大東製薬工業株式会社

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月別アーカイブ:2007月09月

  • 睾丸のサイズを大きくする方法は?

    2007年09月30日

    睾丸がものすごく小さくなってきました。睾丸サイズを大きくし、ある程度それを維持することを目的とした場合、「グローミン」の使用は適切でしょうか。
    (39歳・男性)

     


     

    恐れ入りますが、適切ではありません。最悪の場合、逆効果になる恐れがございます。このような目的で、「グローミン」をご使用しないで下さいませ。

     

    ◆ 睾丸の働きを踏まえた、グローミンが逆効果になる理由

    睾丸(=精巣)は、ご存知の通り精子を作る器官ですが、男性ホルモン(主にテストステロン)を分泌する器官でもあります。
    そして、脳下垂体から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)がテストステロンと共に精巣内のセルトリ細胞へ作用して、精子を作るように促します。
    また、脳下垂体から分泌されるLH(黄体形成ホルモン)は、精巣内のライディッヒ細胞に作用して、男性ホルモン分泌を促します。

    なお、FSHやLHの分泌は出しっ放しではなく、男性ホルモンが十分に分泌されると、LHの分泌が抑えられて、自ずと精巣での男性ホルモン分泌が抑えられますし、FSHも抑えられますので、これにより、男性ホルモンや精子の産生が過剰にならぬよう適度なレベルに調節されています。

    ところが元々必要十分な男性ホルモンの足りている人に、男性ホルモンを過剰に補充しますと、上記のLHやFSHが抑えられたままになってしまいますので、精巣内のセルトリ細胞やライディッヒ細胞が仕事をしない状態が続くことになりかねません。

    もし、このような状態が長期間にわたり続きますと、最悪の場合は精巣の萎縮が懸念され、自力で精子や男性ホルモンを産生できなくなってしまう恐れがございます。

     

    ◆ 睾丸を大きくする方法について

    睾丸のサイズを大きくすること自体を目的とする、学術的に認められた治療戦略は、恐れ入りますが把握できておりません。

    先述の機序におきまして、「睾丸の大きさ」→ 「精子を作る機能に影響」→ 「セルトリ細胞の活性化」→ 「FSHの作用」の流れを考えますと、FSHを投与すればセルトリ細胞が活発になり、造精能力の向上と共に睾丸を大きくするのではないか…?と、期待したいところです。しかしながら、FSH製剤は少なくとも男性不妊の治療を目的とするものなので、男性不妊の専門医を受診してご相談いただくことが前提になるかと存じます。

    その他、医学的根拠の証明が無いながらも、効果が期待できて、自己完結できる民間療法としては、やはり金冷法と禁欲(完全な禁欲でなく、一定のペースダウン)が考えられます。

    すなわち、自律的に男性ホルモンを十分に分泌している一方で、睾丸の負担が大きい状況である場合ですが、例えば射精頻度が多い割に、日頃の睾丸の冷却が不十分だと、結果的に睾丸の機能が低下して萎縮することがあるのではないでしょうか。

    少なくとも金冷法につきましては、体温以上の温度環境が造精機能に悪影響を及ぼす事には医学的な根拠があり、睾丸を体温以下に維持し続ける事は医学的にも重要とされています。

    もし、そうであれば射精頻度をペースダウンした上で現状の下着やズボン等の着衣、日常作業等の生活習慣が睾丸にとって冷却性が良くなければ、これらの改善をしたり、長風呂で睾丸を温め過ぎないようにする等の対応が考えられます。リスクが無く基本的に費用もかからないと存じますので、お試しになってみてはいかがでしょうか。

     

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  • ガラナポーンの購入について

    2007年09月11日

    ガラナポーンを、通販ルートで買えませんか?(55~64才 男性)

     


     

    ガラナポーン」「ガラナピン」のようなヨヒンビン製剤は、第1類医薬品であるうえ劇薬に指定されているため、薬剤師の対面販売が義務づけられており、購入時に店頭で所定の用紙に署名していただく必要がございます。
    また、ヨヒンビンの強精効果や作用の強さによるものか、一部の非合法な業者が海外からヨヒンビンを輸入し、健康食品等の名目で違法に販売しているケースが後を絶たず、行政当局は非常に神経質な対応をしています。

    そのため、遵法意識の高い業者であれば、ヨヒンビンの通販を行う業者は基本的に存在しません。
    ネット上では時おりヨヒンビンを販売する業者を見かけますが、これらの業者の行為は、本人がいかに「合法」と主張しようとも、非合法であり、脱法行為です。
    また、道義的な観点からも、販売後のサポートを一切保証しない「売り逃げ御免」の無責任な販売方法です。
    このような業者から購入した消費者に事故や健康被害があった時、マスメディアの偏見に満ちた報道等によって、安全な適正使用に向けて真面目に取り組んでいる立場の者まで、行政当局や消費者から一緒くたに受け止められてしまうのは、絶対に避けたいと考えております。

     

    例えば、未成年が飲酒して事故や健康被害があった時に、酒が危ないからと言って国全体が禁酒になるとは思いません。煙草でさえ、これだけ健康被害の因果関係が明確になっているのに、国として製造販売が禁止される様子はありません。
    しかしながら、ヨヒンビンで事故や健康被害が生じれば、ヨヒンビンの存在そのものが社会的に否定されて抹殺されてしまうかも知れません。性的なモノに対する社会的に強い偏見が根強く、たとえ正当であれ少数の受益者の存在が無視される現実は否定できないからです。
    このような事態になったとき、少数とはいえ誰にもご迷惑をおかけすることなく、40年余の長きにわたり、ヨヒンビンを適正に使用し続けて来た、正当な消費者と、そして弊社のようなメーカーの立場は、踏みにじられても構わないのでしょうか?弊社スタッフや関係先の日々の取り組みを思いますと、誠に悔しくてなりません。

     

    以上の考え方から、私どもは反社会的な販売方法をとる業者を、決してお勧め致しません。

    なお、「ガラナポーン」の正規取扱薬局につきましては、こちらでご案内していますので、ご参照下さいませ。

     

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