記事カテゴリー:男性からのご質問
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エナルモンデポー使用中。注射の効果が落ちて来た頃にグローミンを塗って良いか?
男性更年期障害の治療でエナルモンデポーの注射を受けています。投与2週間後に注射の効果が落ちて来るのですが、そのときグローミンを塗っても良いでしょうか? (男性・45~54才)
男性更年期障害やLOH症候群に対する治療は、3週間毎に通院して注射で男性ホルモンを補充する方法が一般的ですが、人によりお客様と同じように2週間を過ぎた頃に注射の効果が切れて、辛く感じる場合があるようです。 医師によっては、そのような患者様にグローミンの塗布を指導することがあり、学会発表等を通じて有用性が報告されています。
なお、2週間を過ぎて注射の効果が落ちて来たとき、次の注射までの間だけ限定的にグローミンを使って良いかは自己判断をしないで、主治医にご相談のうえ、医師の判断に従ってください。続きを読む
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かぶれやすい体質で、以前も陰嚢がかぶれて病院へ行き副腎ホルモンクリーム剤を塗って治したことがある。グローミン使用10日前後から陰嚢部及び亀頭部にかゆみ、かぶれがあったので、いったん使用を中止した。(50代・男性)
恐れ入りますが、皮膚過敏症の人は禁忌とさせていただいております。誠に申し訳ございませんが、ご使用は自己責任のご判断となり、弊社サポートの対象外となりますので、どうかご注意くださいませ。
なお、かゆみ、かぶれの発症部位が陰嚢部だけである場合、脚や腰まわり等で問題の発症しない部位がありましたら、吸収効率は劣りますが、陰嚢以外の部位に塗ってみてはいかがでしょうか。
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グローミン購入、陰嚢部へ塗布。一本目終了時より陰嚢部に痒み少々、及び亀頭に発赤出現。使用中止して様子をみたが、快方に向かわない。今まで皮膚へのアレルギーは全く無く、あわてている次第です。(65~74才・男性)
ご心配をおかけ致し申し訳ございません。
既にご対応いただいている通り、直ちに本剤のご使用を中止して、本剤の添付文書を持って皮膚科を受診し、医師の処置と指示にしたがってください。
本剤のような外用剤に限らず、化粧品や石鹸等でも有り得ますが、人によりまれに接触皮膚炎と呼ばれる症状が起きます。これは、皮膚に接触した成分に対するアレルギー症状ですが、一両日内に直ぐ現れる場合のほか、花粉症のように、しばらくアレルギーを起こす成分の刺激を受け続けた後に発症する場合もあり、それまでアレルギー症状の経験が全く無かった人でも、しばらく使用した後に発症する場合がございます。
ただし、現時点では本剤による接触皮膚炎の他に何らかの感染症や、不測の疾患の可能性も否定できません。そのため、先ずは皮膚科を受診のうえ、医師の処置とご指示に従ってください。また、安静にしているにもかかわらず症状の増悪がありましたら、他の不測の疾患も考慮する必要がありますので、直ちに受診して医師にご相談ください。
グローミンの場合、まれにお肌に合わず軽度の痒みや発赤等を起こす事例を経験しておりますが、使用を始めて約1~2ヶ月で接触皮膚炎を発症した事例も約5万6千本余の出荷に1件の頻度で経験しております。
接触皮膚炎であれば、患部を清浄・安静にして極力、刺激を与えないようにしながら軽快を待つのが最も無難です。軽快までの期間は経験的に数日から3ヶ月程度と幅広いため、いちがいに申し上げられません。いずれにせよ、軽症であれば物理的・化学的な刺激を極力さけるのが結果的に最善策と考えておりますが、医師のご判断と処置にしたがっていただきますよう、お願い申し上げます。
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グローミン塗布中に前立腺が気になった。1年ほど前、病院で検査時は「気にしなくて良い。」と言われているが、本剤の使用終了後は気にならなくなった事を考えると、今後の継続に若干不安もある。(40代・男性)
お客様の場合、泌尿器科で定期的な前立腺検査をお続けになることを強くお勧め致します。テストステロンが前立腺肥大や前立腺がんの原因になるという根拠はございませんが、これらが発症した後ですと、テストステロンは症状を促進させてしまうことが指摘されています。そのため、重症の前立腺肥大である人や前立腺がんの人は禁忌とさせていただいております。
いずれに致しましても、定期的に前立腺検査をしながらテストステロン補充をお続けになるのが最も安心で合理的な方法と言えましょう。
なお、特に50歳を越えると加齢にともない前立腺がんの罹患率が急速に高まりますので、50歳以上の方が本剤はもとより男性ホルモン剤をご使用になる時は、あらかじめ泌尿器科を受診して前立腺を検査することを強くお勧め致します。(詳しくはこちらをご覧ください。)
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グローミン使用後、睾丸にはれぼったい違和感や動悸のような症状
グローミンを使用後、20日目の頃から睾丸にはれぼったい違和感や動悸のような症状があったので、1日1回、10mmずつに減量したところ、その後は違和感なし。(40代・男性)
これまで睾丸の違和感を数件、経験しておりますが、いずれも使用中止後に軽快しています。本件も使用量を減らした後に違和感が無くなったということから、一時的な不定愁訴が考えられます。
同様のケースがございましたら、取り急ぎ本剤のご使用を中止して数日~1週間ほど様子を見ていただき、その間に症状が治らない場合は医療機関(泌尿器科、できれば性機能外来や男性更年期外来)を受診くださいませ。
