記事カテゴリー:ED・勃起
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ガラナポーンを購入しましたが、飲酒後に服用しても良いですか?また、空腹時の服用はどうですか?
(男性)
飲酒後、空腹時共に、お勧めできません。
ガラナポーン(ガラナピン)の服用にともない、人により血圧への影響が考えられますが、アルコールの併用により血圧の変化で何らかの弊害が懸念される恐れがございます。また、アルコールとの併用で問題無い事を裏づける明確な根拠やデータがなく、弊社としては保証できません。
ご不便をおかけ致し誠に恐縮ですが、何とぞご了承下さいませ。本剤の有効成分(ヨヒンビン塩酸塩)の作用により、人により胃の活動が促進される可能性があるため、空腹での服用により、胃痛が生じる恐れが懸念されます。万全を期しての対応でありますこと何とぞご賢察のうえご了承下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。
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早漏、勃起不全、グローミンをつけ始めました。トノスは行為の前につければ良いとのことですが、グローミンは1日2回でなければいけませんか。朝立ちがあれば1回にして良いでしょうか。
(男性・55~64歳)
「トノス」の場合、早漏につきましては、性行為の20分程度前に本剤を塗布して、塗布部に麻痺感が生じましたら塗布部を洗い流してから性行為を始めて下さいませ。
また、勃起不全に対して「トノス」で男性ホルモンの補充を行う場合は、陰のう部(睾丸)に本剤を塗布しますが、即効性はございませんので、性行為の直前に塗布しても必ずしも効果が期待できません。日々のお風呂上りに塗布していただくことになります。
一方、「グローミン」は男性ホルモンの補充を行う塗り薬で、補充効果に即効性はございません。「トノス」に配合された局所麻痺剤と作用が異なりますから、性行為の直前に塗布しても効果は期待できません。
既に朝立ちをあるということでしたら、先ずは1日1回でお試しいただき、2~4週間ほど様子を見ていただけますでしょうか。改善がございましたらそのまま1日1回で宜しいかと存じます。
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ガラナポーンは飲酒時の服用は避けたほうがいいとの注意書きですがか、どのような副作用が出るのでしょうか?飲酒する前に服用すれば飲酒中にも効果は持続しますか?
(男性・45~54歳)
ヨヒンビン製剤(ガラナポーン、ガラナピン)と、アルコールの併用ですが、具体的な副作用事例など、有害事象の情報はございません。
しかしながら、飲酒とガラナポーンは、共に血圧へ影響を及ぼすことがございますので、人により過度の血圧上昇、あるいは血圧低下を来たして、気分が悪くなったり、ひどい動悸などが生じ、とても性行為の出来る体調でない…、という状況に陥る恐れがございます。
特に、アルコールに対する感度は個人差が大きく、また、同じ人でも体調など状況によって酒量や酔いの程度が異なりますから、たとえ同じ酒量でも飲酒後に性機能へ及ぼす影響も多様です。
「少量のアルコールでリラックスすることは、性行為にメリットがある。」という指摘がある一方、「酩酊状態になると、脳中枢が麻痺して勃起できなくなる。」という指摘もございますが、一律に例外なく全員を保証できる酒量を申し上げることは困難です。
メーカーと致しましては安全面に万全を期すため、最悪のケースを想定して、アルコールとガラナポーン(または、ガラナピン)の併用をしないようにご案内しております。
なお、飲酒前にガラナポーンを服用しても、以上の懸念は回避できませんので、弊社と致しましては安全性を保証することができません。何卒ご了承下さいませ。
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40代後半男性です。性欲減退と行為最中の萎えにここ数年悩まされ、ED治療薬のシリアス・レトビアも試し効果がありましたが、頭痛と鼻づまりがひどいため、グローミンに変更しようかと思っています。
グローミン等の塗り薬や、病院での男性ホルモン注射は、テストステロンを増やすため、前立腺がんのリスクが否めないということですが、私は、発毛の薬プロペシアを2年ほど服用しております。
ホルモンの数値等検査したことはありませんが、プロペシアに関するサイトを通じて、この薬を服用していると、通常よりもテストステロン数値が低くなると聞きました。ということは、グローミンを試みても大丈夫ということでしょうか?
