大東製薬工業株式会社

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記事カテゴリー:ガラナピン

  • タムスロシンとの併用は?

    2008年01月14日

    前立治療の治療薬(タムスロシン)を夜に飲んでいますが、ガラナピン及びトノスを利用しても良いでしょうか。(男性 45~54才)

     


     

    端的に記しますと、次の通りでございます。

    「ガラナピン」「ガラナポーン」:不可
    トノス」男性ホルモン補充目的による陰嚢への塗布:不可
    トノス」早漏目的での亀頭冠塗布:可

    なお、万全を期すため決して自己判断で併用をしないで、あらかじめ主治医にご相談下さいますよう、お願い申し上げます。

    なお、詳細を次の通り補足致します。


    「ガラナピン」または「ガラナポーン」との併用について

    有効成分「タムスロシン塩酸塩」、前立腺肥大症の排尿障害改善剤「ハルナールD錠」(アステラス製薬)「ハルナールD錠」の添付文書を参照致しますと、血圧の降圧剤をはじめ、PDE5阻害剤(「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス錠」等)との併用に注意喚起の記載がございます。

    これは、タムスロシン塩酸塩が交感神経α1受容体を選択的に遮断することで、血圧低下の可能性があるうえ、上記の薬剤と併用することで更に血圧が低下することで、過剰な血圧低下にともなう副作用(目まい、立ちくらみ、失神など)が懸念されるためと思われます。

    一方、「ガラナピン」や「ガラナポーン」の有効成分である塩酸ヨヒンビンには交感神経α2の遮断作用があると言われております。タムスロシン塩酸塩のα1遮断作用とは異なりますが、人により塩酸ヨヒンビンの投与で血圧低下を起こす可能性が否定できません。

    このような万が一のケースを想定し、万全を期してガラナピン(またはガラナポーン)との併用を避けていただきたく存じます。

    トノス」との併用について

    トノス」との併用は早漏予防目的で亀頭冠に塗布するのであれば、問題となる可能性は考えにくいと存じます。

    一方、勃起力減退や男子更年期障害を目的として、陰嚢部へ「トノス」を塗布して男性ホルモン(テストステロン)の補充を行う場合は、そもそもお客様の前立腺肥大症が治療を要するほど進行している状況であることが心配されますので、男性ホルモンの補充により前立腺肥大の症状を進行させてしまう恐れがあることから、弊社としてはお勧めできません。主治医と良くご相談下さいませ。

     

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  • ガラナポーンの購入について

    2007年09月11日

    ガラナポーンを、通販ルートで買えませんか?(55~64才 男性)

     


     

    ガラナポーン」「ガラナピン」のようなヨヒンビン製剤は、第1類医薬品であるうえ劇薬に指定されているため、薬剤師の対面販売が義務づけられており、購入時に店頭で所定の用紙に署名していただく必要がございます。
    また、ヨヒンビンの強精効果や作用の強さによるものか、一部の非合法な業者が海外からヨヒンビンを輸入し、健康食品等の名目で違法に販売しているケースが後を絶たず、行政当局は非常に神経質な対応をしています。

    そのため、遵法意識の高い業者であれば、ヨヒンビンの通販を行う業者は基本的に存在しません。
    ネット上では時おりヨヒンビンを販売する業者を見かけますが、これらの業者の行為は、本人がいかに「合法」と主張しようとも、非合法であり、脱法行為です。
    また、道義的な観点からも、販売後のサポートを一切保証しない「売り逃げ御免」の無責任な販売方法です。
    このような業者から購入した消費者に事故や健康被害があった時、マスメディアの偏見に満ちた報道等によって、安全な適正使用に向けて真面目に取り組んでいる立場の者まで、行政当局や消費者から一緒くたに受け止められてしまうのは、絶対に避けたいと考えております。

     

