大東製薬工業株式会社

お客様相談室

お客様から寄せられたご相談、ご質問にお答えします。お客様から寄せられたご相談、ご質問にお答えします。

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  • 1週間程度塗布しているが・・・

    2007年03月03日

    現在、グローミンを1週間程度塗布しています。確かに、ここ2~3日で朝立ちは確認できていますが、性交の場合にまだまだ、というところです。
    どれくらいの期間で効果が出るんでしょうか?(55~64歳・男性)

     


     

    歯切れの悪いお答えで申し訳ございませんが、性交時のEDに対する改善までの期間は、追記に記しました通り人により状況が異なりますので、一概には申し上げられません。

    やはり即効的な結果を求めるのであれば、お近くの医療機関を受診してバイアグラやレビトラを処方していただくのが現在の医療では最善と存じます。

    手術や外傷、強いストレスやトラウマ、あるいは他の薬剤による副作用が特に無いという前提で、一般的な加齢にともなう勃起の問題を考えますと、下記の状況が考えられます。

     

    1. ●近年はメタボリック・シンドロームが話題ですが、肥満や加齢と共に高コレステロール症や高血圧、糖尿病等の基礎疾患を持つ可能性が高くなり、これらにともなう動脈硬化で陰茎に至る血流が悪くなる。
    2. 男性ホルモンの分泌減少性欲やバイタリティなど男性的な攻撃性の衰えにつながったり、筋肉量の低下につながり、これらが結果的に次項3.を誘発する。
    3. ●上記の1.や2.がきっかけになって、陰茎平滑筋など、勃起に影響する筋肉が、夜間勃起や早朝勃起などの日常的な勃起が途絶えることで衰えてしまい、十分な勃起が得にくくなる、という悪循環に陥る。

     

    すなわち、健康的な生活習慣(適度な運動、バランスの良い食事、規則正しい生活リズム、喫煙や過度の飲酒をしない事)が、上記の1.を予防あるいは改善し、自ずと2.に対する改善にもつながります。

    ただ、加齢や強いストレスにより健康的な生活習慣の維持向上だけでは2.の要因が補え切れない場合がありますので、それを男性ホルモンの補充で最小限だけ補完するのが宜しいかと存じます。

     

    夜間勃起や早朝勃起は、日常的な歩行が足腰の筋肉を維持させるのと同様の意義があり、早朝勃起が無くなるというのは、日常の歩行をしないで寝たきりになるような状況に例えられ、足腰の筋肉が萎えてしまってからでは、急に運動をしたくても思うように動けないのと同様に、いきなり往時の勃起を得るのは困難となります。

     

    更には、加齢が進んで寝たきりの状態が長引くほど、筋肉の萎縮が進んでしまい、元の状態に戻す事が困難になるのと同様に、勃起も夜間・早朝勃起が絶えてから長引くほど往時の勃起を取り戻すのが困難になったり、リハビリが長引く懸念があります。

    「性交の場合にまだまだ」、との事ですが、以上の背景から、何よりも忘れかけていた早朝勃起が復活したご様子なので、少なくとも器質的に深刻な勃起不全には陥っていない事が考えられます。

     

    あとは寝たきりの状態で衰えてしまった足腰のリハビリをするのと同様の意義とお考え戴き、素振りや散歩をするような感覚で、性交時以外の勃起を大切にして戴けましたら幸いに存じます。

    性交時に直ちに十分な勃起を維持できるようになるまでには、なお時間を要するかも知れませんし、以上の背景であれば要する時間も人によりますが、結果を焦らずに先ずは健康的な生活習慣と、そして、重ねて申しますが早朝勃起など性交以外での勃起を大切にして戴く事をお勧め致します。

     

    もちろん、心疾患や降圧剤の服用など禁忌でなければ、お近くの医療施設を受診してバイアグラやレビトラの処方を要望なさる事が現在の医療としては最善の選択肢と存じますし、その際に主治医へご確認の上であれば、グローミンと併用いただいても作用機序としては問題無いと考えております。

     

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  • 「グローミン」で男性の体毛の発育が期待できる?

    2007年02月23日

    グローミンの効果に女性恥毛の発育等がありますが、男性も体毛の発育は考えられますか。(例えば、男性恥毛、髭、胸毛等)
    (55~64才・男性)

     


     

    テストステロン(男性ホルモン)の一般的な作用として、ご指摘のような作用は考えられますが、あくまでグローミンの適応症としては認められておりませんし、弊社の中では効果の裏づけとなる事実が乏しいため、効果としてお勧め出来ません。

    一方、弊社の男性ホルモン製剤で体毛の苦情を戴いた経験はございませんが、副作用として体毛が濃くなる可能性は考えられます。ただし、小職自身の使用経験で申せば顕著な変化はありませんでした。

     

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  • 前立腺腫瘍の心配は?

