大東製薬工業株式会社

お客様相談室

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記事カテゴリー:副作用・リスク

  • ガラナポーンの服用方法について

    2007年01月11日

    ガラナポーンを購入し服用しています。
    質問ですが、用法に「1回1錠、1日3回食後」とありますが、継続使用により効果が現れるのでしょうか?SEXの前に1錠~3錠を服用するという様な使用法ではいけないのでしょうか?
    また、常用後に服用をやめると逆効果になる様な事はあるのでしょうか? (45~54歳・男性)

     


     

    ご指摘の通り、継続使用による効果の発現を前提とした用法が旧厚生省から承認されていますが、実態としては頓服(性行為の約1時間前の服用)で効果を体感するという場合を多く経験しており、1錠/回であれば頓服で過剰投与や健康被害を及ぼす懸念が無いうえ、経済性の配慮もございますので、1錠/回の頓服で効果がある方には敢えて否定しておりません。

    有効成分の塩酸ヨヒンビンは血中に吸収されてから数時間以内に代謝され消失すると言われており、そうであれば頓服が望ましいはずです。しかしながら、近年の学術発表によりますと、ヨヒンビンの代謝生成物と言われている 11-hydroxyyohimbine が体内で2次的に作用する可能性が指摘されております。

    上記がそうであれば長時間にわたり作用することになるため、継続使用での効果が裏づけられますが、現時点でこれらの考えはあくまで仮説であり、詳細は明らかになっておりません。

    以上より、ご指摘のような頓服でも効果があるなら1錠/回であれば差し支えないと考えておりますが、一度に2~3錠を服用して有効成分(塩酸ヨヒンビン)の血中濃度が急激に高くなり過ぎますと、動悸や顔面紅潮などの副作用が強く発現したり、人により副作用ばかり強く現れ、EDや射精障害に対しては、むしろ逆効果になる恐れがございますので、ご注意下さいませ(弊社HP参照)。

     

    常用後に服用をやめると逆効果になる様な事はあるのでしょうか?

    服用中止後にリバウンドが生じて逆効果になる場合をご指摘いただいたものと存じますが、ヨヒンビンの作用はホルモン分泌のフィードバック系に影響する作用とは全く異なりますし、服用の中止にともない単純に作用が消失して行くと考えているため、ご指摘のような事は無いと考えております。

    少なくとも弊社の40年余の市場経験でそのようなご指摘をいただいた事はございませんし、学術発表等におきましても、弊社の知る限りそのような指摘はございません。

     

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  • グローミンがパートナーに付着しても大丈夫?

    2006年11月01日

    グローミン」を午前中に陰嚢に塗布し10時間後、グローミンを洗い落とさずに性交しました。グローミンがパートナーに付着して何か不快感を感じさせていないか、パートナーに何か変化があったのか…と心配していますが、その様な可能性はあるのでしょうか? (55~64歳男性)

     


     

    塗布部に残った本剤がパートナーに触れて、ベタベタ感などの不快感を与える可能性はございますが、パートナーの身体に変化を及ぼすほど影響する可能性は極めて低いと考えております。少なくとも、一度の性交で本剤の成分(テストステロン)がパートナーの身体に影響するほど吸収される可能性は極めて考えにくいと思われます。

    ただし、パートナーに吸収される本剤の成分が完全にゼロであるとは言い切れませんし、例えば長期的に何度も付着したとき、パートナーへ絶対に影響しないとも言い切れません。
    もし、パートナーご自身であれば、本剤から隔離することで問題は解決できますが、妊婦の場合は胎児の成長に影響する恐れが考えられますので、パートナーが妊婦の場合は万全を期して本剤のご使用を中止するか、性交前に完全に洗い流していただくよう、お願い申し上げます。

     

    やはり、万全を期して安心してご使用いただくためにも、性交の前にあらかじめ塗布部を良く洗い流しておけば、完全にご心配を払拭できますので、今後そのようにご使用いただければ幸いに存じます。

     

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  • ヒメロスの副作用について

    2006年10月28日

    ヒメロスの主な副作用について教えてください。 (性別・年齢不詳)

     


     

    ヒメロスでは、市場導入後の約40年間で、重篤な副作用の事例を経験しておらず、また、この10年の間でも軽度な副作用(痒みなど)について数件のお問い合わせをいただいた事はありますが、医療機関の受診を要するほどの事例は経験しておりません。

    なお、本剤の有効成分を含む医療用の薬剤における副作用情報にもとづき想定される最悪のケースと、その対応につきまして、次の通りご案内致します。

     

