タグ:併用
-
セラゼッタ(黄体ホルモン単体のミニピル)を飲んでいますが、ヒメロス(またはバストミン)は使用可能でしょうか? また、喫煙者(日に5本~10本程度)のヒメロス(バストミン)使用は可能ですか?
ヒメロス(バストミン)の併用は出来ず、お勧め出来ません。理由は次の通りです。なお、弊社製品「バストミン」も同様の理由により併用できません。
- セラゼッタ(CERAZETTE)錠は大手製薬メーカーが海外で製造販売している第3世代の超低用量ピルと言われていますが、日本では未承認(H.30年10月時点)のお薬で、ヒメロスとの併用に関する実績と情報はございません。
- ピルの一般的な作用機序から、ヒメロスを併用することによりピルの避妊効果を失うリスクがあります。避妊が目的であれば、ヒメロスの併用は絶対にお止め下さい。
- 喫煙は悪性腫瘍(がん)の独立したリスク因子で、セラゼッタやヒメロスの併用にかかわらず、悪性腫瘍の発症リスクを上昇させます。かつて女性ホルモン補充療法の大規模な研究において、がんの発症リスクが大きく報じられた際も、その後の解析で被験者の喫煙要因が指摘されていました。先述いたしました血栓症のリスクと同様にリスク因子を増やさないという考えから、併用の前に喫煙をお勧め致しません。
続きを読む
-
PDE5阻害剤(バイアグラ・レビトラ・シアリス等)と トノスの併用は?
10年ほど前にトノスを使用してましたが、年齢的にきつくなりましたので最近はシアリスやレビトラを使用しております。 性交の時間を長くしたいのでトノスを使いたいのですが、併用は可能でしょうか?
(男性・45~54才)
PDE5阻害剤(バイアグラ・レビトラ・シアリス)とトノスの併用につきましては、作用機序から相互作用は考えられず、併用可能と考えております。なお、PDE5阻害剤と男性ホルモン剤の併用は、EDの有効性を高めるという学術報告があり、併用が有用との見解も示されていますので、弊社製品(トノス、グローミン、ヘヤーグロン)でも期待できます。宜しければ下記URLの弊社ブログもご参照下さいませ。
https://www.daito-p.co.jp/blog/2010/11/post-53.html
続きを読む
-
トノスとヘヤーグロンを併用しても大丈夫なんでしょうか?
(性別・年齢不明)
次の使用方法であれば併用できます。ヘヤーグロン(またはグローミン)を男性ホルモンの補充専用とし、トノスを早漏防止専用の目的として使用する方法です。
- 日々の男性ホルモン補充をヘヤーグロン(またはグローミン)で行い、普段はトノスを陰嚢(睾丸)へ塗らないようにする。
- 性交の際はヘヤーグロン(またはグローミン)を塗布しないで、トノスを性交の約20分前までに亀頭部へ塗布し、塗布部に麻痺感が生じたら塗布部を石鹸で十分に洗い流したうえ、性行為を行う。
以上のご使用方法であれば、男性ホルモンを補充しながら、性交の際は亀頭部の感度を鈍化させて射精を遅くすることが期待できますし、男性ホルモンの過剰な補充を避けることが出来ます。
続きを読む
-
ガラナポーンは飲酒時の服用は避けたほうがいいとの注意書きですがか、どのような副作用が出るのでしょうか?飲酒する前に服用すれば飲酒中にも効果は持続しますか?
(男性・45~54歳)
ヨヒンビン製剤(ガラナポーン、ガラナピン)と、アルコールの併用ですが、具体的な副作用事例など、有害事象の情報はございません。
しかしながら、飲酒とガラナポーンは、共に血圧へ影響を及ぼすことがございますので、人により過度の血圧上昇、あるいは血圧低下を来たして、気分が悪くなったり、ひどい動悸などが生じ、とても性行為の出来る体調でない…、という状況に陥る恐れがございます。
特に、アルコールに対する感度は個人差が大きく、また、同じ人でも体調など状況によって酒量や酔いの程度が異なりますから、たとえ同じ酒量でも飲酒後に性機能へ及ぼす影響も多様です。
「少量のアルコールでリラックスすることは、性行為にメリットがある。」という指摘がある一方、「酩酊状態になると、脳中枢が麻痺して勃起できなくなる。」という指摘もございますが、一律に例外なく全員を保証できる酒量を申し上げることは困難です。
メーカーと致しましては安全面に万全を期すため、最悪のケースを想定して、アルコールとガラナポーン(または、ガラナピン)の併用をしないようにご案内しております。
なお、飲酒前にガラナポーンを服用しても、以上の懸念は回避できませんので、弊社と致しましては安全性を保証することができません。何卒ご了承下さいませ。
続きを読む
-
40代後半男性です。性欲減退と行為最中の萎えにここ数年悩まされ、ED治療薬のシリアス・レトビアも試し効果がありましたが、頭痛と鼻づまりがひどいため、グローミンに変更しようかと思っています。
グローミン等の塗り薬や、病院での男性ホルモン注射は、テストステロンを増やすため、前立腺がんのリスクが否めないということですが、私は、発毛の薬プロペシアを2年ほど服用しております。
ホルモンの数値等検査したことはありませんが、プロペシアに関するサイトを通じて、この薬を服用していると、通常よりもテストステロン数値が低くなると聞きました。ということは、グローミンを試みても大丈夫ということでしょうか?
