大東製薬工業株式会社

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記事カテゴリー:女性の性機能

  • ヒメロスとバストミンは同じもの?違いは何? バストミンを腟内に塗ってはいけないのか?

    2008年08月17日

    ヒメロスバストミンは同じものですか? (女性・45~54歳)

    ヒメロスバストミンの違いは何ですか? (女性・45~54歳)

    バストミンを腟内に塗ってはいけませんか?それは何故ですか? (女性・45~54歳)

    ヒメロスを腟内以外の所に塗ってはいけませんか?それは何故ですか? (女性・45~54歳)

     


     

    有効成分と、その含有量は下記の通り同じです。そのため、効き目は基本的に同じです。
    エストラジオール 0.06%
    エチニルエストラジオール 0.02%

     

    乳化したクリームであるバストミンの方が、一般に塗心地は良く、腕や脚、腰をはじめ、陰部においては外陰部へ塗布するのに適しています。

    ヒメロスバストミンの最大の違いは基剤の違いで、ヒメロスは軟膏、バストミンはクリームです。これにともない、塗心地や使用感が異なります。

    一方、腟粘膜のように極めてデリケートな部位へ塗布する場合は、ヒメロスの方がより低刺激で無難です。

    バストミンを腟内に塗っていけないことはありませんが、数万人に1人程度の頻度で基剤成分がお肌に合わない場合を経験しているため、万全を期すため腟内に塗ることは積極的にご案内していません。

    1. ヒメロスは女性の局部粘膜(腟内)へ塗ることを前提に設計しており、それ以外の場所には塗らないようにお願いしています。
      低刺激なので、腟内でない場所へ塗っても皮膚刺激の問題はありませんが、白糖が外皮に付着した時の不快感を避けていただきたいことが理由です。

     

      1. ご参考までに基剤成分の違いは下記の通りとなりますが、日本薬局方の規定により、ヒメロスは軟膏剤、
      2. バストミンはクリーム剤とされています。

     

      1. ヒメロスの基剤成分】
        白糖、グリセリン、精製ラノリン、白色ワセリン
      2. バストミンの基剤成分】
        白色ワセリン、ステアリルアルコール、モノステアリン酸グリセリン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、プロピレングリコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、精製水

     

      1. ご参考までに、ヒメロスの基剤成分である、白糖、グリセリン、ラノリンにつきまして、次の通りご案内申し上げます。
      2. ●白糖 :防腐機能のほか、腟粘膜へ塗布した際に、白糖の触感による熱感があることから、独特な塗心地となることを狙いとしています。
      3. ●グリセリン :一般的に、塗布部へ潤いを与え、角質層を柔らかくして荒れを防ぐ目的で配合しており、化粧品では良く配合される添加物です。ただし、あまりに高濃度であると、吸湿性が強いため皮膚刺激が強過ぎてしまうので、化粧水であれば10%位までが限度と言われています。ただし、ヒメロスの場合は5%に抑えています。
      4. ●ラノリン:羊毛についている脂肪質から分離精製した物質です。
        皮膚に吸収されやすく、粘膜に良く付着する性質があると言われており、軟膏の基剤に良く使用されて来ました。また、水を加えても軟膏の性状を保つことから、ヒメロスの使用法(水またはお湯1~2滴でよくねって、局部粘膜に塗る)を踏まえ配合しています。

     

      1. バストミンの基剤成分はヒメロスよりも多種に及びますが、日本薬局方という医薬品の規格に定められた「親水軟膏」という基剤と同じ成分です。自ずと、親水軟膏の成分は非常に一般的で実績があるものです(下記URL参照)。
        http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se71/se7122704.html

     

    1. まとめ
    2. ヒメロス
      ヒメロスは本剤は半世紀を超えるロングセラーであることから、以前から本剤に使い慣れた人、バストミンがお肌に合わない人にお勧めしております。特に、腟粘膜へ塗布した時に白糖がもたらす熱感などの、独特な使用感を尊重したい、というご愛用者のために、基剤と製法を守り続けております。

     

    1. バストミン
      バストミンは、女性ホルモンの不足にともなう腟や外陰部の委縮・乾燥による不感症の女性で、腟粘膜への塗布が困難な人にお勧めしています。例えば閉経後に外陰部が萎縮したり癒着して、腟粘膜に塗るのが困難な人でも、外陰部に塗布して女性ホルモンを局所的に補充できます。
      また、局所(陰部)以外の腕や脚、腰へ塗布することでお気軽に女性ホルモンを補充したい、とお考えになる更年期障害でお悩みの女性にもお勧め出来る女性ホルモン・クリームです。

     

     

     


     

    ヒメロス製品取扱施設は、こちらのリンク先をご参照くださいませ。

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    薬局サーチ
    「ヒメロス」予約ページ

     

    バストミン製品取扱施設は、こちらのリンク先をご参照くださいませ。

    e健康ショップ「おくすり予約」 e健康ショップおくすり予約
    薬局サーチ
    「バストミン」予約ページ

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  • 更年期と同じ症状?

