タグ:勃起
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現在、グローミンを1週間程度塗布しています。確かに、ここ2~3日で朝立ちは確認できていますが、性交の場合にまだまだ、というところです。
どれくらいの期間で効果が出るんでしょうか?(55~64歳・男性)
歯切れの悪いお答えで申し訳ございませんが、性交時のEDに対する改善までの期間は、追記に記しました通り人により状況が異なりますので、一概には申し上げられません。
やはり即効的な結果を求めるのであれば、お近くの医療機関を受診してバイアグラやレビトラを処方していただくのが現在の医療では最善と存じます。
手術や外傷、強いストレスやトラウマ、あるいは他の薬剤による副作用が特に無いという前提で、一般的な加齢にともなう勃起の問題を考えますと、下記の状況が考えられます。
- ●近年はメタボリック・シンドロームが話題ですが、肥満や加齢と共に高コレステロール症や高血圧、糖尿病等の基礎疾患を持つ可能性が高くなり、これらにともなう動脈硬化で陰茎に至る血流が悪くなる。
- ●男性ホルモンの分泌減少が性欲やバイタリティなど男性的な攻撃性の衰えにつながったり、筋肉量の低下につながり、これらが結果的に次項3.を誘発する。
- ●上記の1.や2.がきっかけになって、陰茎平滑筋など、勃起に影響する筋肉が、夜間勃起や早朝勃起などの日常的な勃起が途絶えることで衰えてしまい、十分な勃起が得にくくなる、という悪循環に陥る。
すなわち、健康的な生活習慣(適度な運動、バランスの良い食事、規則正しい生活リズム、喫煙や過度の飲酒をしない事)が、上記の1.を予防あるいは改善し、自ずと2.に対する改善にもつながります。
ただ、加齢や強いストレスにより健康的な生活習慣の維持向上だけでは2.の要因が補え切れない場合がありますので、それを男性ホルモンの補充で最小限だけ補完するのが宜しいかと存じます。
夜間勃起や早朝勃起は、日常的な歩行が足腰の筋肉を維持させるのと同様の意義があり、早朝勃起が無くなるというのは、日常の歩行をしないで寝たきりになるような状況に例えられ、足腰の筋肉が萎えてしまってからでは、急に運動をしたくても思うように動けないのと同様に、いきなり往時の勃起を得るのは困難となります。
更には、加齢が進んで寝たきりの状態が長引くほど、筋肉の萎縮が進んでしまい、元の状態に戻す事が困難になるのと同様に、勃起も夜間・早朝勃起が絶えてから長引くほど往時の勃起を取り戻すのが困難になったり、リハビリが長引く懸念があります。
「性交の場合にまだまだ」、との事ですが、以上の背景から、何よりも忘れかけていた早朝勃起が復活したご様子なので、少なくとも器質的に深刻な勃起不全には陥っていない事が考えられます。
あとは寝たきりの状態で衰えてしまった足腰のリハビリをするのと同様の意義とお考え戴き、素振りや散歩をするような感覚で、性交時以外の勃起を大切にして戴けましたら幸いに存じます。
性交時に直ちに十分な勃起を維持できるようになるまでには、なお時間を要するかも知れませんし、以上の背景であれば要する時間も人によりますが、結果を焦らずに先ずは健康的な生活習慣と、そして、重ねて申しますが早朝勃起など性交以外での勃起を大切にして戴く事をお勧め致します。
もちろん、心疾患や降圧剤の服用など禁忌でなければ、お近くの医療施設を受診してバイアグラやレビトラの処方を要望なさる事が現在の医療としては最善の選択肢と存じますし、その際に主治医へご確認の上であれば、グローミンと併用いただいても作用機序としては問題無いと考えております。
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勃起しても全然硬くならず、挿入はなんとか出来ますが、腟の中で射精する事ができません。でもオナニーの時はふにゃふにゃでも約10秒もせずにすぐに射精するのになぜでしょうか?
挿入しててもなかなか射精しないから、1分もせずにふにゃふにゃになって挿入できなくなりますがインポなんでしょうか?でも射精しても全く飛ばなく垂れるだけです。 (34歳・男性)
関係法令上、私どもがお客様の診断や処置を申し上げることは出来ませんが、学術情報や学会での症例報告にもとづく一般論として申し上げますことを、あらかじめご了解下さいませ。
まず、挿入可能な勃起を得られても、勃起を維持できないケースもEDの症状とされています。EDは勃起不全のことで、現在は世界的にインポテンスと言わないようになっています。EDの診断にはIIEF(国際勃起スコア)という問診票が使われております。ファイザー社のHPをご参考としてご案内致します。こちらを参照下さいませ。「射精しても全く飛ばなく垂れるだけ」という症状にも射精障害が心配されますが、例えば毎日何回もオナニーして射精する日が続けば精液が常に少なくなってしまいますし、そうであれば自ずとそのような症状に陥ることがあるかと存じますので、先ずは最低3日以上の禁欲期間を設けて精液をオナニーで射精できても腟内で射精できないケースは、専門医が「腟内射精障害」と呼ぶ症状と思われます。
オナニー時に手のグリップが強過ぎたり、うつ伏せで布団にペニスを押し付ける…といった、オナニーの方法を長く習慣的に続けて来た人に多いようで、専門医からオナニーの方法に問題のあることが指摘されています。溜めながら、その間に規則正しい生活リズムと十分な睡眠、適度な運動で体調を整えて、その後にオナニーを再開して確かめてみてはいかがでしょうか。なお、服用中の薬剤によっては副作用でEDに陥るケースがございますので、ご使用中の薬剤がございましたら主治医にご相談のうえ、薬剤のご使用を中止したり、他の薬剤に変更することをお勧め致します。また、弊社製品ではヨヒンビン製剤「ガラナポーン」「ガラナピン」で、人により衰弱性射精の改善が期待できます。
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