要に応じ再開する、といったご使用方法をお試しいただければ宜しいかと存じます。

    ペニス増大効果を標榜しているサプリメントの効果につきましては、少なくとも作用機序と併せて学術的な根拠に納得できるものは弊社の知る限りございません。例えば、陰茎に過度な刺激を与えるものは危険なだけで、陰茎自体が成長する機序には納得できませんし、サプリメントには素材こそ色々ありますが、結局は様々なアミノ酸やビタミン類、ミネラル等の服用であり、疲労回復効果で結果的に勃起力を回復する場合はあるかも知れませんが、陰茎のサイズそのものを成長させる合理的根拠は全く無いと思われ、納得できません。もし、このようなサプリメントで効果があるとすれば、PDE-5阻害剤のようなED治療薬の有効成分や類似物質をはじめ、性ホルモン等の医薬品成分を違法に配合させた無許可医薬品である可能性が極めて高く、品質面や安全面で極めて危険と考えます。決してお勧め致しません。

     

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  • 睾丸のサイズを大きくする方法は?

    2007年09月30日

    睾丸がものすごく小さくなってきました。睾丸サイズを大きくし、ある程度それを維持することを目的とした場合、「グローミン」の使用は適切でしょうか。
    (39歳・男性)

     


     

    恐れ入りますが、適切ではありません。最悪の場合、逆効果になる恐れがございます。このような目的で、「グローミン」をご使用しないで下さいませ。

     

    ◆ 睾丸の働きを踏まえた、グローミンが逆効果になる理由

    睾丸(=精巣)は、ご存知の通り精子を作る器官ですが、男性ホルモン(主にテストステロン)を分泌する器官でもあります。
    そして、脳下垂体から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)がテストステロンと共に精巣内のセルトリ細胞へ作用して、精子を作るように促します。
    また、脳下垂体から分泌されるLH(黄体形成ホルモン)は、精巣内のライディッヒ細胞に作用して、男性ホルモン分泌を促します。

    なお、FSHやLHの分泌は出しっ放しではなく、男性ホルモンが十分に分泌されると、LHの分泌が抑えられて、自ずと精巣での男性ホルモン分泌が抑えられますし、FSHも抑えられますので、これにより、男性ホルモンや精子の産生が過剰にならぬよう適度なレベルに調節されています。

    ところが元々必要十分な男性ホルモンの足りている人に、男性ホルモンを過剰に補充しますと、上記のLHやFSHが抑えられたままになってしまいますので、精巣内のセルトリ細胞やライディッヒ細胞が仕事をしない状態が続くことになりかねません。

    もし、このような状態が長期間にわたり続きますと、最悪の場合は精巣の萎縮が懸念され、自力で精子や男性ホルモンを産生できなくなってしまう恐れがございます。

     

    ◆ 睾丸を大きくする方法について

    睾丸のサイズを大きくすること自体を目的とする、学術的に認められた治療戦略は、恐れ入りますが把握できておりません。

    先述の機序におきまして、「睾丸の大きさ」→ 「精子を作る機能に影響」→ 「セルトリ細胞の活性化」→ 「FSHの作用」の流れを考えますと、FSHを投与すればセルトリ細胞が活発になり、造精能力の向上と共に睾丸を大きくするのではないか…?と、期待したいところです。しかしながら、FSH製剤は少なくとも男性不妊の治療を目的とするものなので、男性不妊の専門医を受診してご相談いただくことが前提になるかと存じます。

    その他、医学的根拠の証明が無いながらも、効果が期待できて、自己完結できる民間療法としては、やはり金冷法と禁欲(完全な禁欲でなく、一定のペースダウン)が考えられます。

    すなわち、自律的に男性ホルモンを十分に分泌している一方で、睾丸の負担が大きい状況である場合ですが、例えば射精頻度が多い割に、日頃の睾丸の冷却が不十分だと、結果的に睾丸の機能が低下して萎縮することがあるのではないでしょうか。

    少なくとも金冷法につきましては、体温以上の温度環境が造精機能に悪影響を及ぼす事には医学的な根拠があり、睾丸を体温以下に維持し続ける事は医学的にも重要とされています。

    もし、そうであれば射精頻度をペースダウンした上で現状の下着やズボン等の着衣、日常作業等の生活習慣が睾丸にとって冷却性が良くなければ、これらの改善をしたり、長風呂で睾丸を温め過ぎないようにする等の対応が考えられます。リスクが無く基本的に費用もかからないと存じますので、お試しになってみてはいかがでしょうか。

     

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  • Q. 高校生のペニスの大きさは?

