男の更年期?-2 テストステロンの低下 LOH症候群?
男性更年期症状およびLOH症候群の診断
更年期症状

AMS(Aging Males' Sumptoms)調査票という自己記入式の質問票により診断します。心理的因子、身体的因子、性機能因子の合計17項目からなります。
その合計点で更年期症状の有無及び程度を以下のように判定します。

更年期症状の有無及び程度 更年期症状の有無及び程度 テストステロンレベルとLOH症候群

AMS調査票にて更年期症状有りと判定された男性の多くはテストステロンの低下を示します。実際には血清遊離テストステロン濃度の測定により診断がなされます。

血清遊離テストステロン濃度の測定 血清遊離テストステロン濃度の測定 あなたの症状をチェックしてみましょう!
各項目の該当する症状の点数に〇をつけてください。
男性更年期・LOH症候群セルフチェックシート
総合的に調子が思わしくない
関節や筋肉の痛み
ひどい発汗
睡眠の悩み
よく眠くなる、しばしば疲れを感じる
いらいらする
神経質になった
不安感
身体の疲労や行動力の減退
筋力の低下
憂うつな気分
「人生の山は通り過ぎた」と感じる
力尽きた、どん底にいると感じる
ひげの伸びが遅くなった
性的能力の衰え
早期勃起(朝立ち)の回数の減少
性欲の低下

選択されていない項目があります。

セルフチェック結果
あなたの総合計点数は

点です。

この結果は、あくまで目安です。
正確な診断をご希望の方は、専門医を受診してください。

男性更年期・LOH症候群セルフチェックシート
質問 記入欄
なし 軽い 中程度 重い 非常に重い
総合的に調子が思わしくない
関節や筋肉の痛み
ひどい発汗
睡眠の悩み
よく眠くなる、しばしば疲れを感じる
いらいらする
神経質になった
不安感
身体の疲労や行動力の減退
筋力の低下
憂うつな気分
「人生の山は通り過ぎた」と感じる
力尽きた、どん底にいると感じる
ひげの伸びが遅くなった
性的能力の衰え
早期勃起(朝立ち)の回数の減少
性欲の低下
男性更年期障害、LOH症候群の治療

一般的にはテストステロンによるホルモン補充を行いますが、同時に食事、運動を中心とした生活習慣の改善を行うことが重要です。
日本でテストステロン補充療法として主に使用されている薬剤はエナント酸テストステロンの注射剤およびテストステロンの塗り薬です。
それぞれ、投与方法、血中濃度、長所、短所が異なります。

  注射剤 塗り薬
(クリーム)
投与方法 250mgを2-4週間に
1回筋肉内に注射する
クリームとして0.3g
(テストステロンとして3mg)を1日1回または2回塗布する
長所 2-4週に1度の注射で済む
高い血中濃度に達する
即効性があり効果が強い
生理学的範囲内で安定した
血中濃度を得られる
有害作用が少ない
適用が簡便
短所 血中濃度の変動が大きい
注射時の痛み
中断ができない
多血症等の有害作用
即効性がない
効果がマイルド
毎日の塗布が面倒

テストステロン血中濃度からみた注射剤とクリーム剤の特徴(イメージ図)

テストステロン血中濃度からみた注射剤とクリーム剤の特徴 テストステロン血中濃度からみた注射剤とクリーム剤の特徴 前立腺がんの心配は?

テストステロンは前立腺がんの原因になることはないといわれています。しかし、前立腺がんの人に使用すると悪化する可能性があります。そのため、前立腺がんの人およびPSAが2ng/ml以上の人には原則的に使用できません。詳しくは主治医もしくは購入される薬局等の薬剤師にお尋ねください。

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