    2007年10月17日

    75歳女性です。更年期の症状と全く同じ症状で悩んでおります。
    お医者さんに相談しても的確な答えはいただけませんし、症状に合うお薬もいただけません。薬は何が良いか教えていただけませんでしょうか。

     


     

    文面から、さぞ辛い状況でお悩みの事と存じます。
    ただ、誠に恐れ入りますが、関係法令や倫理の観点から、医師の資格が無い私共が、お客様の診察や診断、処置をすることは許されませんし、また文面の情報だけで断定的に申し上げる事は、たとえ医師であっても極めて困難であることを、あらかじめご了承下さいませ。

    先ず一般論で申しますと、医師の立場では年齢を考慮致しますと、更年期障害と診断できない事情があるのかも知れません。

    また、心労など精神的なストレスにともなう不定愁訴に思い当たる背景がございましたら、心療内科の受診をお勧め致します。

    なお、一般的に無難で穏やかな治療法としては、漢方療法が考慮できるかと存じます。ただし、適切な漢方薬は、お客様の「証」を見た上で、適切な判断をする必要がございますので、この場合は、漢方医の受診や漢方専門薬局でのご相談をお勧め致します。

    ここで、漢方療法につきましては「漢方ナビ」というホームページに良い説明がございますので、ご一読をお勧め致します(当該サイトは弊社と一切関係はございません)。

     

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  • Q. 低用量ピルを服用していますが…

    2006年05月08日

    現在低容量ピルを服用していますが御社のヒメロス等女性用性ホルモン塗布剤を利用することによりピルの避妊効果が薄れる可能性はありますか?ピル服用により性欲減退、潤い不足の可能性があるとのお話を伺ったことがあり、御社製品のヒメロスを使用することで解決ができるかと思い成分を確認したところ、エストラジオールとエチニルエストラジオールなどの女性ホルモンを利用しているため心配になり、確認させていただいた次第です。現段階では特に性欲減退を感じておりませんので、ヒメロスの使用はしておりません。いざというときのために確認を・・・といったところです。また避妊についてはヒメロスでの避妊効果はないものと理解しております。(25~34歳・女性)

     


     

    低用量ピルと、「ヒメロス」「バストミン」をはじめとする女性ホルモン剤(弊社・他社製品の全て)の併用は、決してなさらぬようにお願い致します。

     

    有効成分の作用機序を考えますと、避妊効果への影響が無いとは言い切れませんし、影響が無いことを保証する具体的なデータもございません。何よりも、これらの併用はエストロゲンの過剰投与になる恐れがあり、長期的に続くと子宮がん、乳がん、血栓症を引き起こすことが懸念されます。

    低用量ピルの副作用の中には、吐き気や憂うつな感覚・・・といった症状があるようですが、ご指摘のような性欲減退や潤い不足の可能性があるならば、これは低用量ピルに含まれる黄体ホルモン(プロゲステロン、あるいはプロゲストーゲンとも言います)の影響かも知れません。

    弊社は他社の製剤についてコメントする立場ではございませんので、やはり婦人科の医師にご相談いただくことを強くお勧め致しますが、低用量ピルの中でも品目によって黄体ホルモンの含有量が異なるようですから、他の低用量ピルに変更することで、ご指摘の症状を緩和できる事も考えられます。先ずは、このような考え方について率直に担当医へご相談なさるのが最善かと存じます。

     

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  • Q. ヒメロスを媚薬的に使いたい。

    2006年05月08日

    女性パートナー(20代半ば)にヒメロスを媚薬的に使いたい。彼女は良く濡れ、クリトリスで達するタイプですが、彼女の要望で膣で感じたいそうです。(性別・年齢不詳)

    ヒメロスを膣内に塗り付けようと思いますが、いかがでしょうか?

    たくさん塗布すれば、更に効果は上がりますか?

     




    1. ヒメロスを膣内に塗った場合、人により基剤中の白糖の触感で熱感を感じることがあり、それにともない心理的に膣内の感覚が増したような印象を与えるケースは考えられますが、ご期待されるような効果を保証するものではございませんので、ご了承下さいませ。

     

    1. 本剤の添付文書に記された用法・用量の範囲内で、ご使用願います。
      本剤の有効成分(エストラジオール、エチニルエストラジオール)は、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンですが、エストロゲンは極めて微量で作用する物質であるうえ、高用量を長期連続投与すると、子宮がんや乳がんの発症率が高まることが指摘されています。ヒメロスにつきましては、ご使用者の適正なご使用により、幸い上市以来40年余の間、このような副作用の事実はございませんが、定めた用量の範囲内で、なるべく少なく、短期間のご使用を強くお勧め致しております。
      いずれにせよ、本剤のご使用量に関わらず即効的にご要望の効果を発揮することはございませんので、何卒ご了承下さいませ。

     

    ヒメロスは更年期以降の女性など、女性ホルモンの分泌が衰えた場合に、これを補充するための医薬品です。そのため更年期以降の女性に対する性機能の低下をリカバリーすることは期待できますが、元々女性ホルモンの分泌が旺盛な年齢の健常な女性の性機能を、更に強化させる薬剤ではございません。どうかご理解賜りたく、重ねてお願い申し上げます。

     

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