記事カテゴリー:グローミン
-
グローミン塗布中に前立腺が気になった。1年ほど前、病院で検査時は「気にしなくて良い。」と言われているが、本剤の使用終了後は気にならなくなった事を考えると、今後の継続に若干不安もある。(40代・男性)
お客様の場合、泌尿器科で定期的な前立腺検査をお続けになることを強くお勧め致します。テストステロンが前立腺肥大や前立腺がんの原因になるという根拠はございませんが、これらが発症した後ですと、テストステロンは症状を促進させてしまうことが指摘されています。そのため、重症の前立腺肥大である人や前立腺がんの人は禁忌とさせていただいております。
いずれに致しましても、定期的に前立腺検査をしながらテストステロン補充をお続けになるのが最も安心で合理的な方法と言えましょう。
なお、特に50歳を越えると加齢にともない前立腺がんの罹患率が急速に高まりますので、50歳以上の方が本剤はもとより男性ホルモン剤をご使用になる時は、あらかじめ泌尿器科を受診して前立腺を検査することを強くお勧め致します。(詳しくはこちらをご覧ください。)
続きを読む
-
グローミン使用後、睾丸にはれぼったい違和感や動悸のような症状
グローミンを使用後、20日目の頃から睾丸にはれぼったい違和感や動悸のような症状があったので、1日1回、10mmずつに減量したところ、その後は違和感なし。(40代・男性)
これまで睾丸の違和感を数件、経験しておりますが、いずれも使用中止後に軽快しています。本件も使用量を減らした後に違和感が無くなったということから、一時的な不定愁訴が考えられます。
同様のケースがございましたら、取り急ぎ本剤のご使用を中止して数日~1週間ほど様子を見ていただき、その間に症状が治らない場合は医療機関(泌尿器科、できれば性機能外来や男性更年期外来)を受診くださいませ。
続きを読む
-
グローミンを使用したら抜け毛が減った。(40代)
テストステロンには体毛や陰毛の発毛促進作用があるとされており、「グローミン」も、例えば女性恥部無毛症が適応症に認められています。しかしながら、頭髪の発毛効果は認められていません。
逆に、男性ホルモンが頭髪の抜け毛の原因になるという指摘はございますが、いわゆる「はげ」の一般的な原因には以下が考えられており、テストステロンが直接的な原因になるものではありません。
1. 「頭皮の清浄をはじめ、食生活、喫煙、過剰な飲酒などの生活習慣」 によるもの。
頭皮に皮脂が多くなり、毛穴に汚れがたまって毛細血管 の血流が衰えるため、育毛サイクルが乱れて脱毛が多くなる。
2. 過大なストレスや男性更年期による育毛サイクルの衰え。
3. 遺伝等にともなう体質的な原因。「グローミン」の製品モニターを実施したお客様の中に「抜け毛が減った」というご指摘がありましたが、このお客様の場合は上記2.の原因で、「グローミン」のご使用によるテストステロンの補充が結果的に良かったのかも知れません。
続きを読む
-
グローミンは、睾丸に対する直接作用は無いのでしょうか。 (男性・55~64才)
ご指摘の可能性は無いとは言い切れませんが、その影響は軽微と考えております。
グローミンの睾丸に対する直接作用につきましては、造精機能やテストステロン産生などの精巣機能に対して、本剤の塗布によるテストステロンの投与がいかに影響するか、という論点になるかと存じますが、このようなテーマに対して本剤を用いた直接的な検討結果はございません。
エナルモンデポー筋注など医療用テストステロン製剤の添付文書情報によりますと、副作用の中に「特に大量継続投与により精巣萎縮・精子減少・精液減少等の精巣機能抑制」という記載がございます。
したがって、テストステロン投与の影響と考えますと、グローミンにおいてもこのような作用が絶対に無いとは申し上げられません。
