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記事カテゴリー:男性ホルモン

  • 性行為で男性ホルモンの分泌が活発になる?

    2006年08月16日

    最近TVやインターネット上の一部でも耳にするのですが
    性行為などにより男性ホルモンの分泌が活発になるというのは本当ですか?
    むしろ射精後は分泌が減少するとか、興奮したり射精するたびに男性ホルモンが新たに作られるわけではなく、男性ホルモンが分泌されているから興奮するという話もきいたのですがどちらが本当でしょうか?
    (男性)

     


     

    お問い合わせありがとうございます。

    > 性行為などにより男性ホルモンの分泌が活発になるというのは
    > 本当ですか?

    学術的に認められるような根拠(データ)は存じ上げません。あくまで仮説の域にある個人的な主張かと存じます。

    > むしろ射精後は分泌が減少するとか、興奮したり射精するたびに
    > 男性ホルモンが新たに作られるわけではなく、男性ホルモンが
    > 分泌されているから興奮するという話

    男性ホルモンは、男性ホルモンの分泌を促すホルモンの影響を受けて、約15分毎に刻々と血中濃度が変動すると言われております。

    そして、安静な状態であれば、1日24時間の中で、夜明け前から午前中の血中テストステロン(男性ホルモン)値が高く、日中から夜にかけては低くなるという日内変動のあることが知られています。これは、サーカディアン・リズムと呼ばれる体内時計にもとづくものと思われます。

    一方で、男性ホルモンの分泌は、身体面や精神面など様々な影響を受けて変動するものと考えられます。例えば、海外の文献によると、あるスポーツ競技者で試合に勝った場合と負けた場合で、勝利者の試合後の男性ホルモン値が高くなっていた、という一説を見かけたことがございます(研究論文の原著は未入手)が、精神的な満足度や高揚感が男性ホルモンの分泌を促す方向に影響したことが想像されます。

    そのため、ご指摘にような性的興奮による影響も考えられます。

    ただし、これは誰もが同じような影響を受けるとは限りません。例えば、性交後の満足度が高くて精神的に自信を強めた状態である人なら、精神的な高揚感が自ずと男性ホルモンを高める方向に働くことが想像されますし、仮に客観的に同様の性交をしても、本人にとって不満の残る性交や、失敗したと受け止めているような状況、あるいは性交後に別れ話を持ちかけられて挫折感を味わうような状況があれば、必ずしも男性ホルモンを高めないことがあるかも知れません。性交後の痴話喧嘩で憤りという意味で興奮することはあっても、恐らく多くの男性は別れ話の痴話喧嘩の最中に性的興奮で勃起する気にはなれないことでしょう。気持ちの問題は、とかく単純に行かないものですが、これぞ人生の深みというものなのかも知れません。

     

    どちらが本当でしょうか?

    そもそも、「男性ホルモンが活発になった結果、興奮するのか?」
    それとも、「興奮した結果、男性ホルモンが活発に分泌するのか?」
    という議論になるわけで、お客様のご関心もこの点にあるかと存じますが、これは「鶏か卵か?」の議論になるようで堂々巡りになってしまいます。本質的で哲学的な議論で、興味深いところではありますが、一方で直面する課題解決に向けた現実的な諸事情のため、結論を出すことが避けられているのが現状かと存じます。

    個人的なコメントをお許し戴きたいのですが、小職は「どちらも、ある。」ということではないかと考えております。だからこそ、「好循環にある人」と「悪循環に陥る人」が生じるのであろうと想像しておりますし、悪循環に陥った人には男性ホルモンの補充が好循環に導くための「きっかけ」になるものと考えております。

    以上、取り急ぎご返信申し上げます。歯切れの悪いお答えで申し訳ございませんが、何かご参考になりましたら幸甚に存じます。

     

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  • 「トノス」を使用して子作りしても大丈夫?

    2006年07月24日

    トノスを使用してコンドームをせずSEXし、子作りをしても大丈夫でしょうか?トノスの使用によって、生まれてくる子供に障害(奇形児、精神薄弱など)が起きたりしないでしょうか?
    (25~34歳・男性)

     


     

    パートナーが妊娠中の場合、本剤に限らず男性ホルモン剤の男性ホルモンが何らかの形でパートナーの体内に入りますと、胎児への影響が懸念される、という専門家の指摘がございますので、パートナーが妊娠中であることがあらかじめ判っている場合は、本剤を使用しないよう、お願い申し上げます。

     一方、パートナーが妊娠していなくても、安心してご使用いただくため、万全を期して次の2点の考え方にもとづき、塗布後のふき取り・洗浄、あるいはコンドームのご使用をお願いしております。