    2007年02月15日

    トノス」の箱の側面に「50歳以降になると前立腺腫瘍の罹患率が高まる」と記載されています。
    僕は年齢的に未だ関係が無いとはいえ、やはりそのような成分が若いころから使用して少しずつ蓄積されていけば将来、そのような病気になる可能性は高まるのではないかとすっごく心配です。
    僕としては最低、週に一度は「トノス」を使いたいのですが、それ位の頻度で使用して大丈夫なのでしょうか? (25~34歳・男性)

     


     

    次の2点を強調させて戴きたく存じます。

     

    1. ●弊社の男性ホルモン製剤(「トノス」「グローミン」「ヘヤーグロン」)に配合したテストステロンは、体内で蓄積されません
    2. ●「テストステロンが前立腺腫瘍の原因になる」、という因果関係が証明された事実は、今のところございません。

     

     

    詳細につきまして、次の通りご説明申し上げます。

     

    1. テストステロンの蓄積性について弊社製品に配合されているテストステロンは、あくまでお客様ご自身の体内で産生しているホルモンと同一で、成人男性は1日に約7mgほど産生され、血中では半分が約90分以内に肝臓で分解される、と言われています。
      一方、「トノス」の1回量は約0.1g(100mg)で、この中に含まれるテストステロンの量は約1mgと低用量ですから、この投与量で毎日塗布したとしても、テストステロンが体内に蓄積される心配は極めて考えにくいと存じます。ちなみに弊社製品「グローミン」では、1日2回、1回量で3mg(1日量で6mg)のテストステロンを2週間続けて塗布したところ、テストステロンの蓄積は見られませんでした。

     

    1. テストステロンと前立腺疾患について確かに、テストステロンは既に発症している前立腺疾患(前立腺肥大や前立腺腫瘍)を進行させると言われておりますし、また、長期間にわたり正常な生理的分泌レベルをはるかに超える高用量なテストステロンの投与を続けた場合には、将来的に不測の問題が生じるのでは?と懸念する専門家の指摘もございます。しかしながら、「トノス」をはじめ弊社製剤のように低用量の投与であれば、これらの指摘に対するリスクが極めて低くなることが期待できますし、「トノス」は市場導入依頼40年余になりますが、これまでご指摘のようなケースは経験しておりません。さらに、一説によれば前立腺疾患の引き金が加齢にともなう老化現象によるものと考えられるため、そうであるならアンチエイジングの観点から老化が始まる前からテストステロンを補充することで老化そのものを遅らせることにより、むしろ前立腺疾患の予防が期待出来るのでは?という考え方もございます。いずれにせよ、これらの指摘を証明する学術的に妥当な研究報告が出揃っておりませんので、「絶対に大丈夫」という明快な結論は申し上げられません。
      しかし、弊社と致しましては先述の状況から弊社製剤のご使用方法(用法・用量)であれば考えにくいこと、そして過去40年余の弊社の市場実績からは問題無いことに確信を抱いている次第でございます。

     

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  • 初めて「トノス」を使うのに不安があります。

    2007年02月10日

    早漏なのでトノスを使いたいのですが、初めてなので凄く不安です。大丈夫ですか?
    麻痺するということですが、何分か経つと麻痺はちゃんと治るんですか?
    取り扱い薬局は近くにありましたが、行けばすぐにその日に買えるのでしょうか?
    (32歳・男性)

     


     

    > 大丈夫ですか?

    まれにトノスへ配合した成分がお肌に合わず、接触皮膚炎と呼ばれる発赤や腫れが生じる場合がございます。約2万4千本余の出荷に1件の頻度(調査期間:1995~2013年)で経験致しております。

    亀頭部や陰嚢部といった特にデリケートな部分で万が一の事があってはなりませんので、初めて本剤をご使用になる方には、万全を期して実際に陰部へ塗布する前に、試しに内股へ本剤を塗布して1両日中(塗布後、24時間以上)様子を見たうえ、塗布部に発赤や腫れが生じない事をご確認いただくよう、お願いしております。

    万がいち発赤や腫れが生じた場合は、直ちに本剤のご使用を中止して、塗布部を清浄に保ち安静にしておいて下さい。通常は数日から2週間程度で軽快致しますが、日が経つほど症状が悪化する場合は、速やかに本剤と本剤の添付文書を持って皮膚科を受診下さいませ。

    なお、一般の方が自己判断で患部を消毒液や痒み止め等の塗布剤を使用して積極的に治そうとしますと、かえって患部に刺激を与えてしまい、回復が遅くなる場合もございますので、ご注意下さいませ。通常は清浄の維持と安静が最善です。

     

    > 麻痺するということですが何分かすれば麻痺はちゃんと治るんですか?