    (1) 乳がん、子宮がん、卵巣がん

    高用量な医療用の薬剤で、エストロゲンを長期間にわたり連続使用した場合に、これらの悪性腫瘍のリスクが高まると言われております。
    また、既にこれらの悪性腫瘍に罹患している場合は、女性ホルモン剤の使用で病状を進行させる恐れがあります。
    一方、本剤のような低用量で、かつ3ヶ月以内の短期投与によって、これらの悪性腫瘍を発症したという報告はございませんし、弊社製品は過去40年間でそのような事例を経験していません。

    以上より、次の事項をご注意ください。

    ① 本剤を初めてご使用する前には、これらのがん検診をお願い致します。既にこれらの腫瘍に罹患している人、恐れのある人は本剤を使用しないでください。

    ② ご家族、あるいは本人に悪性腫瘍の病歴がある場合は、本剤を使用しないでください。(遺伝要因や転移のリスク要因を避けるため。)

    ③ 本剤のご使用で症状が軽快し次第、ご使用を止めていただき、なるべく続けて使用しないで下さい。 症状の軽快後は1ヶ月以上を目安になるべく長く休薬期間を置いて、 症状が再発した際に再度、使用するといった間欠的な投与をお勧めします。なお、やむを得ず3ヶ月以上、続けてご使用になる場合は、少なくとも6ヶ月に1回以上の頻度で定期的ながん検診をお願い致します。

     

    (2) 皮膚の発赤、痒み、かぶれ、腫れ、薬疹

    人により、本剤の成分がお肌に合わない場合がございます。また、手指や塗布部が不潔であったり、傷がありますと、炎症などの原因になります。そのため、次の事項にご注意ください。

    ① ご使用前に、手指と塗布部を清浄にして、傷や湿疹が無い事をご確認ください。

    ② 初めてご使用になる前に、内股など皮膚のうすい所に本剤を塗り、翌日中に薬疹、発赤、痒み、かぶれ、腫れ等の異常が生じないことをご確認ください。異常が生じた場合は、本剤を使用しないでください。

    ③ 過去に、薬や化粧品等を塗って、これらのアレルギー症状を起こした事がある場合や、ご家族または本人がアレルギー体質である場合は、あらかじめ医師や薬剤師にご相談するなど、慎重にご使用ください。

    ④ ご使用中に、これらの症状が起きた場合は、直ちにご使用を中止して、患部を清浄に保ちながら安静にしてください。通常は数日で軽快しますが、日ごとに症状が悪化する場合は皮膚科を受診してください。

     

    (3) 乳房の痛み、緊満感

    生理周期にともなう通常の範囲内の痛みや張りを超えるような異常な痛みや張りがある場合は、直ちに本剤の使用を中止してください。その後、約2週間の間に軽快しない場合や、症状が悪化する場合は、婦人科あるいは乳腺外科を受診してください。

     

    (4) 吐き気、嘔吐、食欲不振、頭痛、むくみ、めまい

    医療用の女性ホルモン製剤における副作用事例で、ヒメロスでは経験がございません。

     

    (5) 不正出血、経血量の変化、帯下(こしけ: 粘液や白血球を含む、白色または黄色で粘液性の腟からの排出物)

    閉経後のご使用にともなう月経の再開のような不正出血を経しておりますが、逆に、閉経前の女性で生理不順が規則正しくなったケースもございます。本剤の使用を中止することで、元の状態に戻るものと考えております。

     

    (6) 色素沈着、腹部疼痛、下痢、動悸、眠気、不眠、血圧上昇、便秘、腹部膨満感

    医療用の女性ホルモン製剤における副作用事例で、ヒメロスでは経験がございません。

     

    追記: その他の注意事項について

    (1) 妊娠または妊娠している可能性がある場合は、本剤を含む全ての女性ホルモン剤を使用しないでください。胎児に悪影響を及ぼす恐れがあります。

    (2) 授乳中の場合は、本剤を含む全ての女性ホルモン剤を使用しないでください。他剤の報告で、母乳に成分が移行して母乳を飲んだ新生児に悪影響を及ぼすことが指摘されています。

     

     

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  • ヒメロスの原材料について

    2006年10月28日

    ヒメロスの原材料について教えて下さい。 (性別・年齢不詳)

     


     

    (1) 有効成分

     

    ●「日局」  エチニルエストラジオール 0.02%
    ●「局外規」エストラジオール      0.06%

    「日局」「局外規」は、共に国が定めた医薬品規格です。

    エチニルエストラジオールとエストラジオールは、共にエストロゲン(卵胞ホルモン)と呼ばれる女性ホルモンです。

    エストラジオールは天然卵胞ホルモンのひとつで、エストロゲンの中で生理活性が最も強く、また、エチニルエストラジオールは半合成エストロゲンのひとつで、生理活性はエストラジオールの数倍強いと言われています。