    例えば、未成年が飲酒して事故や健康被害があった時に、酒が危ないからと言って国全体が禁酒になるとは思いません。煙草でさえ、これだけ健康被害の因果関係が明確になっているのに、国として製造販売が禁止される様子はありません。
    しかしながら、ヨヒンビンで事故や健康被害が生じれば、ヨヒンビンの存在そのものが社会的に否定されて抹殺されてしまうかも知れません。性的なモノに対する社会的に強い偏見が根強く、たとえ正当であれ少数の受益者の存在が無視される現実は否定できないからです。
    このような事態になったとき、少数とはいえ誰にもご迷惑をおかけすることなく、40年余の長きにわたり、ヨヒンビンを適正に使用し続けて来た、正当な消費者と、そして弊社のようなメーカーの立場は、踏みにじられても構わないのでしょうか?弊社スタッフや関係先の日々の取り組みを思いますと、誠に悔しくてなりません。

     

    以上の考え方から、私どもは反社会的な販売方法をとる業者を、決してお勧め致しません。

    なお、「ガラナポーン」の正規取扱薬局につきましては、こちらでご案内していますので、ご参照下さいませ。

     

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  • 「グローミン」の使用を続ければEDは改善しますか?

    2007年06月06日

    グローミンに認められた適応症の中には、男性ホルモンの分泌不足による諸症状として、勃起力減退や陰萎がございます(詳細は弊社HPを参照下さいませ)。勃起力減退や陰萎は最新の医学的な表現ではありませんが、EDの症状と考えられますので、グローミンの効果としてEDの改善は期待できると思われます。

     

    しかしながら、近年のED研究によりますと、EDの原因には加齢やストレスによる男性ホルモンの分泌不足だけでなく、高血圧や糖尿病、肥満や喫煙にともなう動脈硬化をはじめ、前立腺の手術や外傷にともなう陰茎の神経の損傷、服用中の薬剤の副作用・・・、等々様々な指摘があり、しかも、これらが複合しているケースも多々あるようです。

    そのため、単に男性ホルモンの分泌不足によるEDであれば、グローミンのご使用でEDの改善が期待できますが、先述の他の原因が関係していますと、残念ながら本剤を使用しても改善できないものと思われます。

    モニター結果からEDに対する効果を実感した方々の声の中には、ご使用を始めて数日~1週間前後で「朝だち(早朝勃起)が復活した」あるいは、「朝だちの強さが増した」、というケースが多いのですが、少なくとも朝だちが復活して、勃起の強さが十分になるという事であれば、EDの器質的な問題は解決していると解釈できますので、自信を持って性行為に臨めるかと存じます。

     

    ちなみにグローミンは10g入で約33回分の量なので、1日2回、朝晩の塗布で使い切るまでに2週間少々となります。そこで、本剤を1本、2週間少々ご使用いただく中で、朝だちに手応えを感じて戴けましたら、結果的にお客様のEDが本剤で改善できるかも知れません。

    なお、現状でも朝だちでは十分に勃起できるものの、性行為の際にEDとなるケースは、心因性など機能的な原因のEDが考えられますので、グローミンでの改善が困難になると思われます。このような場合は、お近くの医療機関を受診して、医療用のED治療薬(PDE5阻害剤: バイアグラやレビトラ、シアリス等)を処方していただくのが効果の面で最善です。

     

    ちなみに、弊社製品では「ガラナポーン」「ガラナピン」という錠剤を製造しており、市販薬なので医師を受診しなくても薬局でお求め戴けます(ただし劇薬なので、購入時に薬局の店頭で劇薬譲渡証への記入が必要です)。両者は販売元の違いによる名称の違いで、薬剤そのものは全く同一です。

    「ガラナポーン」「ガラナピン」は、主成分の塩酸ヨヒンビンによる中枢性の作用で、主に心因性のEDに対する効果は期待できますが、バイアグラやレビトラに比べて効果は劣ります。詳細は弊社HPをご覧下さいませ

     

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  • ガラナポーンの服用を考えていますが、私に適切でしょうか?