    個人差はございますが、麻痺感は通常1時間程度で消失して元に戻り、遅くとも数時間以内に消失します。

    但し、用法・用量を逸脱して多く塗り過ぎたり、塗った後に塗布部をいつまでも洗い流さないでいますと、回復までの時間が自ずと長引く事が考えられますし、最悪の場合はお体が本剤に慣れてしまい、本剤が効きにくくなってしまう事も考えられます。そのため、本剤を早漏予防で亀頭冠に塗布する場合は用法・用量の範囲内で、なるべく少量からお試し下さいませ。

    本剤の効き具合が分からないまま、直ぐにパートナーとの性行為でいきなりお試しになる事に不安がありましたら、最初はマスターベーションでお試しになってみてはいかがでしょうか。

     

    > 取り扱い薬局は近くにありましたが行けばすぐにその日に買えるのでしょうか?

    通常は直ぐに購入出来ますが、店頭の在庫が欠品している場合は、お取り寄せになるかと存じます。万全を期すため、お手数をおかけ致し誠に恐れ入りますが、ご来店前にお電話で在庫の有無をお問い合わせ戴けますでしょうか。

     

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  • 「トノス」はどんな薬?塗った後に舐められても大丈夫?

    2007年02月02日

    トノスは塗った時だけ射精が遅くなる薬なのでしょうか?それとも、トノスを塗り続けているうちに早漏が克服されていく薬なのでしょうか?
    また、トノスを性器へ塗った後、女性に舐めてもらっても大丈夫なのでしょうか?(25~34才・男性)

     


     

    本剤の考え方について

    お客様の年齢であれば、基本的に前者(トノスを塗った時だけ射精が遅くなる薬)であるとお考え下さいませ。

     

    射精に影響する要因は大まかに下記があると考えられます。

    1. ◆亀頭部を中心とするペニスへの性的刺激
    2. ◆性器以外の体の各所への刺激や視聴覚の刺激、さらには愛情やファンタジーなど精神面を含む周辺の性的刺激
    3. ◆1.と2. に対する脳内の反応による性的興奮
    4. ◆精液の射出をコントロールする筋肉の働き
    5. ◆以上 1.~4. の要素をつなぐ神経系の働き

     

    トノスに配合した局所麻酔成分は、上記の 1. に対して「亀頭部分へ塗布」することで「亀頭部の感度を鈍化」させるため、1. の刺激による入力を抑えた結果、射精潜時を遅延させるものです。

     

    また、トノスに配合されているテストステロン男性ホルモン)は、加齢や強度の精神的ストレスで男性ホルモンの分泌が衰えている人の場合、3.と4. あるいは5. の機能が衰えて、本来オーガズムを迎えるタイミングよりも先に精液が漏れ出てしまうような状況が考えられます。早漏というよりも遺精に近い状況ですが、このような場合に、本剤を「陰嚢部へ塗布」して「男性ホルモンを補充」することで、ある程度のリカバリーが期待できるものです。

     

    そのような観点から、お客様がご指摘の後者(塗り続けているうちに早漏が克服されていく)の効き方は、男性ホルモンの分泌不足にともなうケースであれば、本剤もあてはまります。ただ、お客様の年齢ですと、一般的に男性ホルモンの分泌は十分にあると思われますので、男性ホルモンが十分に分泌している人で射精潜時を遅延したい人であれば、亀頭部(特に敏感な亀頭冠、いわゆるカリの部分)へ本剤を塗布して、1. の刺激を抑えれば良いわけです。

     

    なお、専門医による医療の対象となる重症の早漏は、3. の要因が非常に強く、極めて過剰に反応して上手くコントロール出来ない場合が多いと思われます。このような場合は、1.と2.の刺激を抑えても、3.の要因が大き過ぎて射精のコントロールが出来ない場合が考えられますので、トノスを用いて1.を抑えても十分に満足するような結果に至らない事が考えられます。