    なお、これらの成分は、工業的にはイモ科の植物から抽出された物質をベースに製造されており、弊社は欧州の大手化学メーカーが世界各国の医薬品用に製造したものを輸入して使用しています。当然ながら、その品質は先述の通り、国が定めた医薬品規格に適合したものです。

     

    (2) 添加物

    医薬品の場合、基剤成分も含め有効成分以外の成分は全て添加物と称すことになっておりますが、その内容は次の通りでございます。

    ●白色ワセリン  基剤
    ●白糖       基剤

    腟粘膜に塗布した際に、白糖の触感にともなう熱感により、独特な塗心地を狙いとしています。

    ●ラノリン     基剤

    羊毛についている脂肪質から分離精製した物質です。皮膚に吸収されやすく、粘膜に良く付着する性質があると言われており、軟膏の基剤に良く使用されて来ました。また、水を加えても軟膏の性状を保つことから、ヒメロスの使用法(水またはお湯1~2滴でよくねって、局部粘膜に塗る)を踏まえて使用しています。

    ●グリセリン

    一般的に、塗布部へ潤いを与え、角質層を柔らかくして荒れを防ぐ目的で、化粧品では良く配合される添加物です。
    ただし、あまりに高濃度であると、吸湿性が強いため皮膚刺激が強過ぎてしまうので、化粧水の場合で10%位までが限度と言われています。ただし、ヒメロスの場合は5%に抑えています。

     

     

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  • テストステロンの副作用は?

    2006年08月24日

    テストステロンを使用すると副作用としてどんなことが考えられますか?たとえば毛深くなるとかはありませんか?(45~54歳・男性)

     


     

    まず、重篤な副作用について申し上げますと、弊社製剤でお願いしている用法・用量の範囲内であれば、テストステロンに重篤な副作用は考えにくく、上市以来40年余の市場実績では経験がございません。

    ただし、弊社製剤の用法・用量を超える高用量のご使用を続けた場合には、多血症など思わぬ副作用が懸念されますし、弊社製剤で使用禁止をお願いしている前立腺腫瘍の場合は、腫瘍を増悪させてしまうことが心配されます。

    > たとえば毛深くなるとかはありませんか?

    人により現れ方は異なりますが、一般的なテストステロンの作用として体毛が濃くなる可能性はございます。しかしながら、弊社製品について苦情等で承った経験がこれまでに無く、仮にあったとしても許容できる範囲内であったかと思われます。

    ただし、頭髪と体毛は切り離してご理解をお願い申し上げます。頭髪への影響につきましては、弊社サイトの関連ページをご参照下さいませ。

     

     

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  • 「トノス」を使用して子作りしても大丈夫?

    2006年07月24日

    トノスを使用してコンドームをせずSEXし、子作りをしても大丈夫でしょうか?トノスの使用によって、生まれてくる子供に障害(奇形児、精神薄弱など)が起きたりしないでしょうか?
    (25~34歳・男性)

     


     

    パートナーが妊娠中の場合、本剤に限らず男性ホルモン剤の男性ホルモンが何らかの形でパートナーの体内に入りますと、胎児への影響が懸念される、という専門家の指摘がございますので、パートナーが妊娠中であることがあらかじめ判っている場合は、本剤を使用しないよう、お願い申し上げます。

     一方、パートナーが妊娠していなくても、安心してご使用いただくため、万全を期して次の2点の考え方にもとづき、塗布後のふき取り・洗浄、あるいはコンドームのご使用をお願いしております。

     

    1. ●精液に本剤が混入しないこと。
    2. ●パートナーに本剤が付着しないこと。

     

    本剤は上市以来40年余になり、この20年間で600万本を超える出荷実績がございますが、上市以来ご指摘の事例は一例もなく、同種製剤に関する副作用報告等でもこれまでそのような情報を入手した経験はございません。
    これは、トノスをご使用のお客様があらかじめ避妊の処置をしているケースが多いことが考えられますが、弊社製剤が元々低用量で万がいち付着するとしても極めて微量であるうえ、塗布してから性行為に至る前にあらかじめ洗い流すことをお願いしていることによることも一因かと存じます。
    そのため、ご懸念のケースは確率的に極めて少ないと考えておりますが、そうは申しましても理論的な皆無を保証できません。そのため、万全を期して先記の2点を重ねてお願い致す次第でございます。

     

