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■ 目的・方法
男性の生殖機能に対する赤ワイン摂取の影響は殆ど分かっていない。 若齢成熟ラットにおける生殖ホルモンおよび総抗酸化状態に対する各種赤ワインの恒常的飲酒の影響を検討した。■ 結果
- 辛口の赤ワイン(D-RW)は、準辛口および準甘口の赤ワイン(SD-RWおよびS-RW)に比して、高いフェノール化合物濃度を特徴とする高い抗酸化活性を示した。
- 6週間の飲酒後のラットの血清総抗酸化状態には差異が認められなかった。
- S-RWにおけるFSHの上昇はコントロールおよびD-RWより高かった(5.26 vs. 3.06 and 3.21 ng mL-1)。
- 血清テストステロンはD-RWにおいてSD-RW, S-RW およびSS-RW に比して低かった(0.25 vs. 1.12, 1.09, 1.54 and 1.25 ng mL-1)。
- 血清E2はS-RWにおいてSD-RW および SS-RWに比して高かった(10.94 vs. 7.18 and 6.72 pg mL-1) 。
- プロラクチンはS-RW において D-RW および SS-RWに比して高かった(17.35 vs. 9.74 and 8.59 ng mL-1)。
■ 結論
雄性の生殖系に関するホルモン調節に対する赤ワインの影響は、用量および赤いワインの種類により異なる。 赤ワイン中に自然に含まれる化学物質(i.e. phenolics)がエチルアルコールの作用に影響し、また直接的にも影響していると思われる。■ 原著
Food Funct. 2014 Jul 4.
The effect of red wine consumption on hormonal reproductive parameters and total antioxidant status in young adult male rats.
Oczkowski M1, Srednicka-Tober D, Stachoń M, Kołota A, Wolińska-Witort E, Malik A, Hallmann E, Rusaczonek A, Gromadzka-Ostrowska J.続きを読む
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アルツハイマー疾患高齢男性患者におけるテストステロンと認知機能
■ 背景
これまでの研究は、低テストステロンが精神神経学的テストのパフォーマンスの低下および抑うつリスクの上昇と同様にアルツハイマー疾患(AD)の発現と関連する可能性を示している。■ 方法
61例の痴呆を発症していない高齢男性および68例のADと思われる男性のデータについて検討した。■ 結果
- テストステロン・レベルは両群間で差異がなかった。
- AD男性の回帰分析はテストステロン・レベルが精神神経学的テストのパフォーマンスあるいは抑うつを有意に予測するものではなかった。
- 非痴呆男性において、テストステロン・レベルは発症前の言語性IQおよび言語流暢性テストに関するパフォーマンスを予測した。
■ 結論
テストステロンはアルツハイマー疾患患者の殆どの精神神経学的テストのパフォーマンスと関連していなかった。■ 原著
J Geriatr Psychiatry Neurol. 2014 Jul 9.
Relationships Between Testosterone Levels and Cognition in Patients With Alzheimer Disease and Nondemented Elderly Men.
Seidl JN, Massman PJ続きを読む