タグ:日本性機能学会
-
早漏で5~6年前からトノスをたまに使っていましたが、お酒といっしょのときにしか効果がなく、大変なやんでいます。
御社のホームページを拝見して、一度専門医に診てもらいたいのですが、どういった病院にいけばいいのかまるでわからず、メールしました。
10代のころからでまるで改善しません。いまでは行為をするのが恐怖です。
(男性・25~34歳)
とても切実な状況のなか、トノスが十分にお役に立てず、誠に申し訳ございません。
早漏の詳細な機序は十分に解明されていませんが、感覚の伝達経路からは、次の要因が考えられます。
-
- ●性器や身体各部(視覚、聴覚、嗅覚、触覚など)の感覚が過敏。
- ●身体各部からの神経伝達経路の過敏。
- ●中枢神経をはじめ脳内における、性的興奮に対する過敏さ、過剰な興奮。
- ●脳内で射精を判断して制御する部分における、限界の低さ。
トノスは、上記1.の要因に対処する薬で、主に亀頭部の触感を局所麻酔剤で鈍くさせることで、射精潜時を遅らせて早漏を防止することが、コンセプトの一つです。
お客様の場合、飲酒時であればトノスが効くということですから、アルコールが特に影響するのは上記要因の3.および4.と思われますので、逆に申しますと、お客様の中枢神経や脳内神経が性的刺激に対して敏感であることが考えられるかと存じます。
すなわち、飲酒で脳内や中枢神経の反応が鈍化した上で、トノスの作用で1.の刺激も抑えることが相まって、射精をある程度、抑えられたものと考えられます。
近年の学会発表によりますと、SSRIと呼ばれる抗うつ剤の投与により、重症な早漏でも効果があったという報告がございます。これは、SSRIが脳内の興奮を整えるためと思われますが、作用機序については様々な議論があるようで、詳細な解明には至っておりません。
また、SSRIは本来、うつ病の治療に用いる医療用の薬剤で特に慎重に使用すべき薬剤ですから、医師の管理が非常に重要です。絶対に自己判断で使用しないで下さい。
このようなケースで信頼できる病院と専門医ですが、日本性機能学会が認定する専門医が目安と思われます。診療科目は主に泌尿器科で、特殊外来として性機能外来やED外来を開設している病院も目安と存じます。
続きを読む
-