大東製薬工業株式会社

お客様相談室

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記事カテゴリー:男性ホルモン

  • 前立腺腫瘍の心配は?

    2007年02月15日

    トノス」の箱の側面に「50歳以降になると前立腺腫瘍の罹患率が高まる」と記載されています。
    僕は年齢的に未だ関係が無いとはいえ、やはりそのような成分が若いころから使用して少しずつ蓄積されていけば将来、そのような病気になる可能性は高まるのではないかとすっごく心配です。
    僕としては最低、週に一度は「トノス」を使いたいのですが、それ位の頻度で使用して大丈夫なのでしょうか? (25~34歳・男性)

     


     

    次の2点を強調させて戴きたく存じます。

     

    1. ●弊社の男性ホルモン製剤(「トノス」「グローミン」「ヘヤーグロン」)に配合したテストステロンは、体内で蓄積されません
    2. ●「テストステロンが前立腺腫瘍の原因になる」、という因果関係が証明された事実は、今のところございません。

     

     

    詳細につきまして、次の通りご説明申し上げます。

     

    1. テストステロンの蓄積性について弊社製品に配合されているテストステロンは、あくまでお客様ご自身の体内で産生しているホルモンと同一で、成人男性は1日に約7mgほど産生され、血中では半分が約90分以内に肝臓で分解される、と言われています。
      一方、「トノス」の1回量は約0.1g(100mg)で、この中に含まれるテストステロンの量は約1mgと低用量ですから、この投与量で毎日塗布したとしても、テストステロンが体内に蓄積される心配は極めて考えにくいと存じます。ちなみに弊社製品「グローミン」では、1日2回、1回量で3mg(1日量で6mg)のテストステロンを2週間続けて塗布したところ、テストステロンの蓄積は見られませんでした。

     

    1. テストステロンと前立腺疾患について確かに、テストステロンは既に発症している前立腺疾患(前立腺肥大や前立腺腫瘍)を進行させると言われておりますし、また、長期間にわたり正常な生理的分泌レベルをはるかに超える高用量なテストステロンの投与を続けた場合には、将来的に不測の問題が生じるのでは?と懸念する専門家の指摘もございます。しかしながら、「トノス」をはじめ弊社製剤のように低用量の投与であれば、これらの指摘に対するリスクが極めて低くなることが期待できますし、「トノス」は市場導入依頼40年余になりますが、これまでご指摘のようなケースは経験しておりません。さらに、一説によれば前立腺疾患の引き金が加齢にともなう老化現象によるものと考えられるため、そうであるならアンチエイジングの観点から老化が始まる前からテストステロンを補充することで老化そのものを遅らせることにより、むしろ前立腺疾患の予防が期待出来るのでは?という考え方もございます。いずれにせよ、これらの指摘を証明する学術的に妥当な研究報告が出揃っておりませんので、「絶対に大丈夫」という明快な結論は申し上げられません。
      しかし、弊社と致しましては先述の状況から弊社製剤のご使用方法(用法・用量)であれば考えにくいこと、そして過去40年余の弊社の市場実績からは問題無いことに確信を抱いている次第でございます。

     

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  • 初めて「トノス」を使うのに不安があります。

    2007年02月10日

    早漏なのでトノスを使いたいのですが、初めてなので凄く不安です。大丈夫ですか?
    麻痺するということですが、何分か経つと麻痺はちゃんと治るんですか?
    取り扱い薬局は近くにありましたが、行けばすぐにその日に買えるのでしょうか?
    (32歳・男性)

     


     

    > 大丈夫ですか?

    まれにトノスへ配合した成分がお肌に合わず、接触皮膚炎と呼ばれる発赤や腫れが生じる場合がございます。約2万4千本余の出荷に1件の頻度(調査期間:1995~2013年)で経験致しております。

    亀頭部や陰嚢部といった特にデリケートな部分で万が一の事があってはなりませんので、初めて本剤をご使用になる方には、万全を期して実際に陰部へ塗布する前に、試しに内股へ本剤を塗布して1両日中(塗布後、24時間以上)様子を見たうえ、塗布部に発赤や腫れが生じない事をご確認いただくよう、お願いしております。

    万がいち発赤や腫れが生じた場合は、直ちに本剤のご使用を中止して、塗布部を清浄に保ち安静にしておいて下さい。通常は数日から2週間程度で軽快致しますが、日が経つほど症状が悪化する場合は、速やかに本剤と本剤の添付文書を持って皮膚科を受診下さいませ。

    なお、一般の方が自己判断で患部を消毒液や痒み止め等の塗布剤を使用して積極的に治そうとしますと、かえって患部に刺激を与えてしまい、回復が遅くなる場合もございますので、ご注意下さいませ。通常は清浄の維持と安静が最善です。

     

    > 麻痺するということですが何分かすれば麻痺はちゃんと治るんですか?