     

    1. ●精液に本剤が混入しないこと。
    2. ●パートナーに本剤が付着しないこと。

     

    本剤は上市以来40年余になり、この20年間で600万本を超える出荷実績がございますが、上市以来ご指摘の事例は一例もなく、同種製剤に関する副作用報告等でもこれまでそのような情報を入手した経験はございません。
    これは、トノスをご使用のお客様があらかじめ避妊の処置をしているケースが多いことが考えられますが、弊社製剤が元々低用量で万がいち付着するとしても極めて微量であるうえ、塗布してから性行為に至る前にあらかじめ洗い流すことをお願いしていることによることも一因かと存じます。
    そのため、ご懸念のケースは確率的に極めて少ないと考えておりますが、そうは申しましても理論的な皆無を保証できません。そのため、万全を期して先記の2点を重ねてお願い致す次第でございます。

     

     なお、具体的には下記の通りご注意下さいますよう、お願い申し上げます。

    1. ●亀頭部へ塗布後に本剤を良く洗い流すことにより、精液に本剤が混入する恐れが無くなります。すなわち、早漏防止の目的で本剤をご使用の場合、本剤を塗布後、亀頭部に麻痺感が生じましたら(数分~20分)、性行為を行う前に塗布部を石鹸で十分に洗い流すことを強くお勧め致します。なお通常は、この時点で既に亀頭部には局所麻痺剤が作用していますので、早漏防止の効果は十分に期待できます。
    2. ●尿道口と、その内部に本剤を塗布しないように十分にご注意ください。尿道内部の炎症や失禁の原因になる恐れがありますし、洗い流しても除去できず、精液に本剤の成分が混入する懸念がございます。
    3. ●男性ホルモン補充による勃起力や男性更年期障害の回復を目的として、陰嚢部など亀頭部以外の部位へ本剤を塗布していらっしゃる場合は、万全を期すため性行為の前にあらかじめ塗布部を十分に洗浄して本剤を洗い流して下さい。

     

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  • Q. ヘヤーグロンを今後ずっと使用する場合の注意点は?

    2006年05月08日

    1. 御社のヘヤーグロンを今後ずっと使用する場合の注意点を教えてください。
    2. 使用中の性行為によりできた子供への影響はどうなのでしょうか。
    3. 以前病院にてホルモン検査をしました。テストステロン値、遊離テストステロン値とも低い一方で、PRL値が高く、性的障害を起こしやすいということでした。睾丸が小さく、陰萎の症状があります。
    4. 以前御社のヘヤーグロンを使用し症状が改善しましたが、外部より摂取すると自己製造能力が低下すると聞き使用を中止しております。今後長期間使用することなので躊躇しております。(25歳・男性)

     


     

    1. 4.の項目で、ご指摘いただいた懸念は極めて少ないと考えておりますが、ご心配をさらに極小化するため、本剤を1本ご使用になった後は「1週間以上の休薬期間」を設けてから、再度ご使用になることをお勧め致します。

     

    1. 基本的に影響ございませんが、敢えて問題になるケースを想定しますと、妊娠後の母体にテストステロンを投与すると、胎児に影響を及ぼす懸念がございますので、妊娠後はパートナーに本剤が付着しないようにして下さい。万がいち付着した場合は、直ちに洗い流して下さい。
    2. 高プロラクチン(PRL)血症がED(勃起障害)の原因になることは知られておりますが、自己判断でテストステロンの補充をお考えになる前に、そもそも高PRL血症を引き起こしている原因が心配です。例えば、精神神経用薬の副作用で高PRL血症となるケースがあると聞いておりますので、思い当たる薬剤をご使用でしたら、主治医の先生と良くご相談下さいませ。また、器質的には視床下部や下垂体に原因疾患があるケースもあるようです。
    3. ご指摘のケースはヘヤーグロンの投与量の数十倍といった高用量で、健常者の正常範囲のテストステロンレベルをはるかに超えてしまうような投与を何ヶ月も続けた場合の話です。現在、一般的に行われている注射剤での男性ホルモン補充は、ヘヤーグロングローミンの5倍以上の投与量にもかかわらず、少なくとも数ヶ月の投与でご指摘の症状が問題になったケースを存じ上げておりません。

     

    ヘヤーグロンのご使用をお考えいただき大変ありがたく存じますが、お客様の場合は高PRL血症の原因が心配ですし、これを解決すれば、性機能のお悩みも自ずと軽快することが期待できます。どうか、ヘヤーグロンをお考えになる前に、高PRL血症の原因と処置について主治医の先生と良くご相談いただくことを強くお勧め申し上げます。

     

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  • Q.テストステロンを陰茎等に塗布すればサイズが大きくなる?

