大東製薬工業株式会社

お客様相談室

お客様から寄せられたご相談、ご質問にお答えします。お客様から寄せられたご相談、ご質問にお答えします。

月別アーカイブ

  • プロペシアとグローミンの併用は?

    2008年08月17日

    40代後半男性です。性欲減退と行為最中の萎えにここ数年悩まされ、ED治療薬のシリアス・レトビアも試し効果がありましたが、頭痛と鼻づまりがひどいため、グローミンに変更しようかと思っています。

    グローミン等の塗り薬や、病院での男性ホルモン注射は、テストステロンを増やすため、前立腺がんのリスクが否めないということですが、私は、発毛の薬プロペシアを2年ほど服用しております。
    ホルモンの数値等検査したことはありませんが、プロペシアに関するサイトを通じて、この薬を服用していると、通常よりもテストステロン数値が低くなると聞きました。

    ということは、グローミンを試みても大丈夫ということでしょうか?

    また、テストステロンを増やす塗り薬や注射等のホルモン療法を行うことによって、プロペシアの発毛効果が損なわれることがないか気になり、メールを差し上げました。

    (男性・45~54歳)

     


     

    > テストステロンを増やすため、前立腺がんのリスクが否めない

    先ず、テストステロンが前立腺がんの発癌物質になることはございません。

    むしろ、テストステロンの分泌レベルが高い人の方が前立腺がんの発症率が低いという指摘もあるため、加齢によるテストステロン分泌の過度な低下を早い時期からテストステロンを補充することで、将来的には前立腺がんの発症を防止する、といった研究テーマを検討すべきと考えております。

    しかしながら、テストステロンは、いったん発症した前立腺がんの進行を促進させることが知られているため、前立腺がんの恐れがある場合は、グローミンに限らずテストステロン製剤すべてのご使用をお断りしております。

     

    > グローミンを試みても大丈夫ということでしょうか?

    知られている作用機序からは、併用して問題無いと思われますが、これを証明するデータ等の事実を未だ承知致しておりませんので、必ずしも保証できません。何とぞご了承下さいませ。

    ご高承のことと存じますが、プロペシア錠の作用機序は5α還元酵素の阻害作用と言われています。

    さらに、この酵素がテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変えて、このDHTが頭髪を脱毛させると言われています。

    そのため、DHTの働きを阻害するプロペシア錠を服用することで、テストステロンがDHTに変わらないようにするため、男性型脱毛症に効く、というものです。

    すなわち、プロペシア錠について公表されている作用機序から机上で考えられる限り、テストステロン自体への影響や相互作用は無いと考えております。

     

    > テストステロンを増やす塗り薬や注射等のホルモン療法を行うことによって、
    > プロペシアの発毛効果が損なわれることがないか

    あくまで小職個人の大胆な仮説で申し上げますことをご容赦いただきますと、DHTもテストステロンほど活性が強くないとはいえ、性機能に作用することが考えられますので、仮にテストステロンの分泌レベルが変わらなくても、プロペシア錠の服用でDHTが少なくなった分、性機能が衰えたのかも知れません。

    また、前立腺疾患の目安となるPSA値に対してプロペシアの服用でPSAを改善するという報告もございますが、プロペシアがDHTを抑えることによるものと期待されます。もし、そうであれば、プロペシアは冒頭に述べたテストステロンの前立腺がんのリスクを抑えられるかも知れません。

    もし、以上の仮説が正しければ、グローミンによるテストステロン補充とプロペシア錠の併用は、むしろ前立腺がんのリスクを回避しながら、性機能と脱毛防止というメリットの両立が期待できる、という「男の夢」の治療法になるかも知れません。

    しかしながら、私共と致しましては今のところ以上を保証する事実が無く、不測の副作用に対する検証も出来ておりませんので、責任を持ってお勧めすることが出来ません。

     

    続きを読む

  • 発赤が出て困っているが、トノスの使用を止めたくない。何か良い薬は?

    2008年07月14日

    トノスを長く使用しています。大変重宝しています。有難うございます。
    発赤が出て困っています。皮膚科でデキサンGを長く塗っていました。2~3日で直りますが、また2~3日すると発赤が出てきます。
    長期にわたる使用の為か、主治医が長い使用は駄目と言う事でスルプロチン軟膏に変えて塗っていますが治りません。トノスの使用はやめられないです。
    何か良い薬はありませんか?
    (男性・55~64歳)

     


     

    トノスをご愛用いただき厚く御礼申し上げます。

    さて、お問い合わせにつきまして、先ずは発赤の原因が心配です。

     

    1. ●何らかの感染症?
    2. ●アトピー性皮膚炎等にともなう炎症?
    3. トノスなど使用した薬剤等によるアレルギー?

