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2009年08月06日
2009年(平成21年)8月6日の読売新聞「医療ルネッサンス」で、「女性へ男性ホルモン併用」として女性ホルモン補充療法に少量のテストステロンを併用する取り組みが紹介されました。
「グローミン」は、テストステロンを配合したクリームタイプの軟膏剤(第1類医薬品)で、経皮吸収により少量ずつ、天然型のテストステロンを補充できます。
これは、OTCでありながら本邦で承認された現状の医療用テストステロン製剤にないメリットです。
低用量で非侵襲的な経皮吸収ですから、高用量にともなうリスクや、肝臓に負担をかけるリスクが少ないうえ、短時間ながら着実に血中テストステロン値を上昇させるエビデンスがありますので、自ずと従前の男性ホルモン剤よりも安心感があります。
マイルドな効果と高い安全性が期待されることから、幅広い領域の医師から臨床応用をいただいており、冒頭の記事にあるHRTの少量テストステロン併用にも、「グローミン」をご使用いただいております。
・泌尿器科 (LOH症候群、LOHと合併した下部尿路症状やED治療、女性の性欲障害)
・ 産婦人科 (女性更年期障害や不妊治療におけるテストステロン併用療法)
・小児科 (内分泌系疾患・尿道下裂の治療における補充)
・ 一般内科・心療内科 (LOH症候群)
・ アンチエイジング外来の各種クリニック
・ 内分泌内科 (糖尿病、メタボリックシンドローム)
・ GID(FTM)のホルモン療法
・整形外科、リバリリテーション科、皮膚科、歯科、動物医続きを読む
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2009年04月10日
弊社製品取扱施設様 各位
平素より弊社製品にひとかたならぬご高配、お引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、ご高承の通り薬事法の販売制度改正にともない、2009年(平成21年)6月より、第1類および第2類OTC医薬品の小売販売の際に、文書による情報提供が販売者の義務となります(第2類は努力義務)。
つきましては、弊社推奨の説明文書案をご案内申し上げますので、貴店で弊社製品の説明文書を作成いただく際に、ご利用いただけましたら幸甚に存じます。
なお、本案は日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)、日本OTC医薬品協会(JSMI)、日本セルフメディケーションデータベースセンター(JSMDBC)の合意案にもとづき、東京都家庭薬工業協同組合(東家協)のワーキンググループで合意された書式にもとづいて作成しております。下記リンク先のPDF形式ファイルをダウンロードのうえ、ご利用くださいませ。
(トノス・ハリーマークの説明にもご利用いただけます。)
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加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)患者におけるテストステロン軟膏(グローミン)塗布後の血清テストステロン・レベルと臨床効果
2008年07月30日
Introduction
テストステロン補充療法は、加齢男性性腺機能低下症候群(LOH)患者の様々な症状を緩和するために適用されている。 LOH患者へのテストステロンの投与にはいくつかの経路があり、とりわけ経皮投与は魅力的な方法である。
Aim
本論文の目的は、テストステロン軟膏(「グローミン」大東製薬工業株式会社)適用後の血清総テストステロン(TT)および遊離テストステロン(FT)レベルのプロファイルおよびLOH患者における臨床的な有効性である。
Methods
健常男性ボランティアおよびLOH患者において、3mgのFL適用後の血清TTおよびFTレベルを調べた。次に、50人のLOH患者に陰嚢皮膚へ1日2回3mg(6mg /日)のGLを12週間投与した。その後、GL適用直前のTTおよびFTレベルを、GL処置後の1時間のTTおよびFTレベルと比較した。さらに、前述の50人のLOH患者におけるGLの臨床効果は、12週間のGL治療後に評価された。
J Sex Med. 2008 Jul; 5(7): 1727-1736
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2008年07月14日
弊社のテストステロン軟膏「グローミン」は、2003年10月から聖マリアンナ医大・泌尿器科の岩本晃明教授(当時)の研究チームで臨床研究が始められ、既にいくつかの学会で発表と論文掲載がされて来ました。
このほど、泌尿器科紀要誌に投稿・掲載された、グローミンの臨床研究に関する論文に対して、代表執筆者の長野赤十字病院・第二泌尿器科部長・天野俊康先生が、泌尿器科紀要誌の稲田賞を受賞される事になりました。7月26日・17時より京都(芝蘭会館別館)で授賞式と講演会がある予定です。
また、インパクトファクター4.7を誇る、J Sex Med. 2007 Dec 18 に掲載された論文は、Pub Medで参照できます。
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2008年02月12日
お客様各位
いつも弊社製品のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、弊社製品のご購入におかれましては、これまで最寄りの製品取扱施設のご案内が十分に出来ておらず、ご不便をおかけ致しております。私どもの力が至らず申し訳ございません。
また、第1類医薬品(弊社製品の場合、「トノス」「グローミン」)に対するインターネット販売をはじめとする全ての通信販売は、既に可決成立した薬事法改正を踏まえ、平成21年6月までに指定される日から、法的根拠をもって禁止されます。
