【ヘルスケア情報】男性ホルモンテストステロンは「はげ」の原因になりますか?
テストステロンそのものは、脱毛させる物質ではありません。むしろ、下記の「男性更年期による脱毛」を防止すると考えています。
この世の男性は思春期になって男性ホルモンの分泌が旺盛になると皆「はげ」になるでしょうか?「テストステロンで毛が抜ける」というご指摘は、乱暴です。
いわゆる男性の「はげ」(禿頭症)の原因は多岐にわたるので「はげ」になる原因は人それぞれですが、私たちは
「遺伝」 による先天的な原因。
「頭皮の清浄をはじめ、食生活、喫煙、過剰な飲酒などの生活習慣」による原因。
頭皮に皮脂が多くなって、毛穴に汚れがたまり、毛細血管の血流が衰えることで育毛サイクルが乱れて、脱毛が多くなる。
過大なストレスや男性更年期による育毛サイクルの衰え。
なぜ、テストステロンが「はげ」の原因と誤解されたのか。
テストステロンは、体内の各部にある「5α還元酵素」の作用によりDHT(ジヒドロテストステロン)という、別の男性ホルモンに変わりますが、頭髪のつけ根(毛乳頭)にある、この酵素のはたらきで、DHTが育毛を抑えてしまい「はげ」になる、という説から、「男性ホルモンがはげの原因」と指摘され、ひいては「テストステロンがはげの原因になる」というご指摘になると思われます。仮に上記の説が正しいと、脱毛を直接誘発する物質はDHTであり、テストステロンではありません。では、どうして人によってはげたり、はげなかったりするのでしょうか?問題の黒幕は、毛乳頭にある「5α還元酵素」ではないでしょうか?
例えば、お酒は肝臓にある酵素で分解されますが、その酵素の有無や量が遺伝的に人によって違うため、人により「体質的にお酒が飲めない人」がいると言われています。
遺伝的な酵素の有無で、お酒の飲めない人がいるように、毛乳頭にある5α還元酵素が人によって違うために、毛乳頭で産生するDHTが人によって違って来るのではないでしょうか?これこそ遺伝による先天的な原因の一つではないでしょうか。
余談ですが、毛乳頭にある5α還元酵素のはたらきを選択的に抑える薬剤があれば、遺伝的な「はげ」を予防できるかも知れません。
成人男性にとって、DHTは脱毛や前立腺肥大などを引き起こす「悪玉」男性ホルモンと言えそうですが、近年登場したフィナステリドは、DHTの産生を抑えるので、併用することで「はげ」や前立腺肥大を心配することなくテストステロンを補充できるようになることが期待されます。
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