    このような場合には、SSRI(選択的セロトニン取り込み阻害剤)と呼ばれる、抗うつ剤の投与で 3.の要因に対処することにより著効な結果を得た、という症例報告がございます。ただし、これもSSRIが効いている間の効果であり、SSRIが直接、早漏を根治させるものではありません。ちなみにSSRIは投薬の管理が難しく、医師の注意深い管理と指導が必要なので、決して自己判断で使用したり、主治医に無断で急に中止しないようにご注意下さいませ。また、副作用の中にはED(勃起障害)の事例もありますので、いずれにせよ注意深い対応が必要と思われます。

    いずれにせよ、そのような意味では今のところ薬剤による早漏の根治的な治療法は存じ上げません。

     

    ちなみに現状の根治療法としては、カウンセリングで 2.と3.の要因における強度のストレスや不安など早漏の背景になっている心因性の問題を解決したり、行動療法(「Stop & Start法」 「スクイズ法」 「感覚集中訓練」)でトレーニングすることにより、1.~5.を全般的に解決する、というものになります。

     

     パートナーへの配慮について

    トノスを舐めますと先述の局所麻痺剤の成分により苦味がして、同時に舌の感覚が痺れてしまいます。パートナーへ気まずい思いをさせないようにするためにも、塗付後、性行為を始める前にあらかじめ塗付部を良く洗い流して本剤が残らないようにすることをお願いしております。

    なお、本剤は塗布後、数分~20分程度で塗布部を麻痺させて効果が生じていますので、塗布部に麻痺感が生じましたら、本剤を洗い流しても効果に問題はございません。

     

    したがいまして、下記の手順であれば万全かと存じます。

    ① 性行為の前にシャワーか入浴。
    ② 最初に性器を良く洗い、洗った後にトノスを亀頭冠へ塗布。
    ③ 他の部位を洗うなど、シャワー(入浴)を続ける。
    ④ タイミングを見計らい、亀頭冠に触れてみて感覚の鈍化を確認。
    ⑤ 塗布部を石鹸を用いて良く洗い流す。
    ⑥ シャワー(入浴)を終える。
    ⑦ 性行為の開始。

     

     

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  • 勝負に向く薬があれば教えて下さい!

    2007年01月29日

    私は啓蒙精神や自己実現欲は人一倍あり、自己実現にかける情熱は物凄く強いと思っていますが、穏やかな性格で勝負事になるといつもビクビクして不安で腰がひけてしまうため、自分を変えるきっかけになる薬が欲しいのです。もし、テストステロンより性格が「攻撃的・男性思考・勝負向き」になる薬があれば、教えて頂きたいと切望してます。(25~34才・男性)

     


     

    切実なお気持ちを重く受け止めておりますが、ご要望にお応えすることが出来ません。先ず私共が知る限り、ご指摘のような目的で科学的根拠を持って国の承認を受けた薬剤を存じ上げません。また、現状の医療倫理の面からも今後そのような目的の薬剤が開発、承認される事は考えにくいと思われます。

    また、テストステロンの作用にご指摘のような精神面の影響があると言われていることは事実ですが、テストステロンの作用は受容体と言われる標的細胞自体の影響をはじめ、他のホルモンとのバランスなど多様な影響を受けることが考えられますし、しかも心理面・性格面はこれまでの経験や成育・生活環境の影響を強く受ける事が考えられます。そのため、例えば一定量のテストステロンを投与すれば誰もが同じような性格になるとは限りません。

     

    私事で恐縮ですが、かつて私は大切な試験やプレゼン、大きな試合の前に物凄いプレッシャーを感じて、胃けいれんの様な症状で何度も嘔吐することがありました。十二指腸潰瘍にもなりました。自分のふがいなさが情けなく、何かにすがりたい気持ちでいっぱいでしたが、最終的には雑念に振り回されずに集中し、結果がどうあれ納得できるまで「最善を尽くして準備する事」が解決策でした。逆に申しますと、準備が不足して自分の中で納得出来ていない状況が、不安要因になっていました。

     

    お客様の文面からは大変な熱意を感じますし、それこそが十分なテストステロンの分泌による攻撃性・積極性と存じますので、既にアグレッシブな性格は十分に備えていらっしゃるのではないでしょうか。もし、そうであれば、いま以上の攻撃性を求めるのは逆効果になるのでは…と心配です。むしろ、逆に「心を鎮める」ための工夫が良いのかも知れません。

    ご希望に副えぬまま余計な事を長々と書き連ねてしまい、誠に申し訳ございません。どうか状況を乗り越えて益々ご活躍されますよう、重ねてお祈り申し上げます。

     

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