また、テストステロンを増やす塗り薬や注射等のホルモン療法を行うことによって、プロペシアの発毛効果が損なわれることがないか気になり、メールを差し上げました。
(男性・45~54歳)
> テストステロンを増やすため、前立腺がんのリスクが否めない
先ず、テストステロンが前立腺がんの発癌物質になることはございません。
むしろ、テストステロンの分泌レベルが高い人の方が前立腺がんの発症率が低いという指摘もあるため、加齢によるテストステロン分泌の過度な低下を早い時期からテストステロンを補充することで、将来的には前立腺がんの発症を防止する、といった研究テーマを検討すべきと考えております。
しかしながら、テストステロンは、いったん発症した前立腺がんの進行を促進させることが知られているため、前立腺がんの恐れがある場合は、グローミンに限らずテストステロン製剤すべてのご使用をお断りしております。
> グローミンを試みても大丈夫ということでしょうか?
知られている作用機序からは、併用して問題無いと思われますが、これを証明するデータ等の事実を未だ承知致しておりませんので、必ずしも保証できません。何とぞご了承下さいませ。
ご高承のことと存じますが、プロペシア錠の作用機序は5α還元酵素の阻害作用と言われています。
さらに、この酵素がテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変えて、このDHTが頭髪を脱毛させると言われています。
そのため、DHTの働きを阻害するプロペシア錠を服用することで、テストステロンがDHTに変わらないようにするため、男性型脱毛症に効く、というものです。
すなわち、プロペシア錠について公表されている作用機序から机上で考えられる限り、テストステロン自体への影響や相互作用は無いと考えております。
> テストステロンを増やす塗り薬や注射等のホルモン療法を行うことによって、
> プロペシアの発毛効果が損なわれることがないかあくまで小職個人の大胆な仮説で申し上げますことをご容赦いただきますと、DHTもテストステロンほど活性が強くないとはいえ、性機能に作用することが考えられますので、仮にテストステロンの分泌レベルが変わらなくても、プロペシア錠の服用でDHTが少なくなった分、性機能が衰えたのかも知れません。
また、前立腺疾患の目安となるPSA値に対してプロペシアの服用でPSAを改善するという報告もございますが、プロペシアがDHTを抑えることによるものと期待されます。もし、そうであれば、プロペシアは冒頭に述べたテストステロンの前立腺がんのリスクを抑えられるかも知れません。
もし、以上の仮説が正しければ、グローミンによるテストステロン補充とプロペシア錠の併用は、むしろ前立腺がんのリスクを回避しながら、性機能と脱毛防止というメリットの両立が期待できる、という「男の夢」の治療法になるかも知れません。
しかしながら、私共と致しましては今のところ以上を保証する事実が無く、不測の副作用に対する検証も出来ておりませんので、責任を持ってお勧めすることが出来ません。
続きを読む
-
前立治療の治療薬(タムスロシン)を夜に飲んでいますが、ガラナピン及びトノスを利用しても良いでしょうか。(男性 45~54才)
端的に記しますと、次の通りでございます。
「ガラナピン」「ガラナポーン」:不可
「トノス」男性ホルモン補充目的による陰嚢への塗布:不可
「トノス」早漏目的での亀頭冠塗布:可なお、万全を期すため決して自己判断で併用をしないで、あらかじめ主治医にご相談下さいますよう、お願い申し上げます。
なお、詳細を次の通り補足致します。
「ガラナピン」または「ガラナポーン」との併用について
有効成分「タムスロシン塩酸塩」、前立腺肥大症の排尿障害改善剤「ハルナールD錠」(アステラス製薬)「ハルナールD錠」の添付文書を参照致しますと、血圧の降圧剤をはじめ、PDE5阻害剤(「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス錠」等)との併用に注意喚起の記載がございます。
これは、タムスロシン塩酸塩が交感神経α1受容体を選択的に遮断することで、血圧低下の可能性があるうえ、上記の薬剤と併用することで更に血圧が低下することで、過剰な血圧低下にともなう副作用(目まい、立ちくらみ、失神など)が懸念されるためと思われます。
一方、「ガラナピン」や「ガラナポーン」の有効成分である塩酸ヨヒンビンには交感神経α2の遮断作用があると言われております。タムスロシン塩酸塩のα1遮断作用とは異なりますが、人により塩酸ヨヒンビンの投与で血圧低下を起こす可能性が否定できません。
このような万が一のケースを想定し、万全を期してガラナピン(またはガラナポーン)との併用を避けていただきたく存じます。
「トノス」との併用について
「トノス」との併用は早漏予防目的で亀頭冠に塗布するのであれば、問題となる可能性は考えにくいと存じます。