     

    デキサンG軟膏は、「リンデロンVG軟膏0.12%」の後発品(ジェネリック医薬品)です。

    その内容ですが、添付文書情報から、「局所抗炎症作用」と「抗菌作用」の二通りの効果を有する配合剤です。

    前者の作用は、いわゆるステロイド剤としての効果で、ステロイド剤としての強さは、資料によりますと、5段階の上から3番目(Strong)と思われます。

    主治医の先生が「長期使用を駄目」と仰るのは、比較的作用の強いステロイド剤の長期使用にともなう弊害が心配だからと思われます。

     

    一方、スルプロチン軟膏は、非ステロイド系の抗炎症作用を持つ軟膏ですから、上記の通りステロイド剤の長期使用を避けながら、炎症を抑えたい、というご判断で変更されたものかと存じます。

     

    また、冒頭に記した1.~3.の考慮される原因のうち、3.につきましては、トノスを含む思い当たる薬剤等を1週間以上、できれば1ヶ月以上休薬して、その間に症状が軽快するようであれば、原因となっている可能性がございます。

    私共は関係法令上、お客様の診断や処置を申し上げることが出来ませんが、以上を考慮致しますと、冒頭に記した1.2.3.の原因につきまして主治医のご見解を質して、お客様が十分に納得なさることが大切かと存じます。

     

    なお、トノスの休薬によって症状が軽快する場合は、トノスの配合成分による刺激やアレルギー症状で発赤が生じているものと存じますので、弊社と致しましては誠に心苦しく残念でございますが、トノスのご使用をお勧めすることが出来ません。

    「何か良い薬は?」とのお尋ねですが、先述の通り、発赤の原因が明らかにならないと、自ずと対応策が絞り込めません。

    例えば、より強いステロイド剤に頼ることで一時的に軽快しても、リバウンド等の悪循環に陥り、薬剤から離脱できなくなってしまう恐れがございますので、決してお勧め出来ません。

     

    また、何らかの感染症による発赤であれば、対症的な治療よりも、先ずは感染症の根治に全力を尽くすことが重要かと存じます。

    つきましては、下記の手順でご対応いただくのが宜しいかと存じます。

    (1) 先ずはトノスをしばらく休薬して様子をみる。トノスのアレルギーかどうかを見極める。

    (2) 上記(1)の結果を踏まえて、主治医に相談する。

    (3) 主治医と相談しながら、原因の特定と根治策を検討する。

    一日も早いご軽快を心よりお祈り申し上げます。

     

    続きを読む

  • 安全に男らしくなる方法は?

    2008年07月06日

    体毛が薄く(ひげやわきはかなり少ない)男性ホルモンが少ないのかなと思っています。長年ウエイトトレーニングをやっていますがなかな筋肉も発達しません。
    男性ホルモンを増やして、筋肉を発達させ、ひげも濃くして男らしくなりたいのですが、グローミンは効果的でしょうか?筋肉増強剤を飲むほうがよいのでしょうか?
    安全に男らしくなりたいのですがいい方法はないでしょうか?
    (男性・25~34歳)

     


     

    一般論として、テストステロン(男性ホルモン)の生理作用の中には、筋肉の発達や、陰毛や髭の発毛があると言われております。近年の臨床研究でも、性同一性障害のホルモン療法でテストステロンの投与により陰毛や髭が生えた、といった症例報告がございます。

    グローミン」はテストステロンを補充する医薬品ですが、お客様が期待する効能は承認されておりませんので、弊社としては未承認の効能についてお勧め出来ません。

    なお、ホルモンの分泌から生理作用に至るまでの間には、次の要素が影響しますので、たとえホルモンの分泌量が正常でも、他の人と同じように作用しない場合もあると思われます。

     

      1. ●ホルモンの分泌量。
      2. ●血中でホルモンに結合し、ホルモンを働かせなくさせる物質の量。テストステロンの場合は、SHBG(性ホルモン結合グロブリン)という物質。
      3. ●ホルモンが作用する細胞(レセプター)の状態

