月別アーカイブ:2012月07月
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およそ20年位前に、卵巣膿種で両方の卵巣摘出手術を行いました。 手術の結果は異常なく、現在に至っています。 ただ5年ほど前から腟口萎縮の症状が現れて、性交痛に悩んでいます。 腟内部の痛みは有りませんが、腟口に柔軟性が無くなり、2センチ程度しか開きません。 無理に挿入すると、腟口の上方(お腹側)が切れて出血します。
そこで、バストミンの使用を考えているのですが、年齢的な問題・手術後の経過年数等を考えるとき、薬の効果は期待出来るものでしょうか? (女性・72才)
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バストミンの腟萎縮に対する効果について閉経後の腟萎縮にともなう外陰部の乾燥・かゆみを訴えた人37例(平均年齢68.6±4.6歳)に、バストミンを1日1回、就寝前にチューブの先から1cmずつ、外陰部に約1ヶ月塗布していただき、外陰部のかゆみ、乾燥度をご評価いただいた臨床研究がございます(日本更年期医学会雑誌・平成20年10月)。
この結果によりますと、全例で、かゆみ・乾燥感が改善しております。
また、20例(平均年齢66.4±4.1歳)で上記と同様に1年間継続投与したとき、特記すべき重篤な副作用はありませんでした(日本女性医学会学術集会・平成23年)。
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腟口の閉鎖に対する効果についてご指摘のような腟口の閉鎖に対する効果としては検証できておりませんが、先記の結果より、腟萎縮の改善、乾燥の改善にともなう閉鎖部の開口が期待できることが考えられます。
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使用期間のご注意についてなお、上記の臨床研究では医師の管理下で最長1年までの継続使用による安全性を確認しており、約1ヶ月の連続使用で腟萎縮に効果があることを確認しております。
また、更なる安全マージンを設けることで万全を期すため、本剤1本分を目処に1~2ヶ月間お試しいただき、軽快した場合は再発するまで休薬する、といったご使用方法により、少しずつお使いいただくことをお勧めしております。
少しずつお使いいただくほど、より経済的でもあります。
バストミン製品取扱施設は、こちらのリンク先をご参照くださいませ。
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ヒメロスを塗る箇所についてお聞きします。
ほてりなどの更年期障害の改善のための場合、陰部ではなく皮膚の薄い所に塗っても効果は同様にありますか? それともそれでは、全身には効果がなく、塗る意味がなくなってしまいますか?
(女性・年齢不明)ヒメロスを陰部以外の皮膚の薄い所へ塗った場合も、有効成分の女性ホルモンが皮膚から吸収されて血中濃度を上昇させる可能性はありますが、一般的には陰部(ヒメロスは膣粘膜、バストミンは外陰部)に塗布した場合の吸収が最も良好なので、陰部に塗るのが最も効果的と考えております。
また、ヒメロスの基剤には陰部へ塗布することを前提に白糖を用いているため、塗布部がベトつきます。陰部以外の一般的な部位に塗りますと、砂糖を含む飲料が皮膚についた時と同様に不快感を与えてしまう懸念がありますので、お勧め出来ません。
なお、陰部以外の部位にも不快感なく塗れるようにした、クリーム剤の「バストミン」もございますので、宜しければ併せてご検討くださいませ。
バストミンのほうが、他の部位に塗るのに適しているんですね?
バストミンなら、全身どこでもかまわないのでしょうか? それとも腕の内側とか皮膚の薄いところが吸収が良いから?やはりいいのでしょうか? 具体的にあれば知りたいのですが?この薬品は即効性はありますか?それとも1カ月2カ月かけてゆっくり更年期緒症状が改善してくるのを実感できるような感じでしょうか? (女性・年齢不明)
◆ 塗布部位について
ご指摘の通り、膣粘膜以外の場所へ塗る場合は、ヒメロスよりもバストミンの方が適しています。
バストミンでの塗布部位は、腕や脚、腰でも構いませんが、先ほど記しました通り、バストミンでも外陰部に塗るのが最も効果的と考えております。特に陰部の症状が気になる場合は局所投与として効果的です。◆ 塗布部位の注意事項について
バストミンではこれまで経験しておりませんが、同じ基剤成分を用いた他剤では1万4千本余の出荷に1件の頻度で、お肌に合わず発赤などアレルギー症状とみられる事例を経験しております。
つきましては、万全を期すため目立たない場所に塗布していただく事もご配慮いただけましたら幸いに存じます。
なお、他剤での検討結果では、顎下(首の前面から襟元まで)の部分が陰部に最も近い良好な吸収となりますが、上記の経緯を踏まえ万全を期すため、女性にはお勧めしておりません。何卒ご了承くださいませ。
◆ 即効性について
主訴や重症度、背景要因や成分に対する反応に個人差がありますので、いちがいに申し上げられません。恐れ入りますが、先ずは本剤1本で、ひと月に2週間ずつ、2ヶ月お試しいただいて、ご判断いただけますでしょうか。
もし改善傾向であれば、最長で1年まで継続していただき、その間に軽快されましたら休薬し、再発したら再度お使いいただく、という方法をお勧めしております。
なお、医師の学会発表によりますと、週に1~3回、チューブから1cmずつ外陰部に塗布した患者23例(平均56.4歳、46~62歳)について、平均3.15本(最少2本~最大8本)、バストミンをご使用いただき、全ての症例で陰部における主訴の改善を認め、明らかな副作用は無かったという報告がございます。
ヒメロス製品取扱施設は、こちらのリンク先(弊社製品取扱施設情報)をご参照くださいませ。
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