また、テストステロンを増やす塗り薬や注射等のホルモン療法を行うことによって、プロペシアの発毛効果が損なわれることがないか気になり、メールを差し上げました。
(男性・45~54歳)
> テストステロンを増やすため、前立腺がんのリスクが否めない
先ず、テストステロンが前立腺がんの発癌物質になることはございません。
むしろ、テストステロンの分泌レベルが高い人の方が前立腺がんの発症率が低いという指摘もあるため、加齢によるテストステロン分泌の過度な低下を早い時期からテストステロンを補充することで、将来的には前立腺がんの発症を防止する、といった研究テーマを検討すべきと考えております。
しかしながら、テストステロンは、いったん発症した前立腺がんの進行を促進させることが知られているため、前立腺がんの恐れがある場合は、グローミンに限らずテストステロン製剤すべてのご使用をお断りしております。
> グローミンを試みても大丈夫ということでしょうか?
知られている作用機序からは、併用して問題無いと思われますが、これを証明するデータ等の事実を未だ承知致しておりませんので、必ずしも保証できません。何とぞご了承下さいませ。
ご高承のことと存じますが、プロペシア錠の作用機序は5α還元酵素の阻害作用と言われています。
さらに、この酵素がテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変えて、このDHTが頭髪を脱毛させると言われています。
そのため、DHTの働きを阻害するプロペシア錠を服用することで、テストステロンがDHTに変わらないようにするため、男性型脱毛症に効く、というものです。
すなわち、プロペシア錠について公表されている作用機序から机上で考えられる限り、テストステロン自体への影響や相互作用は無いと考えております。
> テストステロンを増やす塗り薬や注射等のホルモン療法を行うことによって、
> プロペシアの発毛効果が損なわれることがないかあくまで小職個人の大胆な仮説で申し上げますことをご容赦いただきますと、DHTもテストステロンほど活性が強くないとはいえ、性機能に作用することが考えられますので、仮にテストステロンの分泌レベルが変わらなくても、プロペシア錠の服用でDHTが少なくなった分、性機能が衰えたのかも知れません。
また、前立腺疾患の目安となるPSA値に対してプロペシアの服用でPSAを改善するという報告もございますが、プロペシアがDHTを抑えることによるものと期待されます。もし、そうであれば、プロペシアは冒頭に述べたテストステロンの前立腺がんのリスクを抑えられるかも知れません。
もし、以上の仮説が正しければ、グローミンによるテストステロン補充とプロペシア錠の併用は、むしろ前立腺がんのリスクを回避しながら、性機能と脱毛防止というメリットの両立が期待できる、という「男の夢」の治療法になるかも知れません。
しかしながら、私共と致しましては今のところ以上を保証する事実が無く、不測の副作用に対する検証も出来ておりませんので、責任を持ってお勧めすることが出来ません。
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うつ病で安定剤とか眠剤を15年間飲み続けています。朝立ちも15年間無いし、SEXも弱く、射精の時に精子があまり出ません。
男性ホルモンを使うと身体の方も元気になると聞きましたが?
