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内皮前駆細胞に対するPDE5阻害剤の影響はテストステロン・レベルにより変化する
【 背 景 】
内皮前駆細胞(EPCs)は内皮の修復に必要な骨髄由来細胞である。血中EPCsは内皮障害のある状態では低く、その数はPDE5阻害剤による治療によって増加する。EPCsは性腺機能低下患者においては減少しており、テストステロン療法により回復する。【 目 的 】
EPCsに対するPDE5阻害剤とテストステロンの影響の関係を調査するため、低ゴナドトロピン性の性腺機能低下(HH)患者において、バルデナフィルのEPCsに及ぼす急性効果をテストステロン療法前後で分析した。【 方 法 】
デザイン: 大学のアンドロロジー・センターにおける症例対照研究。
対象: HH患者15例およびそれと年齢のマッチした対照25例。
メイン・アウトカム: HH患者において血中EPCs数および前駆細胞(PCs)数に及ぼすバルデナフィル急性効果をテストステロン補充量前および6カ月後に測定した。【 結 果 】
- ベースラインにおいてHH男性は対照群に比してPCs および EPCsが有意に低く、バルデナフィルの投与はこれらの細胞数に影響しなかった。
- テストステロン療法6カ月後、全HH患者は正常化し、ベースラインに比してPCs および EPCsは有意に高く、対照群のレベルに達していた。
- テストステロン療法終了時のバルデナフィルの投与は対照群と同様にPCs およびEPCsを有意に増加した。
【 結 論 】
この結果はPDE5阻害剤によるEPCsの反応性の回復には正常なテストステロン・レベルが必要である事を示し、テストステロンが骨髄におけるPDE5をポジティブに調整している事を示唆している。【 原 著 】
Clin Endocrinol (Oxf). 2008 Dec 15.
Effect of Vardenafil on endothelial progenitor cells in hypogonadotropic hypogonadal patients: role of testosterone treatment.
Foresta C, Di Mambro A, Caretta N, De Toni L, Zuccarello D, Ferlin A.
Department of Histology, Microbiology and Medical Biotechnologies Section of Clinical Pathology and Centre for Male Gamete Cryopreservation, University of Padova, Padova, Italy続きを読む
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生殖期女性および更年期女性における、卵胞ホルモン含有軟膏剤の皮膚に及ぼす影響の検討
日本更年期医学会 第23回学術集会
横浜・2008年(平成20年) 11月16日(日) 第2会場 やまゆり一般口演 演題番号58
生殖期女性および更年期女性における、卵胞ホルモン含有軟膏剤の皮膚に及ぼす影響の検討ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック婦人科
関根さおり, 江夏亜希子, 関根美香, 対馬ルリ子【目的】
更年期女性の主訴の1つである皮膚症状(乾燥感,菲薄化,色素沈着など)を改善することは日常生活を楽にするだけでなく,アンチエイジングの観点からも重要である. 今回我々は卵胞ホルモン含有軟膏剤(以下,軟膏剤)が更年期女性の皮膚の状態をどの程度改善するか,またその効果が生殖器女性とどのように違うかにつき比較検討したので報告する.【方法】
生殖器女性(25~40歳)および更年期女性(45~55歳)各20名を対象とした. 各年代において軟膏剤投与群と非投与群を各10名とし,投与期間は4週間連日とした. 投与前,投与開始後2週間,投与終了時で皮膚の状態(皮丘の数,毛穴の数,毛穴の総面積,肌色)を測定した. 血清エストラジオール値・エチニルエストラジオール値の変動測定,使用前後の主観的皮膚変化についての調査も実施した.【成績】
各年代において,軟膏剤は皮膚のきめ細かさ,明度を有意に改善した.更年期女性における変化は数値に表れる以上に,本人の主観的変化や満足度が大きかった.【結論】
皮膚症状を持つ更年期女性だけでなく,アンチエイジング効果を期待する全ての更年期女性において軟膏剤の適切な投与は症状の改善および満足度の上昇に繋がる可能性がある.続きを読む
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「よく知って、正しく使おう!OTC医薬品」イベント出展のお知らせ
弊社は下記のイベントに出展致します。
イベントの中では、無料健康相談コーナー、新しいOTCの販売制度に関するクイズやゲーム、アンケート調査(記念品進呈)をはじめ、有識者によるセルフメディケーションと新販売制度についてのトークショー、パントマイムや風船を使ったアトラクション、新販売制度対応の店舗ディスプレイ、などが予定されています。
弊社ブースでは、製品説明やご質問等にお応えしながら、コレクターズアイテムを目指して本イベント用に限定制作した「トノス」特製携帯ストラップを配布する予定です。お気軽にお立ち寄り下さいませ。(なお、誠に恐れ入りますが本ストラップの数に限りがございますので、配布終了の際は何卒ご了承願います。)
—- 【記】——————————————————————————
名称:
薬用植物等の正しい知識や使い方に関する普及啓発イベント
「よく知って、正しく使おう!OTC医薬品」
日時:
平成20年10月25日(土) 10:00~17:00
会場:
新宿西口イベント広場(イベントコーナー)A1・A2ゾーン
主催:
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- 社団法人 東京都薬剤師会
- 社団法人 東京薬事協会
- 東京都家庭薬工業協同組合
- 社団法人 東京生薬協会
- 社団法人 東京都薬種商協会
後援:
参加企業:
OTC関連製薬企業など25社
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加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)患者におけるテストステロン軟膏(グローミン)塗布後の血清テストステロン・レベルと臨床効果