しかしながら、グローミンの推奨塗布量(1日2回、チューブから2cm/回≒本剤0.3g/回=テストステロン3mg/回、1日量6mg)による血中動態は、多くの場合、健常成人男性におけるフリーテストステロン値の正常域の範囲内で、上限を長期にわたり逸脱することはありません(下図)。
図: グローミンの塗布にともなう血中フリー・テストステロン値の推移
そのため、先記のデポー剤による「大量継続投与」の条件と比べれば、自ずとグローミンでの影響は極めて軽微であることが予想されます。
また、グローミンにおいて、今のところ精巣萎縮・精子減少・精液減少等の精巣機能の抑制が示唆される有害事象の報告は経験しておりません。
続きを読む
-
男性ホルモンに関わる諸症状があります。 男性ホルモン検査を行ったのですが基準値のちょっと上ぐらいの結果になったのですがこの商品は使っても大丈夫でしょうか? 20歳男なのですがこの年では男性ホルモンが基準値の下のほうのぎりぎりでした。
小さい頃から部活に入って数年間頑張ってやっていたのですが、すぐに疲れて体力が続かなかった事、何に対してもやる気が出ない、体が重い、外に出ずらい、朝立ちした覚えがない、ひげが生えないなどがありつい最近まで気のせいかと思っていたのですが、男性ホルモン少ないと起こる症状に似ていたので泌尿器科に行き男性ホルモン検査をしたところ、遊離テストステロンが9.9で一応範囲内に収まっていると言われたので自分は男性ホルモンが極度に低いことからおこる症状だと思っていたので、他にどんな要因が皆目検討がつかない状態です。 (男性・20才)
グローミンの一般的なユーザーとして想定している人は加齢にともない男性ホルモンの分泌低下を来している中高年男性です。 お客様の場合、未だ年齢がお若いので、少なくとも加齢にともなう男性ホルモンの分泌低下とは考えにくく、専門の医師でないと判断できない原因があるものと考えられます。 男性ホルモンを補充する前に、年齢の割に男性ホルモンが低めになる原因や主訴の症状の根本原因を、専門の医師に診ていただくのが非常に重要と思われます。
例えば、他の疾患の治療で服用中の薬剤の副作用症状とか、脳下垂体や甲状腺の異常にともなう高プロラクチン血症が男性ホルモンの低下につながる、という原因も考えられますし、生育上の様々な疾患の既往症が背景にあることも考えられます。 もし、これらのような場合に本質的な問題に対応しないまま、自己判断で男性ホルモンを補充すれば、かえって問題を複雑にさせてしまうため、主訴の改善が遠のくだけでなく、根本原因である疾患の悪化を来す懸念があります。
以上をご賢察のうえ、お客様の場合は自己判断によるグローミンのご使用はなさらずに、かかりつけ医にご相談のうえ、必要に応じて専門の医師をご紹介していただくのが最善と存じます。
続きを読む
-
グローミンを2~3か月使用中ですが、塗布と入浴のタイミングをどのようにすればよいか教えてください。 塗布した成分が完全に吸収された後でないと洗い流せないと思いますので・・・よろしくお願いします。 (男性・65~74才)
本剤の成分の吸収を踏まえた、塗布と入浴のタイミングについてのご質問ですが、次のようにお考えいただけますでしょうか。1)本剤は、塗布して約1~2時間で有効成分であるテストステロンの血中濃度がピークを迎え、さらに塗布後4~6時間で元のレベルに戻ります。十分な吸収を目指すためには、塗布後4時間以上の間隔を置いてから入浴して塗布部を洗い流すのが最善と考えます。
2)以上より、夕刻から夜間の就寝前に入浴する場合は、入浴直後に本剤を塗布してから就寝するのが最善です。 一般的には、自ずと次の入浴まで4時間以上の間隔が置けると思われます。
また、あらかじめ塗布部を良く洗っておくことで、表皮の垢など汚れが除かれる分、吸収も良くなることが期待できます。
3)また、早朝の起床直後に入浴する場合も、前記と同じく入浴直後に本剤を塗布するのが良いと考えます。 この場合も、通常であれば次の入浴まで4時間以上の間隔が置けるものと考えております。