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グローミンを使用したら抜け毛が減った。(40代)
テストステロンには体毛や陰毛の発毛促進作用があるとされており、「グローミン」も、例えば女性恥部無毛症が適応症に認められています。しかしながら、頭髪の発毛効果は認められていません。
逆に、男性ホルモンが頭髪の抜け毛の原因になるという指摘はございますが、いわゆる「はげ」の一般的な原因には以下が考えられており、テストステロンが直接的な原因になるものではありません。
1. 「頭皮の清浄をはじめ、食生活、喫煙、過剰な飲酒などの生活習慣」 によるもの。
頭皮に皮脂が多くなり、毛穴に汚れがたまって毛細血管 の血流が衰えるため、育毛サイクルが乱れて脱毛が多くなる。
2. 過大なストレスや男性更年期による育毛サイクルの衰え。
3. 遺伝等にともなう体質的な原因。「グローミン」の製品モニターを実施したお客様の中に「抜け毛が減った」というご指摘がありましたが、このお客様の場合は上記2.の原因で、「グローミン」のご使用によるテストステロンの補充が結果的に良かったのかも知れません。
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グローミンは、睾丸に対する直接作用は無いのでしょうか。 (男性・55~64才)
ご指摘の可能性は無いとは言い切れませんが、その影響は軽微と考えております。
グローミンの睾丸に対する直接作用につきましては、造精機能やテストステロン産生などの精巣機能に対して、本剤の塗布によるテストステロンの投与がいかに影響するか、という論点になるかと存じますが、このようなテーマに対して本剤を用いた直接的な検討結果はございません。
エナルモンデポー筋注など医療用テストステロン製剤の添付文書情報によりますと、副作用の中に「特に大量継続投与により精巣萎縮・精子減少・精液減少等の精巣機能抑制」という記載がございます。
したがって、テストステロン投与の影響と考えますと、グローミンにおいてもこのような作用が絶対に無いとは申し上げられません。
しかしながら、グローミンの推奨塗布量(1日2回、チューブから2cm/回≒本剤0.3g/回=テストステロン3mg/回、1日量6mg)による血中動態は、多くの場合、健常成人男性におけるフリーテストステロン値の正常域の範囲内で、上限を長期にわたり逸脱することはありません(下図)。
図: グローミンの塗布にともなう血中フリー・テストステロン値の推移
そのため、先記のデポー剤による「大量継続投与」の条件と比べれば、自ずとグローミンでの影響は極めて軽微であることが予想されます。
また、グローミンにおいて、今のところ精巣萎縮・精子減少・精液減少等の精巣機能の抑制が示唆される有害事象の報告は経験しておりません。
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いつもトノスを使用させていただいております。
最近、トノスの内容量が4gから3gに変更になったと薬局で言っておられました。 今後このあたりはどのようになってしますのでしょうか。
今後も4g品を購入できるのか。あるいは、3g品になってしまうのでしょうか。 (男性・45~54才)
平素より弊社製品「トノス」をご愛用いただき誠に有難うございます。
ご指摘の通り、後述の経緯からトノス4g入はH.25年12月生産をもって製造を終了しており、H.26年1月から3g入を製造しております。4g入は流通在庫が完売次第、終売とさせていただきますので、以降は3g入をお求めくださいますよう、何卒お願い申し上げます。
経緯は次の通りでございます。
薬事法の関係法令・通知にともない、個箱と添付文書の表示を改訂することが義務づけられておりますが、これに対応するには従来の個箱の大きさでは表示し切れず、大きくせざるを得ない状況になりました。
やむを得ず、個箱を大きく致しましたが、一連の対応にともなう資材・保管・物流コストの上昇が深刻な問題となりました。
ご高承の通り、H.21年6月施行の薬事法改正でトノスは第1類医薬品になりましたが、これにともない多くの薬店・ドラッグ店でトノスのお取扱いがなくなり、あるいは薬剤師が不在時に販売できないことから、弊社は深刻な販売不振に陥りました。 今なお回復できないまま存亡の危機に瀕しております。
トノスに代わる適法な医薬品が無いなか、弊社は日本のみならず世界的にも市販薬としては極めて希少で効果に定評があるトノスを半世紀にわたり製造販売し、安全性と有効性の実績を積んでおりますが、今後も末永く性機能や更年期障害でお困りの方々のお役に立たせていただきたく、関係法令の規制強化に対応しながら経営努力を重ねて参りました。
しかしながら、既に採算性を失っている中で先述の法令対応によるコスト上昇は致命的な打撃となっており、一方では消費税の増税に加えて希望小売価格を値上げすることも困難と考え、窮余の策で希望小売価格を据え置きながら、内容量を3g入にさせていただいた次第でございます。
なお、徳用サイズの「トノス・ハリーマーク(5g×2本入)」は、販売元(大正薬化工業)のご英断により、内容量と希望小売価格(税別7,800円)を据え置く予定でございます。
以上、取り急ぎ経緯をご案内申し上げます。 4g入の流通がしばらく続くため、3g入と併売される状況から、今後もHP等で4g入の製品写真や商品案内があるかと存じます。 お客様を戸惑わせてしまいますこと誠に申し訳ありません。何卒ご了承のうえ、願わくば今後も変わらぬご愛顧を賜りたく、伏してお願い申し上げます。
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