はじめに
女性は中高年期を迎えると女性ホルモンが急速に低下し“閉経”という明らかな生理的変化があり、更年期障害を発症することが良く知られています。
これまで更年期障害は女性特有のものと思われてきましたが、近年、男性でも中高年期を迎えると男性ホルモンが低下し、女性の更年期症状と同じような症状を発現することが明らかになりました。
日本泌尿器科学会および日本Men's
Health 医学会は、加齢による男性ホルモンの低下に伴う症状をLOH症候群(late-onsethypogonadism)として診断および治療に関する手引きを作成しました。
現在、医療の分野では、この手引きに従った診療が行われています。
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