4)なお、温泉地での湯治や、水泳や水中の作業、発汗を伴う各種作業後のシャワー・入浴など、頻繁に入浴したり、作業で塗布部が洗い流される場合は、次善の策としてこれらの入浴や作業まで塗布後2時間の間隔を置くように、塗布するタイミングを工夫していただけますでしょうか。
5)性行為など、塗布部が他者と濃厚接触する場合は、塗布部に付着した本剤の成分が相手へ移行しないようにするため、あらかじめ行為の前に塗布部を洗い流すようにお願いしております。この場合も、前記と同様に事前の策として塗布後2時間の間隔を置いてから洗い流すように塗布するタイミングを工夫していただきたく、ご配慮のほど何卒お願い申し上げます。
続きを読む
-
自律神経失調症の原因がLOH症状と診断され、グローミンを2~3か月使用中ですが、塗布と入浴のタイミングをどのようにすればよいか教えてください。 塗布した成分が完全に吸収された後でないと洗い流せないと思いますので・・・よろしくお願いします。 (男性・65~74才)
本剤の成分の吸収を踏まえた、塗布と入浴のタイミングについてのご質問ですが、次のようにお考えいただけますでしょうか。
- 本剤は、塗布して約1~2時間で有効成分であるテストステロンの血中濃度がピークを迎え、さらに塗布後4~6時間で元のレベルに戻ります。
- 十分な吸収を目指すためには、塗布後4時間以上の間隔を置いてから入浴して塗布部を洗い流すのが最善と考えます。
- 以上より、夕刻から夜間の就寝前に入浴する場合は、入浴直後に本剤を塗布してから就寝するのが最善です。一般的には、自ずと次の入浴まで4時間以上の間隔が置けると思われます。
また、あらかじめ塗布部を良く洗っておくことで、表皮の垢など汚れが除かれる分、吸収も良くなることが期待できます。 - また、早朝の起床直後に入浴する場合も、前項3.と同じく入浴直後に本剤を塗布するのが良いと考えます。 この場合も、通常であれば次の入浴まで4時間以上の間隔が置けるものと考えております。
- なお、温泉地での湯治や、水泳や水中の作業、発汗を伴う各種作業後のシャワー・入浴など、頻繁に入浴したり、作業で塗布部が洗い流される場合は、次善の策としてこれらの入浴や作業まで塗布後2時間の間隔を置くように工夫していただけますでしょうか。
- 性行為など、塗布部が他者と濃厚接触する場合は、塗布部に付着した本剤の成分が相手へ移行しないようにするため、あらかじめ行為の前に塗布部を洗い流すようにお願いしております。 この場合も、前項5.と同様に事前の策として塗布後2時間の間隔を置いてから洗い流すように工夫していただきたく、ご配慮のほど何卒お願い申し上げます。
続きを読む
-
グローミンを朝に塗るときも、きれいに洗いがなす必要があるか?
初めて使用を始めた者です。夜は入浴時に綺麗に陰嚢を洗えるのですが、朝は塗布する場合入浴とかシャワーなどで昨夜に塗布したグローミンをきれいに洗い流さねばなりませんか。 (男性・71才)
表皮に垢や皮脂などの汚れがあるほど、汚れが妨げとなり本剤の成分(テストステロン)の吸収が悪くなる恐れがあります。また、汚れた皮膚の上にグローミンを塗りますと、毛穴がふさがり、痒みやざ瘡(にきび)が生じる恐れがあります。そのため、あらかじめ塗布部を清浄にすることをお勧めしております。
毎晩入浴していらっしゃるのであれば、朝は洗い流さなくても通常は問題ないかと存じますが、汚れの程度に個人差がありますので、問題ないと言い切ることが出来ません。
万全を期すため、例えば、ぬるま湯で湿らせたタオル等で塗布部を良く拭いてから塗布するといった、先述の趣旨を踏まえた次善の方法を試みてはいかがでしょうか。お手数をおかけ致し大変おそれいりますが、塗布部を清浄にする趣旨をご了承いただけましたら幸甚に存じます。
続きを読む