ＱＯＬの維持と健康寿命の確保に、塗り薬によるホルモン補充で貢献します

　わが国は「少子高齢社会」になりました。膨らむ医療費に年金問題が加わり、社会保障費が財政を圧迫しています。一方では、核家族化や晩婚化が進み、コミュニティや家族の絆を失った人達の間で「無縁社会」の現実が顕在化しつつあります。

　このような時代こそ、健康寿命の確保、すなわち最期まで元気に生きることが基盤になるはずです。そのためには、生活習慣病やストレスにともなう心身の不調を予防して、快適なＱＯＬ（生活の質）を維持しながら、未病をはじめ、生涯不治となる前の軽症段階でのセルフケア、セルフメディケーションに対処することが重要と考えております。

　また、以上の対応は生活習慣病の重症化や合併症にともなう将来の医療費負担を軽減しますし、一人ひとりの積み重ねが社会保障費を圧縮し、国民全ての負担軽減という社会貢献につながります。

　生活者にとって、これらの実現には適切な情報が必要です。そして、セルフケア、セルフメディケーションの範疇を超えた人には、タイムリーに病院の受診を勧めるアドバイザーが必要な場面もあるでしょう。

　健康に関する情報と商品は玉石混交で氾濫気味ですが、私たちは加齢やストレスで不足する性ホルモンを、塗り薬として皮膚から少しずつ体内に補充することが、性機能、更年期、ひいてはエイジングケアなど幅広い領域でお役に立てると考えております。

　今後、これらの専門性を磨き込み、信頼される情報提供と製品供給に最善を尽くすことで、以上の社会的使命を果たせるように微力を尽くしたく存じます。

大東製薬工業株式会社
代表取締役社長

福井 厚義