さらには、上記の日より、第1類医薬品は薬剤師による対面販売と、店頭における医薬品情報の提供が義務となります。そのため、薬剤師がいない業態の店舗(薬種商など)では、第1類医薬品の小売販売が出来なくなります。
そのため、弊社製品のご購入にあたり、今後ますますお客様にご不便をおかけすることが懸念されます。
そこで、法の趣旨(医薬品の適正使用に向けた販売方法)と、お客様の利便性(最寄りの薬局での購入)の両立をめざして、このほど流通関係者のお力添えを賜り、「お取り寄せ相談薬局」を始めることに致しました。
これは、弊社にメールでご希望の製品と、購入希望の地域(市区町村名など)を送信戴きますと、通常は弊社が製品取扱施設を検索してご案内致しますが、ご希望の地域に製品取扱施設が無い場合に、弊社製品を取り寄せ対応で小売販売して下さる薬局を検索して、弊社がお客様にメールでご案内し、お客様のご意向を踏まえてお取り寄せの手配を承るものです。
未だ対応できる製品と地域は限られておりますが、お客様のご不便を少しでも解消できれば幸いに存じます。
詳しくは、こちらの弊社HPをご参照下さいませ。今後も変わらぬお引き立てほど謹んでお願い申し上げます。大東製薬工業株式会社
代表取締役社長 福井厚義 拝続きを読む
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2007年04月17日
平成18年6月8日に国会で可決成立し、同年6月14日に公布された「薬事法の一部を改正する法律(平成18年法律第69号)」の第36条の3(一般用医薬品の区分)について、平成19年3月30日付で関係省令と指定告示が公布され、同年4月1日より適用されました。本法の施行は平成21年6月からとなります。
この告示によりますと、弊社製品の分類は次のようになります(弊社HPに一覧表を設けました)。
【第一類医薬品】
・テストステロンを有効成分として含有する製剤。
「トノス」「グローミン」「ヘヤーグロン」・塩酸ヨヒンビンを有効成分として含有する製剤。
「ガラナポーン」「ガラナピン」【第二類医薬品】
・エストラジオール、エチニルエストラジオールを有効成分として含有する製剤。
「ヒメロス」「バストミン」この法改正により、弊社製品の小売販売は経過措置を経て、平成21年6月までに、次のようになります。
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- 第一類医薬品は、薬剤師の対面販売のみとなります。すなわち、薬剤師のいない薬店では販売が出来なくなります。
また、ネット販売等の通販が法的根拠をもって禁止されます。
さらに、消費者が説明を求めなくても販売時に注意説明をする事が義務づけられます。
なお、店舗においては消費者の手が届かぬようにカウンターの向う側へ商品陳列することが義務づけられます。 - 第二類医薬品は、薬剤師または登録販売者がいる薬局・薬店での対面販売となります。
すなわち、ネット販売等の通販が法的根拠をもって禁止されます。
また、店頭においては販売時の説明が努力義務とされます。 - 医薬品は店頭で分類毎に分けられた場所へ商品陳列する事になります。
- 製品の外箱にリスク分類の区分を表示することが義務づけられます。ただし、表示方法に関する規定は未だ何も決まっていません。
経過措置は平成23年6月までとされていますが、表示方法が決定次第、規定に準じて順次対応して行く予定です。
- 第一類医薬品は、薬剤師の対面販売のみとなります。すなわち、薬剤師のいない薬店では販売が出来なくなります。
以上に関する弊社へのお問い合わせは、こちらからお願い申し上げます。
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2007年03月22日
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加齢男性性腺機能低下症候群 – LOH症候群 – 診療の手引き
2007年02月24日
【タイトル】
加齢男性性腺機能低下症候群 -LOH症候群- 診療の手引き日本泌尿器科学会 公認
日本Men’s Health医学会 公認[ 男性ホルモン低下による 男性更年期障害、ED、心身症などの診療マニュアル ]
【編集】
日本泌尿器科学会/日本Men’s Health医学会
「LOH症候群診療ガイドライン」検討ワーキング委員会【ISBN】
ISBN978-4-8407-3664-0【弊社コメント】
男性にも女性と同様に更年期があり、男性の中には様々な不定愁訴に襲われる人がいます。
以前は医師の間で認識が広まっておらず、診断と治療のガイドラインも無い中で医療の受け皿が乏しく、ごく一部の有志の医師によって取り組まれて来ましたが、近年は様々なメディアが「男性更年期障害」という表現で取り上げた事により、一般的な認知が広がりました。しかしながら、診療マニュアルも無く対応が整う前に急に一般の認知が広まったものですから、男性更年期障害を主訴とする患者さんが続々と受診するなか、医療現場では様々な戸惑いがあったようです。
例えば、うつ病のように直ちに精神科を受診すべき人をいかに見分けるべきか、男性ホルモンの補充を行うための判断基準をどうするか、患者様にメリットとリスクをいかに説明すべきか…と、直面する問題と課題は多岐に及びますし、それぞれに学術的な根拠をもって対処しようとすれば、自ずと研究・調査すべき仕事は膨大になります。
定義や表現ひとつ取っても様々な議論があったようですが、「PADAM」という表現を経て、最終的に「LOH(late-onset hypogonadism:ロー/加齢男性性腺機能低下症候群)」と名づけられ、このほど根拠にもとづく最も合理的な「診療マニュアル」にまとめられました。それが本著になると思われます。
なお、本著の中で弊社製品のテストステロン軟膏「グローミン」がART(男性ホルモン補充療法)の選択肢の一つに採用されました。
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