     なお、具体的には下記の通りご注意下さいますよう、お願い申し上げます。

    1. ●亀頭部へ塗布後に本剤を良く洗い流すことにより、精液に本剤が混入する恐れが無くなります。すなわち、早漏防止の目的で本剤をご使用の場合、本剤を塗布後、亀頭部に麻痺感が生じましたら(数分~20分)、性行為を行う前に塗布部を石鹸で十分に洗い流すことを強くお勧め致します。なお通常は、この時点で既に亀頭部には局所麻痺剤が作用していますので、早漏防止の効果は十分に期待できます。
    2. ●尿道口と、その内部に本剤を塗布しないように十分にご注意ください。尿道内部の炎症や失禁の原因になる恐れがありますし、洗い流しても除去できず、精液に本剤の成分が混入する懸念がございます。
    3. ●男性ホルモン補充による勃起力や男性更年期障害の回復を目的として、陰嚢部など亀頭部以外の部位へ本剤を塗布していらっしゃる場合は、万全を期すため性行為の前にあらかじめ塗布部を十分に洗浄して本剤を洗い流して下さい。

     

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  • Q. ヒメロスを塗ると?

    2006年07月24日

    1. ヒメロスを塗るとヒリヒリしたりスースーしたりしますか?
    2. 塗ったとこが熱い感じがしてくるのですか?(25~34歳・女性)

     


     

    1. 本剤にはアルコールやメンソールのような添加物が含まれておりませんので、通常ご指摘のような感触はございません。ただし、塗布する部分に傷や湿疹、肌荒れがある場合はヒリヒリするなど何らかの刺激を感じることになるので、塗布する部分の状態はあらかじめ十分にご注意くださいませ。また、塗布時に数滴添加した水分(湯)が皮膚上で蒸発する際にスースーした感触を与えることは考えられますが、実際にはそのような感触をご指摘いただいた経験はございません。

     

    1. 個人差はございますが、基材の白糖の触感により塗布した部分にボワーっとした若干の熱感を感じることがございます。

     

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  • Q. ヘヤーグロンを今後ずっと使用する場合の注意点は?

    2006年05月08日

    1. 御社のヘヤーグロンを今後ずっと使用する場合の注意点を教えてください。
    2. 使用中の性行為によりできた子供への影響はどうなのでしょうか。
    3. 以前病院にてホルモン検査をしました。テストステロン値、遊離テストステロン値とも低い一方で、PRL値が高く、性的障害を起こしやすいということでした。睾丸が小さく、陰萎の症状があります。
    4. 以前御社のヘヤーグロンを使用し症状が改善しましたが、外部より摂取すると自己製造能力が低下すると聞き使用を中止しております。今後長期間使用することなので躊躇しております。(25歳・男性)

     


     

    1. 4.の項目で、ご指摘いただいた懸念は極めて少ないと考えておりますが、ご心配をさらに極小化するため、本剤を1本ご使用になった後は「1週間以上の休薬期間」を設けてから、再度ご使用になることをお勧め致します。

     

    1. 基本的に影響ございませんが、敢えて問題になるケースを想定しますと、妊娠後の母体にテストステロンを投与すると、胎児に影響を及ぼす懸念がございますので、妊娠後はパートナーに本剤が付着しないようにして下さい。万がいち付着した場合は、直ちに洗い流して下さい。
    2. 高プロラクチン(PRL)血症がED(勃起障害)の原因になることは知られておりますが、自己判断でテストステロンの補充をお考えになる前に、そもそも高PRL血症を引き起こしている原因が心配です。例えば、精神神経用薬の副作用で高PRL血症となるケースがあると聞いておりますので、思い当たる薬剤をご使用でしたら、主治医の先生と良くご相談下さいませ。また、器質的には視床下部や下垂体に原因疾患があるケースもあるようです。
    3. ご指摘のケースはヘヤーグロンの投与量の数十倍といった高用量で、健常者の正常範囲のテストステロンレベルをはるかに超えてしまうような投与を何ヶ月も続けた場合の話です。現在、一般的に行われている注射剤での男性ホルモン補充は、ヘヤーグロングローミンの5倍以上の投与量にもかかわらず、少なくとも数ヶ月の投与でご指摘の症状が問題になったケースを存じ上げておりません。

     

    ヘヤーグロンのご使用をお考えいただき大変ありがたく存じますが、お客様の場合は高PRL血症の原因が心配ですし、これを解決すれば、性機能のお悩みも自ずと軽快することが期待できます。どうか、ヘヤーグロンをお考えになる前に、高PRL血症の原因と処置について主治医の先生と良くご相談いただくことを強くお勧め申し上げます。

     

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