グローミンはEDおよびLOH症状のみではなくLUTS(下部尿路症状)にも有効
2010年09月06日
【 目的 】
遅発性性腺機能低下患者は下部尿路症状(LUTS)とLOH症状を伴う事が多い。LOH患者のLUTSに対するテストステロン軟膏(グローミン)によるテストステロン補充療法の効果を検討した。
【 方法 】
LOH患者についてAMS、SF-36、IIEF-5およびIPSSの調査を行った。41例のLOH患者に対してグローミンによるTRT(6mg/day)を3カ月間行った。TRT前後の血清遊離テストステロン(FT)および上記4スコアを比較した。
【 結果 】
- 3カ月のTRT後、FT、AMSの4つのパラメータ、SF-36の8ドメイン中6項目、IIEF-5および総IPSSが有意に改善した。
- 全てのIPSSドメインも有意に改善し、排出障害が蓄尿障害よりも著明に改善した(P
= 0.0280 vs.
0.0483)。
【 結論 】
LOH患者における、グローミンによるテストステロン補充療法はEDおよびLOH症状のみではなくLUTS(特に排出障害)にも有効である。
【 原著 】
Aging Male. 2010 Aug 26.
Amano T, Imao T, Takemae K, Iwamoto T,
Nakanome M.
Department of Urology, Nagano Red Cross Hospital, Nagano,
Japan.
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