大東製薬工業株式会社

お客様相談室

お客様から寄せられたご相談、ご質問にお答えします。お客様から寄せられたご相談、ご質問にお答えします。

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  • 自慰では射精するのに、性行為で射精しない。

    2009年07月08日

    ここ数年前から勃起力が落ち、泌尿器科で男性ホルモン(2週間に1回)注射し、行為の前に海綿体注射とシアリスを使用していますが、射精しないのです。自慰行為では射精するのですが。
    ヘヤーグロンを1日に2回塗っていますが、このまま使用していても良いでしょうか?
    泌尿器科で射精しないこと説明しましたが、加齢では?とのことです。何か良い方法はありませんか?
    (男性・
    65~74歳)

     


     

    お客様の場合は、既に注射で男性ホルモンを十分に補充していらっしゃいますので、ヘヤーグロンで更に男性ホルモンを補充する必要はございません。

    私どもは医師でないので、法的・倫理的な観点からお客様の診断を申し上げる事は出来ませんが、学会発表等の学術情報から一般論として申しますと、射精障害の中に、「腟内射精障害」という症状に関する議論がございますので、ご案内申し上げます。

    これは、自慰等で射精が出来る人でも、腟内で射精が出来なくなる症状で、例えば腟内で受ける刺激に対して、これまでの自慰による刺激が強過ぎた人で、そのような症例報告がございます。

    また、例えば糖尿病や高血圧、前立腺等の手術、あるいは加齢を含む何らかの原因により、神経系で性的な刺激が伝わりにくい状況が生じたり、射精を司る中枢の反応が衰えてしまう状況があれば、結果的に射精しにくくなる状況が生じるかも知れません。もちろん、焦りなどの精神的なプレッシャーが悪循環となってしまう心因性の要因も考えられます。

    主治医が以上のいずれも該当しない健常な状態と考えた場合に、敢えて考えたものとして、加齢に伴う反応の衰えをご指摘になったのかも知れません。

    加齢に対する対応方法と致しましては、いわゆる適度な運動と食生活、規則正しい生活リズム、十分な睡眠、ストレスの解消、目標のある暮らし、といった健康的な生活習慣によって、加齢を抑え、人により若返る事が期待されるという議論がございます。

    また、男性ホルモンの補充を抗加齢治療として積極的に行う医師もいるようですから、そのような考え方であれば現在の治療は良い方向だと思われます。

    なお、弊社製品ではヨヒンビン製剤「ガラナポーン」が射精障害に期待できるという報告がございますので、お試しになる価値はあるかと存じます。宜しければ下記の弊社HPをご参照下さいませ。

    ガラナポーンのご案内

    ガラナポーン臨床応用の論文】 (PDF形式)

    ただし、射精障害に対する有効な症例は5割前後と言われておりますので、過大なご期待にはお応え出来ません。あらかじめ、ご了承くださいませ。

     

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  • 「トノス」はどんな薬?塗った後に舐められても大丈夫?

    2007年02月02日

    トノスは塗った時だけ射精が遅くなる薬なのでしょうか?それとも、トノスを塗り続けているうちに早漏が克服されていく薬なのでしょうか?
    また、トノスを性器へ塗った後、女性に舐めてもらっても大丈夫なのでしょうか?(25~34才・男性)

     


     

    本剤の考え方について

    お客様の年齢であれば、基本的に前者(トノスを塗った時だけ射精が遅くなる薬)であるとお考え下さいませ。

     

    射精に影響する要因は大まかに下記があると考えられます。

    1. ◆亀頭部を中心とするペニスへの性的刺激
    2. ◆性器以外の体の各所への刺激や視聴覚の刺激、さらには愛情やファンタジーなど精神面を含む周辺の性的刺激
    3. ◆1.と2. に対する脳内の反応による性的興奮
    4. ◆精液の射出をコントロールする筋肉の働き
    5. ◆以上 1.~4. の要素をつなぐ神経系の働き

     

    トノスに配合した局所麻酔成分は、上記の 1. に対して「亀頭部分へ塗布」することで「亀頭部の感度を鈍化」させるため、1. の刺激による入力を抑えた結果、射精潜時を遅延させるものです。

     

    また、トノスに配合されているテストステロン男性ホルモン)は、加齢や強度の精神的ストレスで男性ホルモンの分泌が衰えている人の場合、3.と4. あるいは5. の機能が衰えて、本来オーガズムを迎えるタイミングよりも先に精液が漏れ出てしまうような状況が考えられます。早漏というよりも遺精に近い状況ですが、このような場合に、本剤を「陰嚢部へ塗布」して「男性ホルモンを補充」することで、ある程度のリカバリーが期待できるものです。

     

    そのような観点から、お客様がご指摘の後者(塗り続けているうちに早漏が克服されていく)の効き方は、男性ホルモンの分泌不足にともなうケースであれば、本剤もあてはまります。ただ、お客様の年齢ですと、一般的に男性ホルモンの分泌は十分にあると思われますので、男性ホルモンが十分に分泌している人で射精潜時を遅延したい人であれば、亀頭部(特に敏感な亀頭冠、いわゆるカリの部分)へ本剤を塗布して、1. の刺激を抑えれば良いわけです。