(男性 45~54歳)
いわゆる「うつ病」と、LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)による「うつ状態」は診断の切り分けが困難と言われており、しかも各々の処置が異なるため、専門医の判断が必要です。
また、薬剤の中にはED(勃起不全)や射精障害など、性機能障害の副作用を伴うものがあると言われております。このようなケースであれば、うつ病に対して現在、処方されている薬剤を変更することにより、性機能の症状が改善するかも知れません。
そのため、先ずは主治医の先生に現在、処方されている薬剤の影響をご相談いただいて、他に良い薬剤があれば変更をお願いするのが無難と存じます。
その上で、もしFT(フリーテストステロン、遊離テストステロン)値がLOHの基準値よりも低ければ、医師の管理下で男性ホルモンを投与することにより、症状の改善が期待できるかも知れません。
いずれにしても、うつ病に対する薬剤の選択や加減、投与の中止や変更には専門医の慎重な判断が必要ですから、決して自己判断で行わずに、主治医へご相談いただくことを強くお勧め申し上げます。
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8年間、セパゾンとドグマチールを使用してきましたが、ここに来てEDになりかけ泌尿器科にいったところ遊離テストステロン6.2プロラクチンが40という結果になりました。レビトラは効果があります。
先生は3ヶ月ぐらい様子を見ましょうと言っていますが、元にもどるのでしょうか?セパゾンも変えたほうが良いのでしょうか?(男性 35~44歳)
お客様に対する診断や処置のコメントが関係法令等の事情から出来ませんので、あくまで学術情報による一般論としてご回答申し上げますことを、あらかじめご了承下さいませ。
先ず、ドグマチールの中止でEDが改善する症例報告がございます。
文献によりますと、ドグマチールの有効成分「スルピリド」につきましては、30~90日の長期投与により性機能障害(性欲低下とED)の症例(8症例)があり、本剤の投与を中止してから改善するまでの期間が30日~約6ヶ月と、比較的長くなるという特徴が指摘されています。
症例報告数が少ないうえ、改善までの期間が30日から約6ヶ月と幅広く、長くなる状況が報告されていますので、主治医の先生は、お客様の気持ちに応えて直ちに治したいとは思いつつ、レビトラで急場をしのげるのであれば、お客様をリラックスさせたい気持ちと共に、かといって過剰な不安や過大な期待も与えないようにすべき、と総合的に考えた結果、「3ヶ月ぐらい様子を見ましょう」と仰ったのかも知れません。
遊離テストステロンとプロラクチンの検査結果につきましては、下記の基準値をご参照下さいませ。なお、厳密に申しますと、検査会社や測定方法により測定値が若干、異なる場合もございますので、診断はあくまで主治医にお尋ね下さいませ。
◆ 遊離テストステロン基準値
男性 30~39歳: 7.6~23.1pg/mL
男性 40~49歳: 7.7~21.6pg/mL
参照: 三菱化学メディエンス社資料◆ ED診療ガイドライン(日本泌尿器科学会推薦・日本性機能学会/ED診療ガイドライン作成委員会編集)における遊離テストステロン値
低値: 8.5pg/mL未満
境界域: 8.5以上11.8pg/mL未満
正常値: 11.8pg/mL以上◆ プロラクチン(PRL)基準値
男性: 3.58~12.78ng/mL
参照: 三菱化学メディエンス社資料ここで、ドグマチールの添付文書情報によりますと、注意事項としてプロラクチン値上昇の記載があります。
また、専門書によりますと、高プロラクチン血症が結果的にテストステロン産生を低下させて、その結果、性欲、勃起、射精等の性機能や造精機能に障害が起こる事が考えられる、という指摘があります。
主治医の先生が、ドグマチールの投与中止とレビトラの処方を考慮したのは、以上を踏まえたものかも知れません。なお、セパゾンの添付文書の副作用情報によりますと、0.1~1%未満の頻度で性欲減退の記載はありますが、頻度が稀であるうえ、EDの記載はありませんし、弊社の手元にある専門書を見る限り、セパゾン(有効成分:クロキサゾラム)による薬剤性EDの指摘はありません。また、専門書によりますと、そもそも抗不安薬(マイナートランキライザー)はバイアグラが登場する以前には、心因性EDの治療で使用されることがあったようです。
それから、同時に複数の薬剤を他のものへ変更しますと、不測の問題が生じた時に原因を特定できず、問題を複雑化させてしまいます。
「急がば回れ」という事もございます。一刻も早く回復させたい、というお客様の切実なお気持ちにお応えするためにも、一つずつ状況を確認しながら着実に処置することで確実に回復させたい、という主治医の配慮があるかと存じます。ここは安心して主治医のご判断に託してみてはいかがでしょうか。