    2007年01月29日

    オナニーに頼る時期が長かったせいか、手に慣れてしまい、パートナーに手で刺激してもらって射精する事が多いです。また、初体験の時はきちんと挿入して性交を遂げる事が出来ましたが、最近は中折れしたり、十分に勃起しない状態で射精してしまう事が多くなりました。硬くならないのに射精してしまうのは、オナニーでも多いです。これはEDでしょうか?一体どうしたら良いのでしょうか?「ガラナポーン」は適切でしょうか?アドバイスをお願いします。 (25~34才・男性)

     


     

    私どもは医師でないため、関係法令上お客様の診断や処置を申し上げることは出来ませんが、私どもの得た学術情報や学会での症例報告などから一般論としてご回答させていただきますことを、あらかじめご了承くださいませ。

     

    先ず、オナニーの性癖によって、特にグリップが強過ぎたり、うつ伏せで布団や机などにペニスを強く押しつける、あるいは脚を強く突っ張った姿勢で射精する・・・、といった、ペニスに対する強い刺激や、特異的な姿勢で行うオナニーが習慣的になってしまった男性に多い症例として、女性パートナーの腟内で射精できなくなる「腟内射精障害」という症状がございます。

    このような症例では、オナニーのグリップの強さや姿勢、頻度をカウンセリングで修正しながら、徐々に腟内挿入時の刺激でも射精ができるように体を慣らして行くようなトレーニングがございますし、近年はジェクス社からトレーニング用の潤滑ジェルが発売されていますので、お試しになってみてはいかがかと存じます。

     

    また、腟内射精障害の薬剤としては、ご指摘の通り弊社の「ガラナポーン」(「ガラナピン」も製剤は同一)の服用によって、50%前後の症例で改善した報告がございますので、このような事例に何か思い当たる自覚症状がございましたら、ガラナポーン(またはガラナピン)をお試しになる価値があるかも知れません。

    ただし、安定的に常に著効でなく、人により効果がばらつくこともございますので、ある程度、大らかな気持ちでお試しいただけましたら幸いに存じます。1日3回、食後に1錠ずつの服用ですが、1日3錠の経済的ご負担と効果の兼ね合いがあるせいか、行為前30~60分前に1錠を頓服して良好な結果を得る場合がございます。なお、1回に多く服用しますと、かえって逆効果となる恐れがございますので、決してなさらないで下さい

     

    一方、パートナーの手技に射精を我慢できず、腟内挿入へ至る前に射精してしまうのは、早漏の可能性が考えられますが、完全勃起で早く射精してしまう現象と、不十分な勃起のうちに射精してしまう現象の両面があるように思われます。

    前者(完全勃起で射精時期を遅延)の場合は、弊社製品では「トノス」を亀頭部に塗布して、局所麻痺剤で亀頭部の感度を鈍くさせることで射精時期を遅延させることが期待できます。
    また、後者のように不十分な勃起の内に射精してしまう場合は、先ずは挿入を続けられるように勃起を維持させることが肝要かと存じます。このような症状には、下記が考えられるかと存じます。一般的には(1)が考えられますが、詳細は性機能外来の専門医を受診していただくことになるかと存じます。

    (1) ストレスや疲労、不安などの心因性要因。
    (2) ストレスと加齢にともなう男性ホルモン分泌の急激な低下。
    (3) 服用中の薬剤等の副作用。
    (4) その他、神経系に影響を及ぼす疾患等がある。

     

    EDかどうかの目安につきましては、「IIEF」(国際勃起スコア)と呼ばれる問診票でのチェックが世界中の専門医の標準となっております。下記URL(ファイザー社)のチェックリストがとても良く出来ておりますので、ご参照をお勧め致します。

    http://www.ed-info.net/check/

     

