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グローミンの使用期間中に健康診断があり、先日結果が届きました。注意箇所として白血球が多少多く、通常3,500~8,500のようですが、私は9,700でした。
グローミンの使用によりホルモンの関係で白血球値が上がると言う報告はありますか?
(35~44歳・男性)
ご指摘を踏まえ、改めてグローミンに限らず世界中のテストステロン製剤について過去に遡り検索調査致しましたが、ご指摘のような臨床報告は見つかりませんでした。
ちなみに、お客様が採血測定した頃に、喉を痛めたり風邪を召される、あるいは怪我などで、何らかの炎症を起こしていませんでしたでしょうか。
一般論で申しますと、白血球は体内に侵入してきた細菌やウィルスと戦い、病原体から体を守るもので、どこかに炎症が生じると、正常は反応として白血球数が普段よりも多くなると言われています(メルク・マニュアル参照)。なお、検査キットや検査会社の違いなどによるものかも知れませんが、正常範囲につきましては、メルク・マニュアルにありますように、4,000~11,000 個/µL を正常値としている場合もあるようです。
また、こちらの記事を参照しますと、炎症がある場合の白血球数は2万近くになることから、白血球数で炎症の有無を判断することがあるようで、さらに、重篤な病気が疑われる場合の白血球数は3万以上になるようです。
以上を踏まえますと、テストステロンは細菌やウィルスではありませんし、またテストステロン自身が炎症を引き起こす事も考えにくいことから、白血球を増加させる事は無いと考えております。
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