月別アーカイブ:2018月04月
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お手軽で、リスクがなく、即効的で十分に効く方法で、EDを何とかしたい。
Q1.グローミンを使用すると勃起は改善するか?
Q2.バイアグラのような効果はあるのか?
Q3.結局のところ、どこに塗ればいいのか?
(男性・65歳以上)
A1.期待できますが、誰にでも直ぐ著効というものではありません。
一般的に、40代以降であれば加齢にともない男性ホルモンの分泌が減り、勃起を衰えさせてしまうケースは多くの男性にあてはまるので、男性ホルモンを補充することには意義があります。
ただし、勃起に影響する要因は多々あり、人により動脈硬化や糖尿、心因性など複数の原因が合併したり、これらの原因につながる喫煙や運動不足など勃起のリスク要因も複合しますし、そのうえEDになってから月日が経った人ほど勃起に関係する筋肉組織も衰えていますので、自ずとリハビリに時間を要する場合があります。
そのため、グローミンの効果を2~3日で実感する方から、2週間以上かかる方もいらっしゃいます。先述の背景から、人によりますので、まずは本剤1本(2回/日で約2週間、1回/日で約1ヶ月)をお試し下さいませ。なお、これまでの臨床研究では通常3ヶ月の投与後に評価していますので、その間の何日目から効くかを科学的・定量的に表現することは出来ておりません。
A2.PDE-5阻害剤(バイアグラ、レビトラ、シアリスは、末梢系(陰茎の中)で勃起を萎えさせる仕組みを止めることで、結果的に勃起しやすくする薬なので、脳中枢で起きる性衝動から陰茎に至る神経経路に問題がなければ、自ずと即効的に効きます。
一方、男性ホルモンを補充しても、衰えた筋肉や動脈硬化が直ちに若い頃へ戻るわけでありません。したがって、グローミンに即効性は期待できません。しかしながら、男性ホルモンを補充すると、勃起に関連する筋肉や血管をはじめ、脳中枢の性衝動などのリハビリが期待できますので、勃起の下地づくりとして意義があります。「朝だち」の有無と、朝だちの強さで観察して下さい。
バイアグラと即効性や効き目を比べることより、例えばバイアグラで勃起するが十分に勃起しない人には、勃起の下地づくりとしてグローミンの併用に意義がありますので、お勧めしています。
A3.陰のう(睾丸)が吸収がよく効率的に補充できるので、お勧めしています。
陰のうへの塗布を避けたいと考える人には、髭剃り直後の顎下部分への塗布をお勧めしています。
なお、「複数の部位へそれぞれ塗るのか?」というご質問をいただくことがありますが、ひとつの部位に塗ることを前提として検証していますので、複数の部位へ同時に塗布した場合は有用性の根拠がなく、お勧め出来ません。
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