     

    「鍵(ホルモン)」が「鍵穴(レセプター)」を開錠させるように噛み合ったとき、標的細胞でホルモンが作用して生理作用を及ぼしますが、たとえホルモンの分泌量が正常でも、上記の2.や3.のようなSHBGやレセプターの異常があれば、結果的に生理作用が十分に現れなくなる可能性も考えられるのではないでしょうか?もし、このようなケースであれば、ホルモン補充をする前に、真の原因に対処することを検討すべきと思われます。

    そのため、お客様の場合は医療機関を受診して、ホルモンの分泌量だけでなく、医学的に治療を要する状態なのかを見極めることが必要かと存じます。

     

    ちなみに、医学的に正常でありながら、美容やドーピング等の目的で高用量の性ホルモンを投与することにつきましては、安全性の根拠が乏しいうえ、現状の社会通念を考慮しても、弊社としてはお勧め出来ません。少なくとも泌尿器科の専門医の間では、生理的範囲を超える高用量な男性ホルモン剤の投与により、しばしば多血症が生じる事が指摘されています。

     

    また、筋肉増強剤は通常「アナボリック・ステロイド・ホルモン(蛋白同化ステロイド)」と呼ばれる人工的な合成物質ですが、少なくとも日本国内に承認された医薬品はございません。
    インターネット上の個人輸入等で販売されているものにつきましても、私どもが見る限り、これらの製品に医薬品として備えるべき添付文書さえ見当たりません。
    そのため、当該国の合法的な医薬品であるかどうかも確認できず、製品の品質保証はもとより、当該成分の安全性と有効性の根拠も判断できません。

     

    小職の個人的なコメントをお許し戴きたいのですが、男性の「男らしさ」は、必ずしも容姿に限らないと存じます。例えば、長年トレーニングを続けて来られた強い意志や克己心に、人並み以上の「男らしさ」を感じております。
    これまでの非常に苦しい経緯や葛藤を経て、やむを得ず薬剤の検討に至ったものと存じますが、「安全に男らしくなる」ための真の方法は、様々な経緯や葛藤を乗り越える「心の研鑽」が最善と信じております。

    そして、弊社製品のホルモン補充は、「元々分泌していたホルモンが減少したとき、あるいは健常成人のホルモン分泌から著しく分泌が足りないときに、不足分を短期的に最小限だけ補う」というコンセプトなのです。ご期待にお応え出来ないこと誠に心苦しく、申し訳ございませんが、何卒ご了承のほど謹んでお願い申し上げます。

     

    続きを読む

  • テストステロンを食品から摂取することはできるの?

    2008年04月17日

    HPを拝見させていただきました。
    テストステロンを食品から摂取することはできるのでしょうか?
    コレステロールの中に含まれるそうですが、卵くらいしか思いつきません。
    やはり薬剤から摂った方が良いのでしょうか?
    (男性・35~44才)

     


     

    結論から申しますと、食品からテストステロンを摂取することは出来ません。
    根拠は次の通りです。

    1. ●テストステロンを含む一般的な天然の食品(食材)は、私どもの知る限り、ございません。 敢えて考えられるものとしては、哺乳類動物の睾丸ですが、次項の理由からテストステロンの摂取としては意義が無いと考えます。
    2. ●もし、そのような食品があったとして、テストステロンを口から摂取しても、テストステロンは消化管で吸収されてから血中濃度を上昇させる前に肝臓を経由して、全て分解されてしまいます。そのため、効果が無いばかりか、多量あるいは長期的に摂取すると肝臓に過剰な負担をかける恐れがございます。
    3. ●メチルテストステロンのように、天然の物質でなく化学的に合成された人工の男性ホルモンは、全てが肝臓で分解されないので、経口投与で男性ホルモンとしての効果が期待できます。しかしながら、肝臓毒性の問題(肝硬変などの副作用)が指摘されているので注意が必要です。
      近年は、このような問題を解決した男性ホルモンの飲み薬として、Testosterone Undecanoate という物質が開発されていますが、日本では承認されていません。また、食生活における脂質の摂取量が、服用後の男性ホルモンの血中濃度上昇に影響するようで、欧米人と比べて脂質の摂取が少ない人、例えば和食中心の食生活をしている日本人には、必ずしも効果が期待できない、という見方もあるようです。
      いずれにせよ、男性ホルモンは医薬品の成分ですから、男性ホルモンを配合した合法的な加工食品は存在し得ません。