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前立治療の治療薬(タムスロシン)を夜に飲んでいますが、ガラナピン及びトノスを利用しても良いでしょうか。(男性 45~54才)
端的に記しますと、次の通りでございます。
「ガラナピン」「ガラナポーン」:不可
「トノス」男性ホルモン補充目的による陰嚢への塗布:不可
「トノス」早漏目的での亀頭冠塗布:可なお、万全を期すため決して自己判断で併用をしないで、あらかじめ主治医にご相談下さいますよう、お願い申し上げます。
なお、詳細を次の通り補足致します。
「ガラナピン」または「ガラナポーン」との併用について
有効成分「タムスロシン塩酸塩」、前立腺肥大症の排尿障害改善剤「ハルナールD錠」(アステラス製薬)「ハルナールD錠」の添付文書を参照致しますと、血圧の降圧剤をはじめ、PDE5阻害剤(「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス錠」等)との併用に注意喚起の記載がございます。
これは、タムスロシン塩酸塩が交感神経α1受容体を選択的に遮断することで、血圧低下の可能性があるうえ、上記の薬剤と併用することで更に血圧が低下することで、過剰な血圧低下にともなう副作用(目まい、立ちくらみ、失神など)が懸念されるためと思われます。
一方、「ガラナピン」や「ガラナポーン」の有効成分である塩酸ヨヒンビンには交感神経α2の遮断作用があると言われております。タムスロシン塩酸塩のα1遮断作用とは異なりますが、人により塩酸ヨヒンビンの投与で血圧低下を起こす可能性が否定できません。
このような万が一のケースを想定し、万全を期してガラナピン(またはガラナポーン)との併用を避けていただきたく存じます。
「トノス」との併用について
「トノス」との併用は早漏予防目的で亀頭冠に塗布するのであれば、問題となる可能性は考えにくいと存じます。
一方、勃起力減退や男子更年期障害を目的として、陰嚢部へ「トノス」を塗布して男性ホルモン(テストステロン)の補充を行う場合は、そもそもお客様の前立腺肥大症が治療を要するほど進行している状況であることが心配されますので、男性ホルモンの補充により前立腺肥大の症状を進行させてしまう恐れがあることから、弊社としてはお勧めできません。主治医と良くご相談下さいませ。
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グローミンに認められた適応症の中には、男性ホルモンの分泌不足による諸症状として、勃起力減退や陰萎がございます(詳細は弊社HPを参照下さいませ)。勃起力減退や陰萎は最新の医学的な表現ではありませんが、EDの症状と考えられますので、グローミンの効果としてEDの改善は期待できると思われます。
しかしながら、近年のED研究によりますと、EDの原因には加齢やストレスによる男性ホルモンの分泌不足だけでなく、高血圧や糖尿病、肥満や喫煙にともなう動脈硬化をはじめ、前立腺の手術や外傷にともなう陰茎の神経の損傷、服用中の薬剤の副作用・・・、等々様々な指摘があり、しかも、これらが複合しているケースも多々あるようです。
そのため、単に男性ホルモンの分泌不足によるEDであれば、グローミンのご使用でEDの改善が期待できますが、先述の他の原因が関係していますと、残念ながら本剤を使用しても改善できないものと思われます。
モニター結果からEDに対する効果を実感した方々の声の中には、ご使用を始めて数日~1週間前後で「朝だち(早朝勃起)が復活した」あるいは、「朝だちの強さが増した」、というケースが多いのですが、少なくとも朝だちが復活して、勃起の強さが十分になるという事であれば、EDの器質的な問題は解決していると解釈できますので、自信を持って性行為に臨めるかと存じます。
ちなみにグローミンは10g入で約33回分の量なので、1日2回、朝晩の塗布で使い切るまでに2週間少々となります。そこで、本剤を1本、2週間少々ご使用いただく中で、朝だちに手応えを感じて戴けましたら、結果的にお客様のEDが本剤で改善できるかも知れません。
なお、現状でも朝だちでは十分に勃起できるものの、性行為の際にEDとなるケースは、心因性など機能的な原因のEDが考えられますので、グローミンでの改善が困難になると思われます。このような場合は、お近くの医療機関を受診して、医療用のED治療薬(PDE5阻害剤: バイアグラやレビトラ、シアリス等)を処方していただくのが効果の面で最善です。
ちなみに、弊社製品では「ガラナポーン」「ガラナピン」という錠剤を製造しており、市販薬なので医師を受診しなくても薬局でお求め戴けます(ただし劇薬なので、購入時に薬局の店頭で劇薬譲渡証への記入が必要です)。両者は販売元の違いによる名称の違いで、薬剤そのものは全く同一です。
「ガラナポーン」「ガラナピン」は、主成分の塩酸ヨヒンビンによる中枢性の作用で、主に心因性のEDに対する効果は期待できますが、バイアグラやレビトラに比べて効果は劣ります。詳細は弊社HPをご覧下さいませ。
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