    2006年03月30日

    以前、雑誌でテストステロンを正常値にしてやれば陰茎・亀頭は何歳になっても増大する、とありました(陰茎増大が出来ると謳った製品の宣伝です)。トノス等にテストステロンが含まれていると言うことなので、もしこれらを陰茎等に塗布すればペニスを成長させることは可能でしょうか?(25~34才・男性

     


     

    ご指摘の記事は「正常値にしてやれば」とのことですが、先ずは異常であるかどうかを見極めることが重要です。ご指摘の話は、第二次性徴を象徴とする、思春期からの性器の発達が、何らかの疾患にともない異常を来たしている場合です。例えば、クラインフェルター症候群半陰陽、脳腫瘍にともなうホルモン分泌の異常、といった原因が考えられるようです。これらは専門医による高度な治療が必要ですから、正常に第二次性徴を遂げた男性とは全く別の問題かと存じます。

     

    一方で、正常に第二次性徴を迎えて成長を終えた成人男性がテストステロンの投与で更に成長できるか?と申しますと、一般的に可能性は低いと思われますし、正常なホルモンレベルの人にテストステロンの過剰な投与を続ければ、不測の弊害が心配されますので、決してお勧め出来ません。
    ちなみに、「第二次性徴の最中にテストステロンを投与すれば、本来よりも大きく成長できるのではないか?」というご質問をいただくこともございますが、これは逆効果になるかも知れませんので、絶対にしないで下さい。と申しますのは、体内のテストステロンが多くなるほど、ネガティブ・フィードバックと呼ばれるホルモンの働きが生じるからです。即ち、「もう十分にホルモンが出て成人の身体になった。これ以上は成長する必要が無い。」と脳が判断して、身体的な成長そのものを止めてしまうことが考えられるのです。そうなると、陰茎のみならず身長や体型など本来の姿になる前に成長が止まってしまい、取り返しのつかない事態になりかねません。

     

    私自身、身体的特徴にはコンプレックスが多々ありますし、切実に悩む方のお気持ちは解っているつもりですが、医学的に正常な成長を遂げた人の身体的特徴を変えようとする発想には倫理的に反対しますし、合理的な根拠もなくメリットが期待できないのに極めて大きなリスクを伴うと考えています。そして弊社製品をはじめ市中の商品では実現できないと思います。DNAの運命に身を委ねて、あとは健全な生活習慣と食生活、そしてスポーツで汗臭い青春を謳歌するのが結果的に一番良いと信じています。

     

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  • Q.ひげを生やしたいのですが生えてきません。

    2006年03月30日

    ひげを生やしたいのですが生えてきません。どうすれば生えてきますか?(25才未満・男性)

     


     

    切実なご事情があるかと存じますが、次のような状況によって受け止め方や対処が異なるので、いちがいに申し上げる事ができません。

     

      1. ①第二次性徴(声変わり、陰毛の発現、性器の発達など)が何らかの原因で生じない、あるいは不十分である場合。
      2. ②正常に第二次性徴を遂げているが、遺伝要因などにより先天的に体毛が薄い場合。
      3. ③元々は十分にあった体毛が、ストレスなど何らかの原因で脱毛して、その後、元に戻らない場合。

     

    ①の場合は、直ちに専門医(内分泌内科や泌尿器科)を受診して検査を受けた上で、専門的な治療を行うべきです。お客様の年齢が18歳以上で、第二次性徴の出現に心配な状況がございましたら、ぜひ受診することを強くお勧め致します。ご希望のエリアで受診すべき専門医が判らない場合は、私どもが出来る範囲で検索してご案内致しますので、ご希望のエリアと併せてお問い合わせ下さいませ。

     

    ②の場合は、残念ながら状況を受け止めていただく事しか申し上げられません。例えば弊社製品の男性ホルモン製剤「グローミン」や「ヘヤーグロン」の副作用で陰毛やひげが濃くなるケースは考えられますが、お客様の年齢(25歳未満)が20歳前後であれば、一般に男性ホルモンの分泌が最も旺盛な時期であるはずで、この時期に過剰な男性ホルモンの投与を続けますと、不測の重大な副作用が心配されますので、お勧め出来ません。

     

    ③の場合は、お近くの皮膚科を受診して、ご相談することをお勧め致します。なお、施設・医師によっては2.についてもご相談にのっていただける事があるかも知れませんので、お尋ねになってみてはいかがでしょうか。ただ、具体的にどの施設・医師であれば確実にお応えいただけるか、ということになりますと、恐れ入りますが私どもは今のところ存じ上げておりません。

     

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