月別アーカイブ:2011月06月
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「トノス」と「グローミン」、どちらが良いの?毎日使って大丈夫?
ひと月前から、トノスを使っています。PSA数値0・45です。
毎日、使っても大丈夫ですか。グローミンとどちらが良いですか。
(65~74才・男性)
> 毎日、使っても大丈夫ですか。お客様の診断を申し上げる事は関係法令や医療倫理上、お応え出来ませんが、学術的な一般論から申し上げますと、次の通りかと存じます。
- 前立腺がんに対するPSAの正常値は、一般に4ng/ml 以下と言われております。
- 男性ホルモン剤のご使用は、上記の正常値に更なる安全の幅を持たせ、2ng/ml 未満の人を対象としています。
- 0.45ng/ml とすれば、以上に対して全く問題ない位置づけとなります。この場合、毎日のご使用は問題ないと考えておりますが、連続使用の場合は半年から1年に一度の前立腺検診でPSAの推移を確認し、問題ないことを確認しながらご使用いただけましたら万全かと存じます。
- ただし、単位が「 ng/ml 」かどうか、今いちど慎重にご確認下さいませ。単位が異なる場合は、「 ng/ml 」に揃え換算した上でご判断下さいませ。
> グローミンとどちらが良いですか。「トノス」の場合、次の二通りのご使用目的がございますが、ご使用目的によって異なります。
射精を遅らせたい場合「トノス」を亀頭部に塗布しますと、「トノス」に配合された局所麻痺剤の作用で塗布部が鈍化し、射精を遅らせることが期待できます。一方、「グローミン」には局所麻痺剤を配合しておりませんので、射精を遅らせる使用目的であれば、「トノス」をお勧めしております。
男性ホルモンの補充を目的とする場合勃起力の回復などの背景から、男性ホルモンの補充を主な目的とする場合は、男性ホルモンだけを配合した「グローミン」をお勧めしております。
先述の通り、「トノス」は局所麻痺剤を配合しており、男性ホルモンの補充と二通りのご使用方法が出来ますが、局所麻痺剤を配合しているため、一回の塗布量が小豆大(約0.1g)となっております。
男性ホルモンの補充に特化するのであれば、「グローミン」であれば1回に約0.3gの塗布を1日2回まで出来ますので、「トノス」よりも効果的なホルモン補充が期待できます。
「トノス」と「グローミン」を併用する場合男性ホルモンの補充と、射精を遅らせたい場合を共に希望され、効果的に行いたい場合は、「トノス」と「グローミン」の併用も考慮されます。
原則的に、男性ホルモンの過剰投与を避けるため、複数の男性ホルモン剤を併用しないようにご注意申し上げておりますが、日々のホルモン補充を「グローミン」で行い、性行為の当日は「グローミン」を休薬し、あるいは事前にグローミンの塗布部を洗い流し、亀頭部へ「トノス」を頓用のうえ、局所麻痺剤が作用次第、塗布部を洗い流すことで、過剰投与を避けながら併用し、双方の良さを両立することが期待できます。続きを読む
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前立腺癌の治療で放射線を受けています。早漏で性行為の自信がありません。
そこで、ガラナポーンとトノスを使用したいのですが、影響はありますか。
(男性・45~54才)
拝復 この度は切実なご事情について弊社製品をご検討いただき誠に有難うございます。ご記入いただいたメールアドレスにご返信致しましたが、エラーしてご返信が出来ません。そのため、こちらにご質問の一部を抜粋のうえ、ご返信に代えてご案内申し上げます。何卒ご了承のほど御願い申し上げます。
結論から申しますと、次の通りでございます。
- 「ガラナポーン」(ヨヒンビン製剤)は、前立腺癌への影響に関する報告が無く、長年の実績も踏まえますと影響は無いと思われます。
しかしながら、その前に、早漏に対する効果が期待できません。
本剤は心因性EDや、射精障害(精液が尿道口から射出しないで、膀胱へ逆流したり、腟内で射精できない場合など)の場合に効果が期待できます。 - 「トノス」は男性ホルモン(テストステロン)を配合しているため、前立腺癌を進行させるリスクがあることから既往の場合は禁忌としており、お勧め出来ません。
弊社製品をご期待いただいたにもかかわらず、お役に立てず誠に申し訳ございません。
なお、性機能外来の特殊外来を開設している泌尿器科医の中には、早漏の治療に「SSRI」と呼ばれる抗うつ剤や、医療用のキシロカイン・ゼリーやリドカイン・ゼリーを使用する場合がございます。
ただし、このような使用方法は本来、承認された用法でなく、適応外使用を敬遠する医師にはご対応いただけない懸念があります。さらに、SSRIにつきましては暴力的な異常行動など有害事象の指摘があることから、臨床応用に消極的な立場をとる医師が多い状況かと存じますが、いずれにせよ泌尿器科医へ率直にご相談なさるのが最善かと存じます。
前立腺癌の治癒と、今後のご活躍、ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
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- 「ガラナポーン」(ヨヒンビン製剤)は、前立腺癌への影響に関する報告が無く、長年の実績も踏まえますと影響は無いと思われます。