     

    コレステロールの中に含まれるそうですが、卵くらいしか思いつきません。

     

    テストステロンは、コレステロールの中に含まれるものではありません。卵などの食品から摂取したコレステロールの一部が、体内でテストステロンに変化するのです。

    そのため、過剰なダイエットや偏食等によりコレステロールの摂取が極めて少なければ、原料が無いのと同じで、自ずと体内でテストステロンが産生できなくなってしまいます。

    かといって、コレステロールを過剰に摂取するほどテストステロンが多量に産生されるとは限りませんし、かえって様々な成人病が懸念されます。

     

    やはり薬剤から摂った方が良いのでしょうか?

     

    私どもは、「食品」「薬剤」といった切り口で良し悪しを申し上げることが出来ません。

    先ず、テストステロンに限らず、健康的なホルモンバランスは、バランスの良い適量の食事、健全で安定した生活リズム、十分な睡眠と休養、適度な運動、喫煙や有害物質の排除、ストレスを溜めない精神衛生の維持…といった、健康的な生活習慣の自己管理が全て適切である事により、維持されるものと考えます。

     

    しかしながら、多くの人にとって、これらの健康的な生活環境が十分に満足できず、結果的にホルモンをはじめ健康のバランスを崩したり、本来の健康な状態を損なう現実が多々あるかと存じます。

    このような時に、例えば偏った食事で摂取量の足りない栄養素を補助し、体内で産生する物質を間接的に補うものがサプリメント等の健康食品ですし、結果的に不足した性ホルモンそのものを直接的に補充するのが弊社製品のような医薬品の役割です。

    また、ひと口に「薬剤」と申しましても、製品ごとに様々な特徴があり、それぞれメリットとデメリットが考えられますので、「薬剤」として単純に良し悪しを申し上げる事が出来ません。

     

    一方、「食品」につきましては、誰もが漠然とした安心感を抱くものです。

    「食品ですから、安心して摂取できます。」というキャッチコピーは、健康食品の定番です。しかしながら、たとえ食品自体の品質に問題がなくても、必ずしも食品が安全とは言えない面があるかと存じます。

     

     

    例えば、塩分の摂取にともなう高血圧、糖分の摂取にともなう糖尿病、脂質の多い高カロリーな食事による高脂血症や動脈硬化、ひいては心臓病や血栓症の発症、といったリスクは既に広く知られています。
    また、多くの食材にアレルギー症状を起こす人がいることも、ご高承のことと存じます。例えば蕎麦アレルギーにともなうアナフィラキシー・ショックは、呼吸困難を招いて死に至る危険がございます。
    極端な例えを挙げれば、熱い飲み物で舌をやけどしたり、冷菓を食べて下痢や腹痛を起こす人もいらっしゃるでしょう。

    そして、これらを医薬品の副作用に置き換えれば、食品の多くは大多数の薬剤よりも、発生頻度と重篤な症状の両面からずっと危険であり、厳重に管理すべきものとなってしまいます。
    もし、非常識なほど多量の水を摂取して下痢を起こしたとしても、社会通念上、非常識な量を摂取する側の問題になるかも知れません。でも、医薬品であれば、たとえ水でも、副作用として摂取(投与)量を管理すべき問題となります。

    成人病やメタボリックシンドロームの一因が食事、すなわち食品の摂取にあることは疑う余地がなく、その結果、心筋梗塞や動脈硬化、脳血栓に至る頻度と死者数といったリスクが懸念されます。大多数の医薬品に比べて、食品におけるこれらのリスクが桁違いに高いことは言うまでもありません。

     

    それから、医薬品は製造ロット毎に有効成分が規格通りに配合されていることを必ず確認してから製造記録として残した上で出荷致しますが、食品に含まれる栄養素は、実際には個々の出来栄えによって含まれる量がばらつく事が容易に想定されるのにもかかわらず、個々の作物はもとより、加工食品につきましても、収穫や製造ロット毎に測定、分析されているとは限りません。

    すなわち、医薬品に求められるレベルで申し上げれば、食品の多くは含まれる栄養素の量に保証が無いうえ、摂取方法によっては重篤な健康被害を及ぼす危険なデメリットがあるのです。しかも、医師の処方箋や薬剤師の服薬指導も無ければ、メーカーの添付文書による適正な摂取方法の詳細説明も無く、摂取量の法的規制や行政当局の取り締まりも無いまま、消費者が資格を要さず自由に摂取できます。大多数の医薬品に比べれば、むしろ多くの食品の方が極めて危険なものと言わざるを得ません。