    個人差はございますが、麻痺感は通常1時間程度で消失して元に戻り、遅くとも数時間以内に消失します。

    但し、用法・用量を逸脱して多く塗り過ぎたり、塗った後に塗布部をいつまでも洗い流さないでいますと、回復までの時間が自ずと長引く事が考えられますし、最悪の場合はお体が本剤に慣れてしまい、本剤が効きにくくなってしまう事も考えられます。そのため、本剤を早漏予防で亀頭冠に塗布する場合は用法・用量の範囲内で、なるべく少量からお試し下さいませ。

    本剤の効き具合が分からないまま、直ぐにパートナーとの性行為でいきなりお試しになる事に不安がありましたら、最初はマスターベーションでお試しになってみてはいかがでしょうか。

     

    > 取り扱い薬局は近くにありましたが行けばすぐにその日に買えるのでしょうか?

    通常は直ぐに購入出来ますが、店頭の在庫が欠品している場合は、お取り寄せになるかと存じます。万全を期すため、お手数をおかけ致し誠に恐れ入りますが、ご来店前にお電話で在庫の有無をお問い合わせ戴けますでしょうか。

     

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  • 勝負に向く薬があれば教えて下さい!

    2007年01月29日

    私は啓蒙精神や自己実現欲は人一倍あり、自己実現にかける情熱は物凄く強いと思っていますが、穏やかな性格で勝負事になるといつもビクビクして不安で腰がひけてしまうため、自分を変えるきっかけになる薬が欲しいのです。もし、テストステロンより性格が「攻撃的・男性思考・勝負向き」になる薬があれば、教えて頂きたいと切望してます。(25~34才・男性)

     


     

    切実なお気持ちを重く受け止めておりますが、ご要望にお応えすることが出来ません。先ず私共が知る限り、ご指摘のような目的で科学的根拠を持って国の承認を受けた薬剤を存じ上げません。また、現状の医療倫理の面からも今後そのような目的の薬剤が開発、承認される事は考えにくいと思われます。

    また、テストステロンの作用にご指摘のような精神面の影響があると言われていることは事実ですが、テストステロンの作用は受容体と言われる標的細胞自体の影響をはじめ、他のホルモンとのバランスなど多様な影響を受けることが考えられますし、しかも心理面・性格面はこれまでの経験や成育・生活環境の影響を強く受ける事が考えられます。そのため、例えば一定量のテストステロンを投与すれば誰もが同じような性格になるとは限りません。

     

    私事で恐縮ですが、かつて私は大切な試験やプレゼン、大きな試合の前に物凄いプレッシャーを感じて、胃けいれんの様な症状で何度も嘔吐することがありました。十二指腸潰瘍にもなりました。自分のふがいなさが情けなく、何かにすがりたい気持ちでいっぱいでしたが、最終的には雑念に振り回されずに集中し、結果がどうあれ納得できるまで「最善を尽くして準備する事」が解決策でした。逆に申しますと、準備が不足して自分の中で納得出来ていない状況が、不安要因になっていました。

     

    お客様の文面からは大変な熱意を感じますし、それこそが十分なテストステロンの分泌による攻撃性・積極性と存じますので、既にアグレッシブな性格は十分に備えていらっしゃるのではないでしょうか。もし、そうであれば、いま以上の攻撃性を求めるのは逆効果になるのでは…と心配です。むしろ、逆に「心を鎮める」ための工夫が良いのかも知れません。

    ご希望に副えぬまま余計な事を長々と書き連ねてしまい、誠に申し訳ございません。どうか状況を乗り越えて益々ご活躍されますよう、重ねてお祈り申し上げます。

     

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  • 「ヘヤーグロン」「グローミン」を男性不妊に試したい

    2007年01月29日

    男性不妊(無精子症)で苦しんでいます。「ヘヤーグロン」と「グローミン」に興味があり、少しでも役に立つのなら購入したいのですが。(45~54才・男性)

     


     

    切実なご事情と察せられ心が痛みますが、お客様の症状に対して「ヘヤーグロン」、「グローミン」など弊社製品を含む男性ホルモン剤を自己判断で使用することはお勧めしません。主治医の先生と良くご相談なさることを強くお勧め致します。また、主治医の診断や治療戦略が十分に納得できない場合は、他の専門医にセカンド・オピニオンを求めてみてはいかがでしょうか。

    と申しますのも、先ず無精子症は「閉塞性無精子症」と「非閉塞性無精子症」に二大別されるようで、前者の場合は精子の輸送路となる部分の物理的な閉塞が原因ですから、手術で閉塞部を開通させるという治療法になります。そのため、この場合はテストステロンの補充に合理性がなく、効果が期待できないと思われます。