Introduction
テストステロン補充療法は、加齢男性性腺機能低下症候群(LOH)患者の様々な症状を緩和するために適用されている。 LOH患者へのテストステロンの投与にはいくつかの経路があり、とりわけ経皮投与は魅力的な方法である。
Aim
本論文の目的は、テストステロン軟膏(「グローミン」大東製薬工業株式会社)適用後の血清総テストステロン(TT)および遊離テストステロン(FT)レベルのプロファイルおよびLOH患者における臨床的な有効性である。
Methods
健常男性ボランティアおよびLOH患者において、3mgのFL適用後の血清TTおよびFTレベルを調べた。次に、50人のLOH患者に陰嚢皮膚へ1日2回3mg(6mg /日)のGLを12週間投与した。その後、GL適用直前のTTおよびFTレベルを、GL処置後の1時間のTTおよびFTレベルと比較した。さらに、前述の50人のLOH患者におけるGLの臨床効果は、12週間のGL治療後に評価された。
J Sex Med. 2008 Jul; 5(7): 1727-1736
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弊社のテストステロン軟膏「グローミン」は、2003年10月から聖マリアンナ医大・泌尿器科の岩本晃明教授(当時)の研究チームで臨床研究が始められ、既にいくつかの学会で発表と論文掲載がされて来ました。
このほど、泌尿器科紀要誌に投稿・掲載された、グローミンの臨床研究に関する論文に対して、代表執筆者の長野赤十字病院・第二泌尿器科部長・天野俊康先生が、泌尿器科紀要誌の稲田賞を受賞される事になりました。7月26日・17時より京都(芝蘭会館別館)で授賞式と講演会がある予定です。
また、インパクトファクター4.7を誇る、J Sex Med. 2007 Dec 18 に掲載された論文は、Pub Medで参照できます。
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お客様各位
いつも弊社製品のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、弊社製品のご購入におかれましては、これまで最寄りの製品取扱施設のご案内が十分に出来ておらず、ご不便をおかけ致しております。私どもの力が至らず申し訳ございません。
また、第1類医薬品(弊社製品の場合、「トノス」「グローミン」)に対するインターネット販売をはじめとする全ての通信販売は、既に可決成立した薬事法改正を踏まえ、平成21年6月までに指定される日から、法的根拠をもって禁止されます。
さらには、上記の日より、第1類医薬品は薬剤師による対面販売と、店頭における医薬品情報の提供が義務となります。そのため、薬剤師がいない業態の店舗(薬種商など)では、第1類医薬品の小売販売が出来なくなります。
そのため、弊社製品のご購入にあたり、今後ますますお客様にご不便をおかけすることが懸念されます。
そこで、法の趣旨(医薬品の適正使用に向けた販売方法)と、お客様の利便性(最寄りの薬局での購入)の両立をめざして、このほど流通関係者のお力添えを賜り、「お取り寄せ相談薬局」を始めることに致しました。
これは、弊社にメールでご希望の製品と、購入希望の地域(市区町村名など)を送信戴きますと、通常は弊社が製品取扱施設を検索してご案内致しますが、ご希望の地域に製品取扱施設が無い場合に、弊社製品を取り寄せ対応で小売販売して下さる薬局を検索して、弊社がお客様にメールでご案内し、お客様のご意向を踏まえてお取り寄せの手配を承るものです。
未だ対応できる製品と地域は限られておりますが、お客様のご不便を少しでも解消できれば幸いに存じます。
詳しくは、こちらの弊社HPをご参照下さいませ。今後も変わらぬお引き立てほど謹んでお願い申し上げます。大東製薬工業株式会社
代表取締役社長 福井厚義 拝続きを読む
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【目的】
高齢男性において、性ホルモン濃度と自己評価健康度および生活満足度、神経精神症状あるいはうつ症状あるいは痴呆との関連を解析した。【方法】
対象は地域住民調査Lieto Studyに登録している517例の男性。性ホルモン製剤の使用あるいは前立腺癌、前立腺肥大症の治療中、あるいはBMIの測定がない男性は除外した。
その結果466例、年齢64~97歳、平均72歳、平均BMI26.9 kg/m(2)が解析対象となった。【結果】
・ 年齢調整後、高レベルのテストステロンあるいは遊離テストステロンは良好な自己評価健康度と関連していた。
・ 年齢およびBMIで調整後、性ホルモンレベルと自己評価健康度あるいは生活満足度あるいは、殆どの神経精神症状との間に統計学的に有意な関連は認められなかった。
・ 診断上のうつ症状は低テストステロンと関連していた。
・ 高レベルのLHおよびFSHは診断上の痴呆と関連が見られた。【結論】
この地域住民調査において、低テストステロンと診断上のうつ症状に関連が見られた。無症候性の性腺機能低下症は痴呆と関連していると思われる。【原著】
Associations of sex hormone concentrations with health and life satisfaction in elderly men.
Eskelinen SI, Endocr Pract. 2007 Nov-Dec;13(7):743-9.
Department of Family Medicine, University of Turku, Turku, Finland.【弊社コメント】
テストステロンとうつ症状との関連は明らかなようですが、BMIを調整に加えると、一般的な健康度、生活満足度との関連に有意性がなくなります。(野)テストステロンは、決して高齢男性の健康の全てを司るものではありません。肥満度の要素が加わると、たとえテストステロンのレベルを若い頃のように高く維持できても、健康度や生活満足度が必ずしも高いとは限らないわけです。
すなわち、健康的なライフスタイル(適度な運動・バランスの良い節度ある食生活・規則正しく健康的な生活リズム・ストレスの少ない健康的な生活環境・前向きで健全な精神状態、等々)を若い頃からずっと実践し、肥満もコントロール出来た人こそ、最良のホルモン補充(ホルモンレベルの維持)をしている、最高のアンチエイジング法の実践者なのでしょう。(福)
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