     

    なお、専門医による医療の対象となる重症の早漏は、3. の要因が非常に強く、極めて過剰に反応して上手くコントロール出来ない場合が多いと思われます。このような場合は、1.と2.の刺激を抑えても、3.の要因が大き過ぎて射精のコントロールが出来ない場合が考えられますので、トノスを用いて1.を抑えても十分に満足するような結果に至らない事が考えられます。

    このような場合には、SSRI(選択的セロトニン取り込み阻害剤)と呼ばれる、抗うつ剤の投与で 3.の要因に対処することにより著効な結果を得た、という症例報告がございます。ただし、これもSSRIが効いている間の効果であり、SSRIが直接、早漏を根治させるものではありません。ちなみにSSRIは投薬の管理が難しく、医師の注意深い管理と指導が必要なので、決して自己判断で使用したり、主治医に無断で急に中止しないようにご注意下さいませ。また、副作用の中にはED(勃起障害)の事例もありますので、いずれにせよ注意深い対応が必要と思われます。

    いずれにせよ、そのような意味では今のところ薬剤による早漏の根治的な治療法は存じ上げません。

     

    ちなみに現状の根治療法としては、カウンセリングで 2.と3.の要因における強度のストレスや不安など早漏の背景になっている心因性の問題を解決したり、行動療法(「Stop & Start法」 「スクイズ法」 「感覚集中訓練」)でトレーニングすることにより、1.~5.を全般的に解決する、というものになります。

     

     パートナーへの配慮について

    トノスを舐めますと先述の局所麻痺剤の成分により苦味がして、同時に舌の感覚が痺れてしまいます。パートナーへ気まずい思いをさせないようにするためにも、塗付後、性行為を始める前にあらかじめ塗付部を良く洗い流して本剤が残らないようにすることをお願いしております。

    なお、本剤は塗布後、数分~20分程度で塗布部を麻痺させて効果が生じていますので、塗布部に麻痺感が生じましたら、本剤を洗い流しても効果に問題はございません。

     

    したがいまして、下記の手順であれば万全かと存じます。

    ① 性行為の前にシャワーか入浴。
    ② 最初に性器を良く洗い、洗った後にトノスを亀頭冠へ塗布。
    ③ 他の部位を洗うなど、シャワー(入浴)を続ける。
    ④ タイミングを見計らい、亀頭冠に触れてみて感覚の鈍化を確認。
    ⑤ 塗布部を石鹸を用いて良く洗い流す。
    ⑥ シャワー(入浴)を終える。
    ⑦ 性行為の開始。

     

     

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  • 勃起が維持できない

    2006年09月09日

    勃起しても全然硬くならず、挿入はなんとか出来ますが、腟の中で射精する事ができません。でもオナニーの時はふにゃふにゃでも約10秒もせずにすぐに射精するのになぜでしょうか?
    挿入しててもなかなか射精しないから、1分もせずにふにゃふにゃになって挿入できなくなりますがインポなんでしょうか?でも射精しても全く飛ばなく垂れるだけです。
      (34歳・男性)


     

    関係法令上、私どもがお客様の診断や処置を申し上げることは出来ませんが、学術情報や学会での症例報告にもとづく一般論として申し上げますことを、あらかじめご了解下さいませ。
    まず、挿入可能な勃起を得られても、勃起を維持できないケースもEDの症状とされています。EDは勃起不全のことで、現在は世界的にインポテンスと言わないようになっています。EDの診断にはIIEF(国際勃起スコア)という問診票が使われております。ファイザー社のHPをご参考としてご案内致します。こちらを参照下さいませ。

     

     「射精しても全く飛ばなく垂れるだけ」という症状にも射精障害が心配されますが、例えば毎日何回もオナニーして射精する日が続けば精液が常に少なくなってしまいますし、そうであれば自ずとそのような症状に陥ることがあるかと存じますので、先ずは最低3日以上の禁欲期間を設けて精液をオナニーで射精できても腟内で射精できないケースは、専門医が「腟内射精障害」と呼ぶ症状と思われます。
    オナニー時に手のグリップが強過ぎたり、うつ伏せで布団にペニスを押し付ける…といった、オナニーの方法を長く習慣的に続けて来た人に多いようで、専門医からオナニーの方法に問題のあることが指摘されています。溜めながら、その間に規則正しい生活リズムと十分な睡眠、適度な運動で体調を整えて、その後にオナニーを再開して確かめてみてはいかがでしょうか。

     

    なお、服用中の薬剤によっては副作用でEDに陥るケースがございますので、ご使用中の薬剤がございましたら主治医にご相談のうえ、薬剤のご使用を中止したり、他の薬剤に変更することをお勧め致します。また、弊社製品ではヨヒンビン製剤「ガラナポーン」「ガラナピン」で、人により衰弱性射精の改善が期待できます

     

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