    勃起の維持を最優先なさることを考えますと、やはり性機能外来のある専門医を受診いただいて、医師とご相談のうえ、「バイアグラ」や「レビトラ(バイエル薬品)」を処方していただくことをお勧め致します。「バイアグラ」と「レビトラ」は、共に基本的な作用機序が同じ薬剤なので、有効性に大きな違いは無いと言われておりますが、バイエル社はレビトラについて、即効性と食後の服用でも効果があることを訴求しています。ただ、実際のところは薬剤と個人の相性があるようなので、両剤をお試しいただき、満足度の高い方を使い続けるケースが多いようです。

    「バイアグラ」か「レビトラ」で十分に勃起が維持できるようになったうえで、さらに射精時期を遅延させたいということでしたら、弊社製品の「トノス」を改めてご検討されてはいかがでしょうか。なお、「バイアグラ」あるいは「レビトラ」と、「ガラナポーン」または「ガラナピン」の併用は、安全性が確立されておりませんので、お勧め出来ません。

     

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  • 人工透析の人に「ガラナポーン」「ガラナピン」の使用は?

    2007年01月29日

    「ガラナピン」「ガラナポーン」を人工透析の患者に投与して支障の出た臨床例はありますか。
    腎機能はほとんど低下して透析しているが血圧は安定している段階での投与の安全性について教えてください。(年齢・性別不詳)

     


     

    恐れ入りますが、弊社が入手した学術資料や事例の中には、ご指摘のケースに関するものがなく、事実や根拠にもとづいてご回答申し上げられません。

     

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  • ガラナポーンの服用方法について

    2007年01月11日

    ガラナポーンを購入し服用しています。
    質問ですが、用法に「1回1錠、1日3回食後」とありますが、継続使用により効果が現れるのでしょうか?SEXの前に1錠~3錠を服用するという様な使用法ではいけないのでしょうか?
    また、常用後に服用をやめると逆効果になる様な事はあるのでしょうか? (45~54歳・男性)

     


     

    ご指摘の通り、継続使用による効果の発現を前提とした用法が旧厚生省から承認されていますが、実態としては頓服(性行為の約1時間前の服用)で効果を体感するという場合を多く経験しており、1錠/回であれば頓服で過剰投与や健康被害を及ぼす懸念が無いうえ、経済性の配慮もございますので、1錠/回の頓服で効果がある方には敢えて否定しておりません。

    有効成分の塩酸ヨヒンビンは血中に吸収されてから数時間以内に代謝され消失すると言われており、そうであれば頓服が望ましいはずです。しかしながら、近年の学術発表によりますと、ヨヒンビンの代謝生成物と言われている 11-hydroxyyohimbine が体内で2次的に作用する可能性が指摘されております。

    上記がそうであれば長時間にわたり作用することになるため、継続使用での効果が裏づけられますが、現時点でこれらの考えはあくまで仮説であり、詳細は明らかになっておりません。

    以上より、ご指摘のような頓服でも効果があるなら1錠/回であれば差し支えないと考えておりますが、一度に2~3錠を服用して有効成分(塩酸ヨヒンビン)の血中濃度が急激に高くなり過ぎますと、動悸や顔面紅潮などの副作用が強く発現したり、人により副作用ばかり強く現れ、EDや射精障害に対しては、むしろ逆効果になる恐れがございますので、ご注意下さいませ(弊社HP参照)。

     

    常用後に服用をやめると逆効果になる様な事はあるのでしょうか?

    服用中止後にリバウンドが生じて逆効果になる場合をご指摘いただいたものと存じますが、ヨヒンビンの作用はホルモン分泌のフィードバック系に影響する作用とは全く異なりますし、服用の中止にともない単純に作用が消失して行くと考えているため、ご指摘のような事は無いと考えております。

    少なくとも弊社の40年余の市場経験でそのようなご指摘をいただいた事はございませんし、学術発表等におきましても、弊社の知る限りそのような指摘はございません。

     

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