    以上、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

     

    続きを読む

  • お取り寄せ相談薬局

    2008年02月12日

     

    弊社が電話やメールでいただくお問い合わせの中で、最も多い質問の一つが「どこで売ってるの?」「○○の辺で売ってる店を教えて」というものです。出来る限りの検索をして、ご案内しているのですが、私どもの力が至らずご案内できないケースもあり、恥ずかしさと悔しさを感じていました。

     

    さらに、薬事法改正を受けてケンコーコム社で第一類医薬品の取り扱いが中止され、そのうえ、薬種商のような薬剤師がいない業態の「くすり屋さん」でも第一類医薬品の取り扱いが出来なくなるため、創業以来60年、現在の製品群に着手してから45年かけて培って来た弊社製品の売場が半減するような状況で、今後ますますお客様にご不便をおかけすることになる・・・、と心配しています。

    本来もっと規制すべき食品や医療用の医薬品が、数々の社会問題が起こしている一方で、40年を超える市場実績を積んでいる市販薬に対して、行政は、どうしてこれほどまでの規制強化をするのでしょうか…。いくら愚痴って嘆いても状況は変わりません。前FRB議長のグリーンスパン氏は、「環境変化に適応できる限り、人類の将来に希望が持てる。」と説いていますし、環境変化を予測し、敏感に受け止めて、対応して行くのは企業トップの責務です。逃げる訳には参りません。

     

    そこで、法の趣旨(医薬品の適正使用に向けた販売方法)と、お客様の利便性(最寄りの薬局での購入)の両立をめざして、このほど流通関係者のお力添えを賜り、「お取り寄せ相談薬局」を始めることに致しました。お力添えを戴いた薬局の多くは、昔ながらの「くすり屋さん」です。量販店の出店攻勢に押されているなか、店頭在庫のご負担をおかけすることなく、量販店には難しい、昔気質の「丁寧な」販売方法で、注意事項や使用方法、製品の特徴を、お客様のご理解を得るまで十分に説明しながら販売して戴きたい…、という願いを込めています。

    これは、弊社にメールでご希望の製品と、購入希望の地域(市区町村名など)を送信戴きますと、通常は弊社が製品取扱施設を検索してご案内致しますが、ご希望の地域に製品取扱施設が無い場合に、弊社製品を取り寄せ対応で小売販売して下さる薬局を検索して、弊社がお客様にメールでご案内し、お客様のご意向を踏まえてお取り寄せの手配を承るものです。

     

    未だ対応できる製品と地域は限られておりますが、お客様のご不便を少しでも解消できれば幸いに存じます。

    詳しくは、こちらの弊社HPをご参照下さいませ。

    今後も変わらぬお引き立てほど謹んでお願い申し上げます。

     

    続きを読む

  • うつ病での性機能低下に男性ホルモンは?

    2008年01月14日

    うつ病で安定剤とか眠剤を15年間飲み続けています。朝立ちも15年間無いし、SEXも弱く、射精の時に精子があまり出ません。
    男性ホルモンを使うと身体の方も元気になると聞きましたが?
    (男性 45~54歳)

     


     

    いわゆる「うつ病」と、LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)による「うつ状態」は診断の切り分けが困難と言われており、しかも各々の処置が異なるため、専門医の判断が必要です。

    また、薬剤の中にはED(勃起不全)や射精障害など、性機能障害の副作用を伴うものがあると言われております。このようなケースであれば、うつ病に対して現在、処方されている薬剤を変更することにより、性機能の症状が改善するかも知れません。

    そのため、先ずは主治医の先生に現在、処方されている薬剤の影響をご相談いただいて、他に良い薬剤があれば変更をお願いするのが無難と存じます。

    その上で、もしFT(フリーテストステロン、遊離テストステロン)値がLOHの基準値よりも低ければ、医師の管理下で男性ホルモンを投与することにより、症状の改善が期待できるかも知れません。

    いずれにしても、うつ病に対する薬剤の選択や加減、投与の中止や変更には専門医の慎重な判断が必要ですから、決して自己判断で行わずに、主治医へご相談いただくことを強くお勧め申し上げます。

     

    続きを読む