一方、勃起力減退や男子更年期障害を目的として、陰嚢部へ「トノス」を塗布して男性ホルモン(テストステロン)の補充を行う場合は、そもそもお客様の前立腺肥大症が治療を要するほど進行している状況であることが心配されますので、男性ホルモンの補充により前立腺肥大の症状を進行させてしまう恐れがあることから、弊社としてはお勧めできません。主治医と良くご相談下さいませ。
続きを読む
-
ヒメロスとイソフラボンのような女性ホルモン様サプリメントを併用しても大丈夫ですか?(35~44才・女性)
万全を期す立場から、弊社は併用を積極的にはお勧め致しません。
ただし、更年期障害の全身的な症状にサプリメントで対応し、さらに陰部の症状を局所的に改善する意図で少量ずつ弊社製品を一時的に併用する程度であれば、差し支えないものと存じます。
なお、近年は一部のサプリメントでは女性ホルモン補充療法との併用に問題ないとするメーカーもあります。そのため、併用をお考えの際は当該サプリメントのメーカーにご確認くださいますよう、お願い申し上げます。
【 補足のご説明 】
サプリメントの種類や摂取量にもよりますが、いずれにせよ、弊社の知る限り「絶対に大丈夫」と保証する事実はございません。摂取量が多過ぎれば女性ホルモンの過剰摂取にともなう不測のリスクが懸念されます。
そもそも、サプリメントで満足できる結果が得られているのであれば、敢えてヒメロスを併用する必要はございませんし、逆にサプリメントでの効果が不十分で、ヒメロスによる女性ホルモンの補充をお考えの場合には、ヒメロスで十分な女性ホルモンの補充が出来るはずですから、ヒメロスをご使用中の間は、過剰摂取によるリスク回避と経済性の観点からサプリメントを中止するのが合理的と存じます。
なお、女性ホルモン様サプリメントは多種多様にあり、なかなか単純明快にご説明できず申し訳ございませんが、その一端を次の通りご説明申し上げます。
先ず、「女性ホルモン様サプリメント」とは、植物からいわゆる「植物性エストロゲン」と呼ばれる物質を抽出したサプリメントと存じますが、植物性エストロゲンの中には、ご指摘のイソフラボンのほか様々な物質が知られています。
そして、これら様々な植物性エストロゲンは、それぞれ活性や作用が異なりますから、そのため正確を期すほど一概に言えなくなってしまうのが実情です。更にはイソフラボンと申しましても、その中には様々な種類の物質があり、厳密に言えば、それぞれ活性や特徴が異なります。
「植物性エストロゲンは一般的な食物に含まれるものだから、安全。」というイメージを持つ方がいらっしゃいますが、これはあくまで大量摂取をしない範囲での事です。かと言って、特定の食材が危ないと申し上げる意図は全くございません。塩や砂糖をはじめ、穀物や肉、魚介類、野菜と、いかなる一般的な食材でも極端な過剰摂取を続ければ健康に何らかの悪影響を及ぼす恐れがあるもので、偏りのないバランスのとれた食事が最善であることはご了解いただけるかと存じます。
「体に良いから」と毎日何kgもの豆腐や納豆を何年も食べ続ける、といった極端な大量摂取をしたり、サプリメントのような濃縮物で女性ホルモン様物質を大量摂取をすれば、自ずと女性ホルモンの過剰投与と同様のリスクを負う懸念があると考えます。実際、海外では濃縮物(サプリメント類)の大量摂取により乳がんのリスクが高まるという指摘があるようです。
そのため、国(内閣府)の食品に対する中立的な評価機関である「食品安全委員会」は、厚生労働省の依頼を受け大豆イソフラボンの一日摂取目安量の上限を検討して、定めています(詳細は下記をご参照ください)。「目安量の上限」と、いかにも行政的な言い回しですが、杓子定規にこの値を一瞬でも超えたら大変なことになるわけでもなく、かと言って長期間にわたり上限値を超える摂取を続けるのは避けましょう、というニュアンスだと思います。
◆ 大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A
(内閣府食品安全委員会)
(最も公的で中立性・信頼性の高い情報と思います。)続きを読む
-
「グローミン」と「バイアグラ」/「レビトラ」の併用は大丈夫?
現在、私はグローミンを毎日使用し、性交時はバイアグラやレビトラ等のED治療薬を服用しています。このような併用には何か問題があるでしょうか? (55~64歳・男性)
グローミンとの併用について、客観的に管理されたデータはございませんが、作用機序からは併用にともなう相互作用等の問題は考えられません。
また、最近の学術発表によると、医療用の男性ホルモン剤とバイアグラ/レビトラの併用療法を行ったところ、併用にともなう問題の指摘はなく、ED治療に良好な結果が得られている、という発表もございますので、まず問題ないと考えております。
(余談を申しますと、関係法令にともなう規制から、「むしろ、お勧めです。」と申し上げられないのが辛い…、というのが正直な気持ちです。)
続きを読む