大東製薬工業株式会社

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グローミンを塗る効果的なタイミングは?

2021年02月25日

Q. グローミンの塗布について、1日2回(朝・晩)の中で、朝最も良い時期(例えば起きてスグか)晩は寝る前とか、同じ朝、晩でも効果的な時間帯があると思いますが、如何でしょうか。


A.

グローミンを朝晩に塗るタイミングにつきましては健常成人男性のサーカディアンリズムに近づけることを考えています。これは、強い効果を追究する意図よりも、人間本来の分泌リズムに近づけて不測のリスクを避ける考えによります。

健常成人男性はテストステロンが日内変動していますが(弊社HP参照)、下のグラフにあります通り午後8時頃に底を迎えたテストステロン値は、午前5時頃にピークを迎えています。

【健常男性(26~45歳)5名の日内変動(Cooke et al, 1993)】

■: 総テストステロン
△: フリーテストステロン
○: 非SHBG結合テストステロン

出典:
Maximize Your Vitality & Ptency For Men Over 40
Jonathan V.Wright, M.D. and Lane Lenard, Ph.D.
ISBN: 0-9627418-1-7

 

そのため、一般的な就寝時刻を午後8時~午前1時と考え、この時間帯の入浴後に清浄にした状態でグローミンを塗布して血中濃度を上昇させて行き、起床時刻と思われる午前5時~午前9時を目安に塗布することで、午前中のテストステロン値を高めにさせて健常成人男性の状態に近づけることを考えました。

塗布後1~2時間後にピークを迎えますから、午前5時にピークを迎えるためには午前3~4時に塗ることになりますが、この時間帯に起床できる人は限られますので、上記の考えに至りました。

いずれにせよ、健康的なサーカディアンリズムが前提となりますので、最善の効果を目指すためには規則正しい生活リズムと十分な睡眠でサーカディアンリズムを整え安定させることが極めて重要ですし、たとえ塗布部位や塗布時刻を厳密に管理しても、サーカディアンリズムが整っていなければ所期の効果が得られない可能性を懸念いたします。

以上の通り、グローミンをはじめ弊社製品は穏やかな効果であれ、不測のリスクを避けることに最善を尽くしております。

もし、男性ホルモンの投与による強い効果をお求めでしたら、泌尿器科を受診して必要な検査と診察、診断を経たうえで、男性ホルモンの注射による補充をしていただくことが最善と存じます。一般的な男性ホルモン注射剤の投与量は、1日量に換算して比較しますとグローミンの約5倍となりますので、相応の強い効果が期待できます(こちらの記事もご参照ください)。