    2006年05月08日

    高校生のペニスの長さの平均はどれくらいなのでしょうか?
    自分は突起してない状態でも、でかいような気がするのですが、友だちなどに巨チンとか言われそうで怖いのです…。(25歳未満・男性)

     


     

    勃起前後、あるいは年齢別、人種別のペニスの大きさは、程度の差はあれ多くの男性諸氏の関心事かと存じますが、学術的に客観的な根拠のしっかりしたデータは弊社の知る限りございません。

     

    一般的には高校生までに第二次性徴を終えて、大多数の人は成人男性と同程度の性器に発達するものと思われますが、発達のペースと最終的な大きさは、身長の成長と同様に個人差があるかと存じます。

     

    弊社は、お客様のお悩みと逆に、ペニスを大きくすることを希望するお客様からお問い合せをいただくことがございますが、そのお立場の人から見れば、お客様は誇るべき身体的特徴を持っておられることになります。ただ、そうであっても、ご自身の身体的特徴を指摘されること自体が恥ずかしく、怖いと感じていらっしゃるのかも知れません。どうか強い気持ちで葛藤を乗り越えますよう、お祈り申し上げます。

    なお、もしペニスに限らず手足指の長さや身長にアンバランスがあるとすれば、何らかの原因でホルモン分泌に異常があることも考えられますので、専門医の受診をお勧め致します。

     

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  • Q.テストステロンを陰茎等に塗布すればサイズが大きくなる?

    2006年03月30日

    以前、雑誌でテストステロンを正常値にしてやれば陰茎・亀頭は何歳になっても増大する、とありました(陰茎増大が出来ると謳った製品の宣伝です)。トノス等にテストステロンが含まれていると言うことなので、もしこれらを陰茎等に塗布すればペニスを成長させることは可能でしょうか?(25~34才・男性

     


     

    ご指摘の記事は「正常値にしてやれば」とのことですが、先ずは異常であるかどうかを見極めることが重要です。ご指摘の話は、第二次性徴を象徴とする、思春期からの性器の発達が、何らかの疾患にともない異常を来たしている場合です。例えば、クラインフェルター症候群半陰陽、脳腫瘍にともなうホルモン分泌の異常、といった原因が考えられるようです。これらは専門医による高度な治療が必要ですから、正常に第二次性徴を遂げた男性とは全く別の問題かと存じます。

     

    一方で、正常に第二次性徴を迎えて成長を終えた成人男性がテストステロンの投与で更に成長できるか?と申しますと、一般的に可能性は低いと思われますし、正常なホルモンレベルの人にテストステロンの過剰な投与を続ければ、不測の弊害が心配されますので、決してお勧め出来ません。
    ちなみに、「第二次性徴の最中にテストステロンを投与すれば、本来よりも大きく成長できるのではないか?」というご質問をいただくこともございますが、これは逆効果になるかも知れませんので、絶対にしないで下さい。と申しますのは、体内のテストステロンが多くなるほど、ネガティブ・フィードバックと呼ばれるホルモンの働きが生じるからです。即ち、「もう十分にホルモンが出て成人の身体になった。これ以上は成長する必要が無い。」と脳が判断して、身体的な成長そのものを止めてしまうことが考えられるのです。そうなると、陰茎のみならず身長や体型など本来の姿になる前に成長が止まってしまい、取り返しのつかない事態になりかねません。

     

    私自身、身体的特徴にはコンプレックスが多々ありますし、切実に悩む方のお気持ちは解っているつもりですが、医学的に正常な成長を遂げた人の身体的特徴を変えようとする発想には倫理的に反対しますし、合理的な根拠もなくメリットが期待できないのに極めて大きなリスクを伴うと考えています。そして弊社製品をはじめ市中の商品では実現できないと思います。DNAの運命に身を委ねて、あとは健全な生活習慣と食生活、そしてスポーツで汗臭い青春を謳歌するのが結果的に一番良いと信じています。

     

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