     

    一方、後者(非閉塞性無精子症)は精巣が何らかの原因で十分に機能しておらず、その結果として精子がうまく作られない場合のようです。このような場合の治療法の一つに、例えば下垂体・視床下部の障害によるものと特定できれば、ホルモン補充療法の効果が期待できるようですが、自己判断でつきとめられる問題ではありません。また、精巣内のわずかに作られた精子を採取して体外授精を行う場合もあるようです。どのような治療法にするかは、内分泌検査をはじめとする様々な検査結果を踏まえ、専門医が総合的に判断しながら、お客様と話し合う事になるかと存じます。

     

    いずれにせよ、これらの診断と処置は専門医の慎重な判断と高度な管理が必要であり、自己判断でホルモン剤を使用すべきではありません。お客様の自己判断で弊社製品をはじめとする男性ホルモン剤を使用しますと、内分泌検査の結果が本来の状況を反映しないため正確な診断が出来なくなり、自ずと適切な処置が出来なくなる恐れがございます。自己完結したいお気持ちもあろうかと存じますが、非常に高度な医療技術を要する問題ですから、どうかご了解下さいませ。

    お役に立てず誠に申し訳ございませんが、出来る限りの事をお調べしてご案内申し上げますので、何かご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。一日も早く無事に挙児を得られますよう、ご家族皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

     

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  • 勃起が維持できない

    2006年09月09日

    勃起しても全然硬くならず、挿入はなんとか出来ますが、腟の中で射精する事ができません。でもオナニーの時はふにゃふにゃでも約10秒もせずにすぐに射精するのになぜでしょうか?
    挿入しててもなかなか射精しないから、1分もせずにふにゃふにゃになって挿入できなくなりますがインポなんでしょうか?でも射精しても全く飛ばなく垂れるだけです。
      (34歳・男性)


     

    関係法令上、私どもがお客様の診断や処置を申し上げることは出来ませんが、学術情報や学会での症例報告にもとづく一般論として申し上げますことを、あらかじめご了解下さいませ。
    まず、挿入可能な勃起を得られても、勃起を維持できないケースもEDの症状とされています。EDは勃起不全のことで、現在は世界的にインポテンスと言わないようになっています。EDの診断にはIIEF(国際勃起スコア)という問診票が使われております。ファイザー社のHPをご参考としてご案内致します。こちらを参照下さいませ。

     

     「射精しても全く飛ばなく垂れるだけ」という症状にも射精障害が心配されますが、例えば毎日何回もオナニーして射精する日が続けば精液が常に少なくなってしまいますし、そうであれば自ずとそのような症状に陥ることがあるかと存じますので、先ずは最低3日以上の禁欲期間を設けて精液をオナニーで射精できても腟内で射精できないケースは、専門医が「腟内射精障害」と呼ぶ症状と思われます。
    オナニー時に手のグリップが強過ぎたり、うつ伏せで布団にペニスを押し付ける…といった、オナニーの方法を長く習慣的に続けて来た人に多いようで、専門医からオナニーの方法に問題のあることが指摘されています。溜めながら、その間に規則正しい生活リズムと十分な睡眠、適度な運動で体調を整えて、その後にオナニーを再開して確かめてみてはいかがでしょうか。

     

    なお、服用中の薬剤によっては副作用でEDに陥るケースがございますので、ご使用中の薬剤がございましたら主治医にご相談のうえ、薬剤のご使用を中止したり、他の薬剤に変更することをお勧め致します。また、弊社製品ではヨヒンビン製剤「ガラナポーン」「ガラナピン」で、人により衰弱性射精の改善が期待できます

     

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  • テストステロンの副作用は?

    2006年08月24日

    テストステロンを使用すると副作用としてどんなことが考えられますか?たとえば毛深くなるとかはありませんか?(45~54歳・男性)

     


     

    まず、重篤な副作用について申し上げますと、弊社製剤でお願いしている用法・用量の範囲内であれば、テストステロンに重篤な副作用は考えにくく、上市以来40年余の市場実績では経験がございません。

    ただし、弊社製剤の用法・用量を超える高用量のご使用を続けた場合には、多血症など思わぬ副作用が懸念されますし、弊社製剤で使用禁止をお願いしている前立腺腫瘍の場合は、腫瘍を増悪させてしまうことが心配されます。

    > たとえば毛深くなるとかはありませんか?

    人により現れ方は異なりますが、一般的なテストステロンの作用として体毛が濃くなる可能性はございます。しかしながら、弊社製品について苦情等で承った経験がこれまでに無く、仮にあったとしても許容できる範囲内であったかと思われます。

    ただし、頭髪と体毛は切り離してご理解をお願い申し上げます。頭髪への影響につきましては、弊社サイトの関連ページをご参照下さいませ。

     

     

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