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健康男性における遊離型テストステロンの日内変動と男性ホルモン軟膏塗布後のプロファイル

2005年06月30日


男性更年期障害(PADAM)に対するホルモン補充療法(HRT)は、本邦では注射剤が主に使用されているが、われわれは昭和40年に旧厚生省より製造承認された男性ホルモン軟膏(製品名:グローミン)が、OTCとして使用可能であることを知った。そこで健康男性ボランディア4名に本剤を1日2回陰嚢皮膚に塗布して、血中男性ホルモン値(遊離型テストステロン:FT)を測定し、塗布前の日内変動と比較した。さらに本剤を1週間継続的に経皮的塗布した後にも、同様にFTを測定した。その結果、今回の健康男性においてもFT値は午前中に高値を維持し、午後~夕方夜間にかけて低下する日内変動がみられた。男性ホルモン軟膏を塗布すると、FT値は上昇し、1時間後に最大値を示し、約4時間後には元のレベルに戻った。1週間継続的に塗布した後でも、FT値は塗布約1時間後に上昇し最大値を示したが、経皮的に吸収され、健常者であっても血中FT値の上昇は生理的上限をやや上回る程度の増加で、その作用継続時間は比較的短いものの、PADAMに対するHRTとして使用する場合、FTを持続的に高レベルに保つよりも、日内変動に沿ってFT値レベルを調節するといった投与を行うのに適しているものと考えられた。


テストステロン軟膏共同研究グループ

日本性機能学会雑誌:20 (1) 13~18, 2005

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